暇人短剣符

暇人の日常散策、世界中の友との再会を夢見て日々上昇中。

消えた翡翠博物館(3) ~消滅博物館~

2006-06-12 23:55:33 | Costa Rica 旅史
ブーンまだ、静寂の中エレベーターにて移動しています。
・・・キマズイ

チーン

(おわわ、ついた)

ビジネスマンの二人が降ります。もちろん、閉じ込められたくないのでわたくしもシュタタっと降りました

(・・・で、どこよ。ここ。)

ひとまず、あれです。11階に向かわなくては。ここには博物館の入り口であったり、愛想がよくて美人な受付やSGを持った怖い狩人もいないので、どうやら11階ではないようです。
さて、先ほどの電卓に対峙しました。
「(1)、(1)っと。」
ピコーン「"B"」


・・・・


「B

(なんだろ、バイオハザードみたいになってきたなぁ・・・)
周りをよく見ると、エレベーターごとにA、B・・・と分けられています。なるほど、これはBに乗りなさいということか。
エレベーターBに乗り込みます。そして、若干の移動

(あ~、わくわくするなぁ


・・・・

チーンウィ~~ン(扉が開く音)



・・・・・・沈黙。



「え?なに?ここ・・・・」

そこは、電気もついていない。ガラクタが転がっている廃墟のような階でした。窓からの明かりによってエレベーターの周りは見渡すことができましたが、奥は薄暗く闇が広がっています。

「階を間違えた・・・わけではなさそうだな・・・」

なぜ、翡翠博物館が消えてしまったのでしょうか。
困り果てていると、物音が
ワキャキャ・・・よく見ると、奥にバケツと箒を持ったビルメンテらしきおじさんがいました。フロアには彼しか見つけることができなかったため、恐る恐る彼に訊いてみることにしました。

「¿Dónde está el Museo del Jade?(翡翠博物館ってどこですか?)」

おじさんはしばらく考えるような素振りをして、クイックイッと「ついて来い」といっている様でした。

彼が本当にビルメンテスタッフなのかわかりません。もしかしたら、怪しい人かも知れません。しかし、某旅行案内雑誌にしたがって数多くの日本人がここを訪れ、同じ状況に遭遇したことは確かです。その中の何人かは、私と同じように誰かに出会って同じように言われたはずです。ついてこい、と。

翡翠博物館が消えた謎を知るために、わたくしは彼についていくことを決意しました。


(この謎は、もう我輩の舌の上だっ(実は何も手がかりなし。))

続く!


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あんぽんたん)
2006-06-13 01:12:49
めっちゃ怖いんだけど…(;→д←)

リアルバイオハザードは嫌です

しかもよくおじさんについて行ったなぁ~
返信する
コメントいつもありがとうございます!! (暇人)
2006-06-13 22:21:19
>あんぽんたんさん

う~ん、怖いというかなんかショボーンという感じでしたね。

おじさん悪そうな人じゃなさそうでしたので・・・(連れ去られるタイプ?)
返信する
EV恐怖症 (nyan♪)
2006-06-13 23:45:49
子どもの頃エレベーターに

ひとりで乗るのが嫌で

6階に住んでいたのに階段を使ってた。



エレベーターの怖い夢もよく見た。



実際には1~7階までしかないはずなのに

乗ってたら表示が0階とかB3階とか20階とかで。

そういう怪しげな階で降りたら

暗い狭いエレベーターホールに置き去りにされたり、

ジャングルだったり、高層ジャングルジムだったり、

エレベーターの夢には散々苦しめられたよ。



恐怖の階にはその頃の不吉な数字はおばあちゃんに教えられた4と9だけだったのに

13階が多かった。

後で13が不吉な数と知って余計に怖い思いをしたもんです。



今は別の意味で怖いけど。シン○ラー。。
返信する
コメントありがとうございます! (暇人)
2006-06-13 23:55:30
>nyan♪さん

そうですか~、そんないやぁな思い出があったのですねなんか、お気持ちよくわかるような(今回の実体験により)。

ステレオタイプじゃないですが、ブラジル某所のエレベーターの階ボタンはルーレット状態で、まともに希望の階に止まることすらないそうです。

それから比べればまだよかった方かなと

本当に、たまたま時事ネタでたまらんですよ、エレベーター気をつけよっと
返信する

コメントを投稿