母の身体状態が悪く、衰弱が進んだため 老人ホームの医師に呼ばれ
生前意思(リビングウィル)の確認ということでホームと今後の介護方針に
ついて話し合いをした。
医師、看護職員、介護支援専門員、介護職員、生活相談員など
母の介護に携わるケアチーム7人の方々と
そして母、姉、私と1時間ほどの話し合いとなった。
( なにも意思のない母だけど、この日は調子がよくてニコニコ顔で参加する。)
まず医師から診断の説明があり、看護師さんたちが今の状態を報告
自然死(老衰)に向かっているということで急変時はどうするかなど
母の「看取り介護」が検討された。
看取り介護は老人ホーム○○園利用者が医師の診断のもと
回復不能な状態に陥った時に最後の場所及び治療について
本人の意思ならび家族の意向を最大限に尊重して行う。
○○園の看取り介護は、医師による診断がなされたときが
( 医学的に回復の見込みがないと判断したとき )
看取り介護の開始となる。
・苦痛を伴う積極的治療、延命はしないで欲しい
・ホーム内での看取り介護、安らかな尊厳ある最期を望む
(急変時、病院に搬送して「ICU室」などが最期の場にしたくない。)
と家族としての意向をホーム側にお伝えして合意
<看取り介護同意書>にサインする。
母の状態を考えると最良の選択だと考えたい。
何人もの専門職の方の手厚い援助をうけて
いま、母の生活の場であるホームで馴染んでいるスタッフに囲まれ
尊厳ある最期が迎えられる環境であること。
それがいちばんよいのだと思った。
私の出来る事は
「母に寄り添うこと」
そしてそれを支えてくれる職員さんたちへ感謝すること。
どれくらい時間が残されているのかは誰にも判らない。
だけど、その時間をぬくもりのあるものにしなくてはと思った。
母、家族が馴染んでいる老人ホーム内でこのような体制があり
介護を安心してできる場があることに心より感謝したい。
あとは私に必要なのは「明るく!笑顔!」で、かな・・・ (笑)