私の生まれ育った関西では「からい」というときは「塩辛い」と言う意味と英語で言うところのHOTの意味あいがある。関東なら「しょっぱい」と「かれえ」だろうか。子供の頃カレーライスの味が「かれー」と思っていた。
味覚は普通、①甘い。②辛い。③苦い、④酸っぱい。だったけ?それに⑤痛い=HOTを加える向きもある。しかしながら唐辛子の痛みと胡椒の痛みはやはり違う。でも別の表現をするほどの相違はないと思う。丁度、砂糖の甘味と蜂蜜の甘味が味覚そのものは異なるが同種の味覚と思えることと同じなんだろう。
味覚を色彩に例える料理家が多い。私のイメージは甘い=クリーム色かピンク。辛い=赤 塩からい=水色 酸っぱい=黄色。平凡だが食品の色具合が味覚の色彩に変わっているのだと思う。
アラビアータ。とっても痛かったが、旨かった。不思議な味だ。