西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

沈黙-サイレンス-  監督/マーティン・スコセッシ

2017年02月01日 21時08分57秒 | 西京極シネマ
【出演】
 アンドリュー・ガーフィールド
 アダム・ドライバー
 リーアム・ニーソン
 浅野 忠信
 窪塚 洋介

【ストーリー】
江戸幕府によるキリシタン弾圧が激しさを増していた17世紀。長崎で宣教師のフェレイラが捕まって棄教したとの知らせを受けた彼の弟子ロドリゴとガルペは、キチジローの協力で日本に潜入する。その後彼らは、隠れキリシタンと呼ばれる人々と出会い…

【西京極の評価】
“神”っていうものは信じる者の心の中にそれぞれ存在していて同じ宗教、同じ宗派であっても、それぞれ微妙に違っているものだと思うのです。それを“真理”などという普遍性を説こうとするから争いが起こる。今や世界的な脅威となっている宗教テロもその一つ。この映画をキリスト教徒が観るのと、仏教徒が観るのとでは全然印象が違うと思います。観ている神の形が違うのですから当然です。無宗教な僕からすれば「お互い好きな神や仏を信じれば良いじゃないか」と思ってしまう。信じる自由もあれば、信じない自由もあるはず。どうにもやるせないお話でした。
イッセー尾形が演じた長崎奉行・井上様の(西洋人から見ると)薄気味悪さが印象的でした。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

人気ブログランキングへ
『映画・DVD』 ジャンルのランキング
コメント (4)   トラックバック (38)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« マグニフィセント・セブン ... | トップ | 岳飛伝(一~三) 北方謙三/... »
最近の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (atts1964)
2017-02-02 09:07:13
宗教という意味では信仰心は私も薄いんで、ごもっともだと思いますね。欧米のキリスト教の強い国、人種では、日本はとんでもない国だと思われるんでしょうかね?
歴史背景を知っている日本人なら、幕藩体制創生期に、こんな異質な宗教が入ってくること自体、とんでもない事態だったというのは大変頷けるところでしたし、硬軟織り交ぜた政策がかえってリアルでした。
こちらからもTBお願いします。
atts1964サンへ (西京極 紫)
2017-02-02 21:38:54
いつもコメントありがとうございます。

>欧米のキリスト教の強い国、人種では、日本はとんでもない国だと思われるんでしょうかね?

そこはまぁお互い様だと思いますけどw

>硬軟織り交ぜた政策がかえってリアルでした。

当時のリアルな日本の風土が感じられる点では
今作はとても珍しいハリウッド映画でしたね。

真理とか言っちゃうから衝突しちゃうんですよね。
信仰って難しい…
布教の目的 (もののはじめのiina)
2017-02-08 09:44:48
ポルトガルは布教を進めた後に、植民地化する戦略を隠しています。それを知った秀吉や家康がキリスト教を危険視し、キリスト教を禁止にしました。

それに、キリスト教は一神教ですから他の宗教を否定します。仏教徒が神社に詣でるという日本的なおおらかささえ否定します。
日本は宗教に関し、いい加減といえばその通りですが、八百万の神にいる日本こそ素晴らしい宗教観といえなくもありません。

こんな話が残っています。
ザビエルが日本にはじめて布教したとき、お年寄りが「あなたが日本に来たので、キリスト教を知ることができたけど、知らないまま死んだら我々は天国に召されないのでしょうか」と尋ねたそうです。ザビエルはその通りですと答えざるを得なかったそうです。

ザビエルは、そのことを本国に 「日本人たちは、まるで哲学者のよう」 と書き送っています。

iinaさんへ (西京極 紫)
2017-02-08 23:11:56
コメントありがとうございます。

>八百万の神にいる日本こそ素晴らしい宗教観といえなくもありません。

同感です。
相手の考えや信条を否定するところから始めては相互理解は深まりませんからね。

>ザビエルは、そのことを本国に 「日本人たちは、まるで哲学者のよう」 と書き送っています。

この『沈黙』でもキリスト教信者の国イスパニアよりも日本人の方が合理的で論理的でしたね。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

38 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
沈黙 サイレンス / Silence (勝手に映画評)
構想26年。マーティン・スコセッシによって、遠藤周作の小説『沈黙』の映画化。 159分にも及ぶ長い作品ですが見せます。流石にスコセッシですねぇ。それともちろん、遠藤周作の作......
沈黙 ~サイレンス~ (ごみつ通信)
Silence 2017年/アメリカ・イタリア・メキシコ (監)マーチン・スコセッシ (演)アンドリュー・ガーフィールド アダム・ドライバー キアラン・ハインズ リーアム・ニーソ......
タイトルデザイン_47 BIG FILM DESIGN『沈黙‐サイレンス‐(Silence)』マーティン・スコセッシ監...... (映画雑記・COLOR of CINEMA)
『沈黙‐サイレンス‐』Silence 原作 : 遠藤周作監督 : マーティン・スコセッシ出演 : リーアム・ニーソンアンドリュー・ガーフィールドアダム・ドライヴァー窪塚洋介、浅野忠信イッセ......
沈黙 -サイレンス-・・・・・評価額1750円 (ノラネコの呑んで観るシネマ)
神はどこにいるのか?なぜ沈黙するのか? 江戸初期、キリシタン弾圧下の日本を舞台に、棄教した師を探すため日本に潜入したカトリック司祭たちの苦悩を描く遠藤周作の傑作小説......
沈黙−サイレンス− (佐藤秀の徒然幻視録)
公式サイト。遠藤周作原作、原題:Silence。マーティン・スコセッシ監督。アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライヴァー、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー ......
【映画】沈黙 ーサイレンスー (アリスのさすらい映画館)
 沈黙 ーサイレンスー(2016) アメリカ 原題:Silence 監督:マーティン・スコセッシ 脚本:ジェイ・コックス/マーティン・スコセッシ 出演:アンドリュー・ガーフィールド...
沈黙 サイレンス (セレンディピティ ダイアリー)
遠藤周作の名作「沈黙」を、マーティン・スコセッシ監督が28年の構想を経て映画化した作品、「沈黙 サイレンス」(Silence)を見ました。幕府によるキリシタン弾圧が行われてい......
『沈黙 -サイレンス-』 遠藤周作からスコセッシへ (映画批評的妄想覚え書き/日々是口実)
 『ミーン・ストリート』『タクシードライバー』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などのマーティン・スコセッシ監督の最新作。スコセッシが28年もの長い間企画を暖めていた......
教科書の中だけでは見えない事。『沈黙 -サイレンス-』 (水曜日のシネマ日記)
遠藤周作の小説「沈黙」を実写版映画化した作品。17世紀、キリシタン弾圧の嵐が吹き荒れる江戸時代初期の長崎を舞台に来日した宣教師の目線で描かれた物語です。
沈黙 -サイレンス- (だらだら無気力ブログ!)
重厚な内容だった。
沈黙 (映画的・絵画的・音楽的)
 『沈黙-サイレンス-』を吉祥寺オデヲンで見ました。 (1)予告編を見て映画館に行ってきました。  本作(注1)の冒頭では、暗闇の中でしばらく虫の声がします(注2)。  その......
劇場鑑賞「沈黙 -サイレンス-」 (日々“是”精進! ver.F)
魂のあるべき姿… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201701240000/ 沈黙改版 [ 遠藤周作 ]
沈黙 -サイレンス- (atts1964の映像雑記)
2017年作品、マーティン・スコセッシ監督、アンドリュー・ガーフィールド主演。 17世紀。 江戸初期頃の日本では、幕府により厳しいキリシタン弾圧が行われていた。 日本で......
映画『沈黙-サイレンス-』★“為すべきことを為せ”に“自悶自闘”する (**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**)
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/171243/ ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。 原作:遠藤周作 監督:マーティン・スコセッシ 江戸時代、キリシタン弾圧下の......
沈黙 -サイレンス- (Akira's VOICE)
沈思黙考を促される映画。
沈黙 -サイレンス- (信州諏訪発気まぐれ親父のブログ)
江戸幕府によるキリシタン弾圧が激しさを増していた17世紀。長崎で宣教師のフェレイラ(リーアム・ニーソン)が捕まって棄教したとの知らせを受けた彼の 弟子ロドリゴ(アンドリ......
沈黙 -サイレンス- ★★★★★ (パピとママ映画のblog)
遠藤周作が信仰をテーマに、世界の不条理と人間の本質に深く迫った日本文学の金字塔『沈黙』を、長年映画化を熱望してきた巨匠マーティン・スコセッシ監督が、原作との出会いから......
『沈黙-サイレンス』 外からの視線 (Days of Books, Films )
Silence(viewing film) 切支丹時代の歴史を読んでいると、今の
沈黙―サイレンス― (映画と本の『たんぽぽ館』)
どんなに信じ、求めても、神は沈黙するのみ * * * * * * * * * * この日は、「未来を花束にして」と本作の2本はしごだったのですが、 どちらも重い!! 人が......
「沈黙-サイレンス-」 (prisoner's BLOG)
タイトルに合わせたのかどうか、音楽がほとんど使われていない。メイン・タイトルでもエンド・タイトルでも虫の声などが流れるだけなのだが、十曲くらいの曲名がクレジットされる......
「沈黙 サイレンス」、遠藤周作の小説をマーティン・スコセッシが映画化! (ひろの映画見たまま)
おすすめ度 ☆☆☆☆ 162分と大作なのと、全編シリアスなつくりなので、気合を入れて見ないと この原作は、すでに。篠田監督により映画化されている。 今回は、スコセシ監督......
沈黙 -サイレンス- (★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★)
【SILENCE】 2017/01/21公開 アメリカ 162分分監督:マーティン・スコセッシ出演:アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライヴァー、浅野忠信、キアラン・ハインズ、窪塚洋介、笈田......
『沈黙-サイレンス-』 (こねたみっくす)
ここにはいない神を信じるのか。それともここにある現実を受け入れるのか。 なぜ神は沈黙するのか。「信じる」とはいったい何なのか。ほぼ音楽のない映画が問い掛ける。28年間の......
沈黙 (もののはじめblog)
1971年(昭和46年)に篠田正浩監督が映画化した『沈黙』を映画館で見ているが、原作を読んだかどうか忘れてしまった。 江戸時代のキリシタン弾圧下の長崎が舞台。神を信じて過酷な......
「沈黙」☆そこに真理あり (ノルウェー暮らし・イン・原宿)
救いを求めて信仰してきたのに逆に不幸のどん底へ落ちて行く貧しい農民と、真理を見つけられずに苦悩する司祭が見えない網に絡めとられて身動きできなくなる姿があまりにも過酷で......
沈黙-サイレンス- (風に吹かれて)
苦渋の選択 公式サイト http://chinmoku.jp 原作: 沈黙(遠藤周作著/新潮文庫)監督: マーティン・スコセッシ 17世紀、江戸初期。日本で布教活動を行っていたポルトガル人宣教師......
沈黙 -サイレンス-/SILENCE (我想一個人映画美的女人blog)
真の信仰とは何か? なぜ神は沈黙しているのか? マーティン・スコセッシ監督が'88年に原作と出会ってから28年の時を経てついに完全映画化。 原作は戦後日本文学の最高峰と...
沈黙~サイレンス (シネマ日記)
キリシタンが弾圧を受けていた江戸時代。師匠のフェレイラ神父リーアムニースンが弾圧された結果、棄教し、日本名を名乗り日本で暮らしているというウワサを聞いた弟子のロドリゴ......
沈黙 (シネマと虎とグルメたち)
しばらく車を動かしていなかったので、アイドリングを兼ねて前回に続き四条畷のイオンシネマに行った。 映画は遠藤周作原作でマーティン・スコセッシ監督による「沈黙 -サイレン......
宗教の自由がある時代にうまれてよかったわ~。~「沈黙ーサイレンスー」~ (ペバーミントの魔術師)
ま~ふだんなら見ないタイプの作品ですわな。(;^_^Aでも不思議と長くは感じませんでした。重たいんだけども前のめりでみれたかな。窪塚洋介のユダ感半端ないね。最後の江戸でのシー......
沈黙-サイレンス (映画好きパパの鑑賞日記)
 信仰をめぐる遠藤周作の名作を30年近くかけてマーティン・スコセッシ監督が映画化。長時間、真面目でアメリカになじみが薄い題材のため、オスカー候補は逃しましたが、昨年のア......
「沈黙 サイレンス」 (元・副会長のCinema Days)
 (原題:SILENCE )かなりの力作で、長い上映時間も気にならない。劇中で提示されているモチーフはもちろん、時代背景など多岐に渡って知識を深めたくなるような訴求力も兼ね備え......
『沈黙‐サイレンス‐』 (beatitude)
17世紀。江戸初期頃の日本では、幕府により厳しいキリシタン弾圧が行われていた。日本での布教活動に情熱を注いでいた高名な宣教師フェレイラが捕らえられ棄教したとの報に接した......
「沈黙−サイレンス−」沈黙の先にみる生きる為に信仰を心を封じて生きた人たちの生き様 (オールマイティにコメンテート)
「沈黙−サイレンス−」は江戸時代初期に来日したキリスト教の神父がキリスト教の迫害の現実を目のあたりにしながらも日本で生き続けていく姿を描いたストーリーである。江戸時代......
[映画『沈黙-サイレンス-』を観た] (『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭)
☆・・・観て来ました。  「沈黙」シリーズ最新作、セガールがバッタバッタと悪を倒してくれまする・・・、ではなく、リーアム・ニーソンは出てきますが・・・^^;  宣教師......
沈黙 サイレンス (空色のきもち)
映画ファンの友人より、ミッションを課せられる。 以前、星野博美さんの『みんな彗星を見ていた』をすすめた人だ。 「遠藤周作の『沈黙』、映画化!」 「監督は、マーティン・......
沈黙 -サイレンス- (C’est joli ここちいい毎日を♪)
沈黙 -サイレンス- '16:米 ◆原題:SILENCE ◆監督:マーティン・スコセッシ「ウルフ・オブ・ウォールストリート」「ディパーテッド 」 ◆主演:アンドリュー・ガーフィールド、リー...
沈黙 -サイレンス- (C’est joli ここちいい毎日を♪)
沈黙 -サイレンス- '16:米 ◆原題:SILENCE ◆監督:マーティン・スコセッシ「ウルフ・オブ・ウォールストリート」「ディパーテッド 」 ◆主演:アンドリュー・ガーフィールド、リー...