JJ1UBA_nisiの手作りブログ

オーディオアンプ、スピーカ、マイコンを中心に色々なものを手作りしています。
2019年からアマチュア無線も始めました。

AKI.DAC-U2704とトランスを使用したUSB-DACの作成

2013-06-29 12:10:43 | オーディオ
Webサイト情熱の真空管に秋月電子のUSB-DACキットを使用した、トランス式USB DACが公開されていて、高音質で以前より評判になっています。ようやく私も作成しました。

秋月電子のUSB-DACキットと改造部品は、秋葉原で安価(合計で2500円ぐらい)で簡単に入手できるのですが、トランスの入手とコストがネックになり、なかなか製作に着手できませんでした。
ところが。。。レコード全盛のころ購入したMCカートリッジの昇圧トランス(entre' ET-15)が有るのを思い出し作成しました。
今後、本来のMC昇圧トランスとして利用できるようにET-15を分解せずにそのまま利用しました。




◆ET-15スペック:FC2.comより転記)

■型式 MC型カートリッジ用昇圧トランス
■1次インピーダンス 3/40Ω切替
■2次インピーダンス 4kΩ
■昇圧比 30db±0.5dB(3Ω)/20db±0.5dB(40Ω)
■周波数帯域 20-20,000Hz±0.2dB
■チャンネルセパレーション 60dB
■全高調波歪率 0.02%(50-20,000Hz)
ET-15は、MCカートリッジ(レコード針)からの微小信号を昇圧する目的で製作されているので、電磁シールド、静電シールドがしっかりしています。




◆音質:

抜群の定位性の良さと、引締まった低音、弦楽器の艶や弦と弓が擦れる音が魅力的です。
今まで使用していた市販DACとR=2R-DACは卒業です。




◆回路図:

LPF(ローパスフィルタ):
抵 抗 値: 出力電圧との見合いで80Ω
コンデンサ: カットオフ周波数を42kHz(手持パーツの関係で42kHz)で計算


2次側負荷: 手持ちの抵抗(50K,20K,10K,5K,4.7K,2K,1K)で実験し、周波数特性と歪が良好な5KΩを選定
         (2次インピーダンスが4kΩなので当然の値!?)

1次インピーダンス:利得は、20dbで十分なので40Ω

DC遮断コンデンサC5,6:1000μF(情熱の真空管より






◆特性:

周波数特性、歪ともにET-15のスペックを上回ています。

測定環境:ソフト(WaveGen,WaveSpectra),USB-DAC(EDIROL UA-1EX)

出力電圧: 1.71V(0dBFS、47kΩ負荷)
LPF: 80Ω+0.047μF
2次側負荷: 5kΩ






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