晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

ダンゴと海水温

2015年11月30日 | 
11月にはじめてダンゴウオを見たわけですが、
10月、11月は、陸上は記録的な暖かさだったというけれど、
海水温はどうだったのか? 

いつもの神奈川県水産技術センターの東京湾口海況図でチェックしました。
近くの荒崎の水温です。




赤が今年です。11月1日から12月15日までがグラフになっています。
まぁ、べつに特に水温が高いわけではないのですね。

海水温は、、、陸上の気温だけじゃなくて、黒潮なんかの影響を強く受けるんだろうから、
どういう動きになっているんでしょうね?

ちなみに赤丸がダンゴ発見日。

過去の「ダンゴウオと海水温」の整理はこちら。

今回は「18度でダンゴが浅瀬にいた」ということになります。
ま、一例なんでなにがどう言えるものではありませんが…。


11月の海、いろいろ。

2015年11月29日 | 
11月の初ダンゴにヒョウモンダコと興奮の一夜でしたが、
ほかにもいろいろ見えました。



クロシタナシウミウシ。




いっぱいいたのは、カメノコフシエラガイ。
こんなに見たのははじめてですね。10匹や20匹はいたような。




最初なんだろうと思ったけど、
写真も撮ったらミドリアメフラシかな。

ほかのウミウシは…タツナミガイ多数、メリベにクモガタ、あとは、、、ヤマト的なにかぐらいでした。


季節柄タカラガイもいました。





この貝殻の模様からすると…ハナビラタカラガイ?


ふつうのマダコも4~5匹はいました。
みんな小さかったですね。



行動的にも魔王とはずいぶん違うことが分かりました。
マダコくんたちは、人に見つかるとサーッと逃げていくのですが、魔王は逃げないのです。

んー、どうかな? 単に泳いで逃げないだけなのか、でも、逃げなかったかな。



逃げない魔王。



これもはじめて見た。



ミドリヒモムシ。
長くて緑。50~60cmはあったかな。

紐形動物門無針綱リネウス科…。なんじゃそりゃ!?





あと、ハオコゼがいっぱいいました。


今シーズンはいい滑り出しです!

速報! 11月の初ダンゴと驚愕の魔王降臨!!

2015年11月29日 | 
いやー、ここ数年課題だった「ダンゴウオがいつ浅瀬に上がってくるか」問題ですが、
今年、新たな扉を開けました!!


いたのです。11月28日、大潮の真夜中!









ダンゴ玉径が約1cmとさすがにこの時期は小さいです。


去年は12月6日が最初の発見でした

発見できたのはこの1匹でしたが、大満足です。

今回は水温計を忘れたので、実際の海水温を測りませんでしたが、
手を突っ込んだ感じだとけっこう温かくて、どうなんだろう?
また、いつもの海水温データを見てみるか






そして…そして、その後、なんと驚愕の磯の魔王が降臨しました!!




妻が、「あ、タコ…。何ダコ??? あれ、これって!?」と声を上げました。






ええええ! まさか、これって、ヒョウモンダコ!?







ぎゃー!!! 確かにこれはヒョウモンダコだ!!
このコバルトブルーの模様はなに!!! 

すげえ!

こんな時期の夜の磯で!!

真夜中の磯に驚愕の叫びが響きました。



いやー、今晩はすごかった。

その他の生き物はまた今度…。

晩秋の櫛形山

2015年11月23日 | 
三連休は、ちょっと前倒しで櫛形山登山。



ガス後晴れで意外と山行日和でした。



標高1900mぐらいの針葉樹林でピラピラしていました。
あれ? 近所でもおなじみのクロスジフユエダシャク?





けっこう標高も高いし、違う種類かと思ったけれど、
家に帰ってきて調べてもやっぱりクロスジみたい。
生息域が幅広いなあ。





朝焼け。


今回は、アヤメ平から先の丸山登山道を降りました。
あんまり歩かれてないみたいですね。




木の間の富士山。




晩秋の森はいいですね。



林道に降りて、てくてく車道を戻ったのですが、
コガラたちが頭の上でシデの果穂を探っていて、
ぱらぱらと果苞が振ってきたのをキャッチ!



ああ、これはラッキー。


いい山行でした。

お次はアユなんだけどね。

2015年11月11日 | 生き物
なんだろう? なんでこんなに魚の産卵を見たいんだろう?
とにかくお次は多摩川のアユの産卵です。

去年は完全に外しましたが、今年はどうでしょうか?

ちゃんと大潮の今日、半休をとって見に行きました。




15時前には現地到着。意外と曇っていました。



水は笹濁り。


15時半ごろから浅瀬で魚影を見かけるようになり、
けっこうの数が登ってきているように見える…。

魚体がさびっぽくおそらくアユ。
16時、けっこうな数が早瀬で右往左往している。

こ、これは!!!




日も暮れた。



システムチェック。
ライトが狭いな…。


んんん、早瀬でしゃがむ。




あれ? みんなどこ行った???

あんなにいたのに?

川を右往左往するものの…まったくアユの姿は見えず…。

あれれ???


①わたしの存在が影響した(最悪)
②じつは、さっきそこで産卵していた。
③まぁ、その気になったけど、メスがいなくてよ。今日はもういいや。
④そのまま通過してどこかでよろしくやっていた。


んー、どれなんだろう?

とっぷりと暮れて18時過ぎに川を上がりました。



ま、また来年かな。

帰りのアオダイショウ

2015年11月08日 | 生き物
土曜日にヤマメを見た帰り道。

1時過ぎに駅に着いて、ぽくぽく家に向かっていると、
狭い路地で、スマホでなにやら写真を撮ろうとしている人を発見。
近づくと、側溝からヘビが顔を出している!


おおおっ!

「アオダイショウですねえ」といいながら、その人といっしょに写真を撮る。



全長70~80cmぐらい?




6月に、そこから30mぐらい先で見かけたのと、同じ個体かな?


土曜日はジムグリ、アオダイショウと、ヘビな1日でした。

しつこくヤマメを見に行く

2015年11月07日 | 生き物
今週もヤマメを見に行きました。

思うところがあって、いつもよりだいぶ下流に入ってみました。
大きい砂防堰堤の下流なので、渓流の堆砂が少ないかと思ったのです。

おそらくナガレタゴガエルだけじゃなくて、
ヤマメにとっても堆砂はあまり良くないのではないかと想像しています。
渓流性昆虫への影響や、産卵後に砂をかけるけど、
産卵床そのものは砂よりも粒が大きい場所だし。





さすがに上流より少しだけ水量が多い。


おおっと、ヘビだ!



ぜんぜん動かない。




んー、ジムグリかな???




きれい。



堰まで遡行するが、魚影は少なく、
まぁ、結局砂も入ってますね。そりゃそうか…。



堰堤で行き止まり。


林道に戻って、堰堤の上流のいつもの場所に入ります。





ようやく紅葉がはじまっていました。

さくさくと遡行すると、なんか魚影が多い気がします。
過去最高というと大げさですが、全部10匹ぐらいヤマメを見ました。
どれも産卵という感じではなく、そそくさと逃げていきましたが…。

先週、産卵を観察したところに来ると、なんとまだいました。



浅瀬に先週と同じような2匹が泳いでいました。
なんとなく寄り添うことはあるものの、先週のような雰囲気はなく、
産卵モードではありませんでした。

同じ個体なのかな…。



足元の倒木にはヘンなキノコ。




いちばん上流まで行って、そそくさと下る。
途中で、いいサイズ(といっても15~16cmだけど)のが2匹いる場所で粘ってみる。




ん~、やっぱり産卵モードじゃないね。




TG-3も空振り。半水面にしたのに…。


ということで、ヤマメの産卵は終わったのかな?



また来年、10月下旬だな。