西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

ハクソー・リッジ  監督/メル・ギブソン

2017年06月30日 21時42分16秒 | 西京極シネマ
【出演】
 アンドリュー・ガーフィールド
 サム・ワーシントン
 テリーサ・パーマー 
 ヒューゴ・ウィーヴィング

【ストーリー】
第2次世界大戦中、デズモンドは、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。その後、妻と父の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可され…

【西京極の評価】
『沈黙』といい、今作といい、アンドリュー君は毎度毎度、神の声を聞こうと必死になる役柄ばかり演じてますね。映画の構成としてはキューブリックの戦争映画の傑作『フルメタルジャケット』と似ています。前半に過酷な訓練、後半はそれ以上に過酷な戦場。アンドリュー君演じるドスは感情が昂ると人を殺しかねない性格。その性格が怖くて神に救けを求める。「汝、殺すなかれ」と。それで第二次大戦では武器を持たない衛生兵となる訳だが、これがかなり大変。いつ殺されるかもしれないのに、自分は反撃できないってのは恐ろしい。メル・ギブソンって自虐的な主人公を描くのが好きですね。これが実話だって言うのがホント、信じられない。

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆☆★

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宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第二章 発進篇 監督/羽原信義

2017年06月28日 23時51分38秒 | 西京極シネマ
【声の出演】
 小野 大輔 (古代 進)
 桑島 法子 (森 雪)
 鈴村 健一 (島 大介)
 大塚 芳忠 (真田 志郎)

【ストーリー】
ガミラスの大使バレルに惑星テレザートと女神テレサの物語を聞いた古代進は、地球への帰還後、コスモリバースシステムが地球にもたらした問題点を知る。平和を願うテレサのメッセージに応えるべきだとの思いを強くした古代は、防衛軍上層部の反対を押し切り、ヤマトのクルーたちと一緒に出航を決意。一方、太陽圏に侵攻したガトランティス先遣部隊が第十一番惑星に向かっており…

【西京極の評価】
今回は元乗務員がヤマトに立て籠もって、地球連邦政府の制止を振り切って惑星テレザードへ向けて旅立つってところまでが主なお話。体制に叛旗を翻すってのは僕の好きな展開なので、その点は満足してます。ただ、やはり前回同様出渕演出にくらべて外連味が少なくて絵創りが地味。女子成分も前シリーズよりかなり減退してるのも不満点かな。その分イケメンガミラス人がレギュラー入りさせてますが、メインの客層のオヤジに対する集客効果は…ないだろうなw取り敢えず10月公開予定の第三章 純愛篇も観ますけど…“純愛”って何やねん?

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆★
 演出/演技 ☆☆☆★★
 映像/特撮 ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆★★★

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6/25 第20節 ツエーゲン金沢戦 (京都・西京極競技場)

2017年06月25日 22時40分42秒 | サンガ観戦レポート2017
京都タラレバサンガ、負の連鎖

アウェイで湘南に敗れ、続いていた連続不敗記録が途切れ、
その4日後には天皇杯初戦でJ3沼津にもガチメンバーで完敗。
ついこの前までは「どこと対戦しても負ける気がしない」と思っていたのに
今ではすっかり「どこと対戦しても勝てる気がしない」に。
とは言ってもJ1昇格をチームの目標に据えている限りはここが踏ん張り所。
ホームでは5節で長崎に負けて以来まだ5試合負けなしである。
せめてこの記録は途切れて欲しくないし、引き分けではなく勝って欲しい。

今日の対戦相手はJ3降格争いに片足を突っ込んだままの18位金沢。
金沢さんには悪いが、きっちり勝って再浮上のきっかけとしたい。

ここまで天候には恵まれてきたサンガだったが、
この日は朝から雨が断続的に降るあいにくの天気。
濡れるのは覚悟で西京極へ向かった。

天皇杯の沼田戦で下畠が負傷したのでその代役を誰にするのかを考えた。
普通に考えればソメだろうし、久々に闘莉王を起用する手もある。
沼津戦唯一の収穫だったセルの実戦復帰も考えると前線か中盤での起用もあるかも…
とか考えていたのだが、布部サンの採用したスタメンは…

【サンガのスタメン】
 GK:菅野
 DF:石櫃、高橋、麻田、本多
 MF:吉野、ハ・ソンミン、小屋松
 FW:ケヴィン・オリス、エスクデロ競飛王、岩崎
SUB:清水、田中マルクス闘莉王、染谷、内田、仙頭、イ・ヨンジェ、大黒

ゲゲゲ!!
麻田クンをいきなり先発センターバック起用ですか?
(下畠)翔吾OUTで(麻田)将吾INですか…イヤ、まあ…
良い結果に繋がれば本人はもちろんチームも厚みが出るのは確かだけど、バクチやな。

セルのFW起用は予想通り。
こっちもケヴィンとフィットすると攻撃のオプションが増えるんだけど…

【試合感想】
試合内容は思い出したくもないが…我慢して書きます。

前半の入りは悪くはなかった。
少なくとも沼津戦のようなダラダラした動きではなかった。
期待したセルも前線でキープして惜しいシーンも作っていたし、
セルや悠人とのコンビネーションも悪くないと思った。

だがそれは20分過ぎに破綻した。
それまで防戦一方に見えた金沢のカウンター攻撃があっさりサンガの最終ラインを突破。
青天の霹靂のような先制点を許すと、今度はその10分後に左サイドをえぐられて
入れたクロスにニアで受けた中美がシュート。追加点。
そのいずれもウチのCB二人の守備ミスから取られた失点。

それでもサンガの守備崩壊は止まらない。

そのまた10分後の前半終了間際にも失点し、
フットボールにおいては致命的とも言える3失点目を喰らう。

ハーフタイムでミス続きの麻田に代えてソメを入れて守備は安定したが、
3失点してからではいくらなんでも遅過ぎた。
同じくハーフタイムで悠人に代えてヨンジェを入れ、彼が執念のゴールを決めたが
試合をひっくり返す事は出来なかった。

試合前、コールリーダーとも話して「とにかく諦めムードを払拭したい」と言っていた。
その甲斐あってか、3失点した直後も応援は途切れなかったし、
試合終了のホイッスルが吹かれるその瞬間までサポーターは雨の中応援し続けていた。
今日のサポーターの応援は称賛に価すると思う。
この諦めない強い気持ちがサンガ選手らの心に届いていると信じたい。

さて、今日の敗戦でかなり状況は厳しくなった。
J1昇格どころか再びJ3降格争いに巻き込まれかねない状況である。
今日の負けは今日だけに原因があるのではない。
タラレバで語りたくはないが…

下畠が沼津戦で怪我をしていなけレバ…
天皇杯で監督がターンオーバーしてくれていタラ…
そもそも監督未経験者に今年のサンガを委ねていなけレバ…
さらに遡って大木監督の時にJ1昇格を果たしていタラ…


嗚呼、鬱だ…

これまで僕は布部サンに対しては比較的擁護してきた。
だけど、流石にもう限界だ。
このところ布部サンの打ったバクチは悉く裏目に出ている。
今のこの人には引き出しがないし、運もない。
取り返しがつかなくなる前に監督の首を挿げ替えるべきだ。

J1に戻ろうとクラブが本気で考えているならば
まずそこからメスを入れないといけない。


【試合結果】 京都1-3金沢

【観客数】 4,410人

【得点者】
 京都 :イ・ヨンジェ52
 金沢 : 宮﨑22、中美34、佐藤44

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:菅野5.5
 DF:石櫃6、高橋4、麻田3.5(HT 染谷5.5)、本多6
 MF:吉野5、ハ・ソンミン5(70分 仙頭5.5)、小屋松5.5
 FW:ケヴィン5、エスクデロ5.5、岩崎5(HT イ・ヨンジェ6)

【今日の私的MOM】
 サポーター : 最後まで選手を信じて応援を続けた。気持ちは選手に届いたか?



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新八犬伝(起承転結 全4巻) 石山 透/著  角川書店

2017年06月24日 14時02分40秒 | 西京極の本棚
【紹介文】
時は室町時代、安房の国は里見城で打ち首となった玉梓の祟りに立ち向かうため、伏姫は犬の八房とともに己の胎内から八つの珠を持つ八犬士を生み出す。十数年後「孝」の珠を持つ犬塚信乃は、父の形見名刀村雨を、さもしい浪人網乾左母二郎にだまし取られ、恋人浜路とも離れ離れになるがそれらはすべて、玉梓が怨霊の仕業だった。『南総里見八犬伝』の大胆な解釈のもと、大人気を博した人形劇を、脚本家自ら書き下ろした完全小説版!

【総合評価】 ☆☆★★★(満点は☆5つ)
 ドラマ性 ☆☆★★★
  独創性 ☆☆★★★
 読み易さ ☆☆☆☆★

【西京極の読後感想】
僕が小学生だった時にNHKで放送されていた「新八犬伝」。仲間内で流行った台詞「たぁまずさがおぉ~んりりょうぅ~」とか「いざとなったら珠を出せ」とか。懐かしくてストーリーを思い出したくて買いました。読んでみると小説というよりはプロットそのままって感じ。矢継ぎ早に事件が起きてはすぐ解決の繰り返し。読み易くはありましたが、深みはあまりありません。当時の人形劇をご存知の方ならその辺を承知の上でお読みくださいませ。

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