「とん ことり」の音がして

暮らしの中で 絵本と私

リビングウィル

2008-03-04 09:54:40 | Weblog


        母の身体状態が悪く、衰弱が進んだため 老人ホームの医師に呼ばれ
    生前意思(リビングウィル)の確認ということでホームと今後の介護方針に
    ついて話し合いをした。

    医師、看護職員、介護支援専門員、介護職員、生活相談員など
     母の介護に携わるケアチーム7人の方々と
    そして母、姉、私と1時間ほどの話し合いとなった。
      ( なにも意思のない母だけど、この日は調子がよくてニコニコ顔で参加する。)

    まず医師から診断の説明があり、看護師さんたちが今の状態を報告
        自然死(老衰)に向かっているということで急変時はどうするかなど
    母の「看取り介護」が検討された。

        
           

     看取り介護は老人ホーム○○園利用者が医師の診断のもと
      回復不能な状態に陥った時に最後の場所及び治療について
     本人の意思ならび家族の意向を最大限に尊重して行う。

     ○○園の看取り介護は、医師による診断がなされたときが
           ( 医学的に回復の見込みがないと判断したとき )
     看取り介護の開始となる。

     ・苦痛を伴う積極的治療、延命はしないで欲しい
          ・ホーム内での看取り介護、安らかな尊厳ある最期を望む
      (急変時、病院に搬送して「ICU室」などが最期の場にしたくない。)
     と家族としての意向をホーム側にお伝えして合意
            <看取り介護同意書>にサインする。

     母の状態を考えると最良の選択だと考えたい。
     何人もの専門職の方の手厚い援助をうけて
     いま、母の生活の場であるホームで馴染んでいるスタッフに囲まれ
     尊厳ある最期が迎えられる環境であること。
     それがいちばんよいのだと思った。
     私の出来る事は
           「母に寄り添うこと」
      そしてそれを支えてくれる職員さんたちへ感謝すること。
           どれくらい時間が残されているのかは誰にも判らない。
     だけど、その時間をぬくもりのあるものにしなくてはと思った。
     母、家族が馴染んでいる老人ホーム内でこのような体制があり
     介護を安心してできる場があることに心より感謝したい。
     あとは私に必要なのは「明るく!笑顔!」で、かな・・・ (笑)