西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

7/31 第26節 セレッソ大阪戦 (京都・西京極競技場)

2016年07月31日 23時35分33秒 | サンガ観戦レポート2016
試合前に降った雨が上がり、後光の様な虹が…コレぞ吉兆!と思ったのだが…

昇格ライバルとの大一番、想定外の大荒れの末…

プレーオフ圏内3位と5位の直接対決、京阪ダービー。
セレッソは直近2試合に連敗、対サンガ戦でもホームで負けている。
きっと絶対に勝つという気構えで向かってくるに違いない。
こういう相手との試合で挙げた勝利には勝ち点6、いやそれ以上の価値がある。
逆に負ければチームの受けるダメージは計り知れない。
京都にとってはまさに大一番である。

試合当日は真夏日。その上湿度もハンパなく高い。
サッカーをやるにも、観るにも、厳しい天候である。
それ相応の覚悟を決めてスタジアムに着いてみると、いきなり雨。
涼しくなって良かった反面、セッティングした応援旗はびしょ濡れ。
乾燥重量の約3倍の重さとなり、試合前の練習で最早ガス欠。 キツ~ッ!!!!
まぁ、涼しくなってサンガの選手のパフォーマンスが90分間維持出来たら良いか。

【サンガのスタメン】
 GK:菅野
 DF:石櫃、菅沼、下畠、本多
 MF:堀米、吉野、佐藤健、山瀬
 FW:エスクデロ競飛王、イ・ヨンジェ
SUB:清水、染谷、内田、國領、ダニエル・ロビーニョ、有田、キロス

前節喰らったイエローカードでアンドレイが出場停止。
代役に抜擢されたのは先日広島からレンタル移籍してきたばかりの吉野。
練習場でのプレーは評判が良かったので期待したい。
そして怪我で離脱していた山瀬とヨンジェも先発復帰。
古巣に恩返ししたかっただろうソメはベンチ。 翔吾が菅沼とCBでコンビを組む様だ。
なんだかいろいろ大幅にメンバーをいじってきたマルさん。 大丈夫か?

試合直前には雨も上がり、虹まで架かった。
コレ、吉兆?

【試合感想】
サッカーの恐ろしさを実感した90…いや97分間だった。

まず前半。
セレッソもサンガも激しいプレスの掛け合い。
ボールを奪ったらセレッソは早めに2トップ(杉本とリカルド・サントス)に入れる。
サンガの方はいつも通り攻め急がず細かくパスを繋いでいく戦術。
ただ両チームともゴール出来ない。
セレッソはシュートの精度がなく、菅野のナイスセーブもありノーゴール。
サンガもゴール前までボールを運ぶものの決定的なチャンスには至らず。
スコアレスのままハーフタイムを迎える。
エンジンのかかるのが遅いサンガにとって、この展開は想定内
セレッソに先制を許さない事こそ肝要というのが僕の戦前の想いでしたから。

そして問題の後半。
誰も予想しないような展開が待っていた。
後半15分過ぎ、サンガが得たコーナーキック。キッカーはゴメ。
ゴメの入れたボールを菅沼がヘッドで合わせてまんまと先制!

イケるぞ!

さらにその2分後、菅沼が最終ラインから縦に入れたボールをセルがキープ。
相手DFを躱して飛び出してきたキーパーの頭を超すループを決めて2点目!!

さらにさらにその2分後、ヨンジェの突破からのパスを受けたゴメがシュート!
一旦弾き返されるも詰めて来た山瀬が押し込んでなんと3点目!!!
失点して前懸かりとなった相手に対するお手本の様なカウンター攻撃でした。

祭りじゃ!祭りじゃ!サンガ祭りじゃあ!!

約5分で一気に3点差の楽勝ムードに。
これが良くなかった。
選手もサポーターも「勝った」と過信してしまった。
サッカーで3点差は“負ける事のない点差“である。
結果から言ってしまえばたしかに“負けはしなかった”。
だが、その後3失点して引き分けてしまった。
これは明らかにサンガの作戦の混乱によるものだ。
最初に相手のセットプレーから失点した時、
守備に徹して逃げ切るのか、
それともリスク覚悟でもう一点獲りにいくのか、
そこのところの意思疎通が選手間で出来ていなかった様に僕には見えた。

こういう試合展開にウチは慣れていない。

1点差でロスタイム7分という、
気が遠くなるようなシチュエーションに結局耐えられなかった。
ロスタイム残り3分で同点にされ、ようやく意思統一がなされた。
最後の瞬間まで遮二無二ゴールに迫ったが、決められなかった。

3点差を追いついたセレッソにしてみれば
「負け試合を引き分けに持ち込んだ」事で勝ったような気分だと思う。
3点差あったのだから満足のハードルを下げざるを得なかったはずだ。
昇格ライバルとの勝ち点差を縮められる事もなかった訳だし
贅沢は言ってられないよね…というところだろうか?

一方のサンガはといえば、
「完全なる勝ち試合を落とした」イメージしか残っていない。
サポへの挨拶に引き上げてくる選手らの表情も冴えない。
自分たちのメンタル面の脆弱性が浮き彫りになった訳だし、
上位陣に詰め寄る貴重なチャンスを失した…これははっきり言って痛い。

吉野クンはいきなり起用で難しいところもあったとは思うが、
まだ周囲との連携が取れていない様に思った。
前節の様に一平を使うか、以前試した様に山瀬をボランチに入れた方が良かったかも。

とはいえ、もう済んでしまった試合をクドクドぼやいても詮無い事。
山瀬とヨンジェがチャンと使える事が判ったという良い話題もあった。
気持ちを切り替えて次節に繋げていくしかない。

次もホームだ。
今度こそ勝とう!


【試合結果】 京都3-3C大阪

【観客数】 12,042人(久々の一万人越え…だからこそ勝ちたかった)

【得点者】
 京都 : 菅沼63、エスクドロ65、山瀬67
 C大阪 : 山下75、杉本76、90+4

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:菅野6
 DF:石櫃5.5、菅沼6、下畠5.5、本多5.5
 MF:堀米5.5(90+6分 ロビーニョ-)、吉野5、佐藤健5.5、山瀬6(85分 内田5)
 FW:エスクデロ6、イ・ヨンジェ5.5(78分 有田5.5)

【今日の私的MOM】
 菅沼 駿哉 : 最後は追いつかれたが、先制ゴールはチームに勢いをもたらした

【サンガの現在成績】 11勝10分5敗 勝ち点43 6位↓

シン・ゴジラ   総監督/庵野秀明

2016年07月29日 23時47分51秒 | 西京極シネマ


【出演】
 長谷川 博己
 竹野内 豊
 石原 さとみ

【ストーリー】
東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。首相官邸での緊急会議で内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)が、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。その後、海上に巨大不明生物が出現。さらには鎌倉に上陸し、街を破壊しながら突進していく。政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、“ゴジラ”と名付けられた巨大不明生物に立ち向かうが…

【西京極の評価】
待ちに待った庵野ゴジラ、遂に解禁!結論から言うと期待通りの出来栄え。待ってた甲斐がありました!ネタバレにならない範囲でレビューするならば、とことんリアリズムを追及した結果、地味な群像劇がエンタメに昇華された映画と言えます。ギャレス版のハリウッド大作とはまったく逆ベクトルに舵を切る事で、あの3.11を経験した日本人にしか創れない物語に仕上げた庵野総監督の発想力に脱帽しました。限られた予算をどこに突っ込み、どこを安く上げるか…その辺のバランスも素晴らしい。今作のゴジラは無表情で怖い。そして放射能火炎(ビーム?)発射のシーンは…震えますwターゲットを完全に大人に絞っているのでどの程度ヒットするか判りませんが、特撮に興味のある大人は絶対観るべきだと思います。演者らも気合入ってました。長谷川博己が初めて「カッケー!」と思えました。劇中の音楽には伊福部先生の楽曲が使われていて「庵野、こだわってるな~」と思わせられました。『進撃の巨人』で散々な評価だった樋口監督も庵野秀明という良いCPUと組み合わせる事で良いパフォーマンスを発揮する描画エンジンである事がこれで証明されましたね。

これはエヴァの出てこないエヴァだ

【総合評価】 ☆☆☆☆☆(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆☆
 演出/演技 ☆☆☆☆☆
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆☆☆

おまけ:
京都で最も早い上映回がたまたまMX4Dだった為、これを選択。高額料金(諸々込みで3000円)を支払って鑑賞しました。が、はっきりいって体感演出は本作に関しては邪魔でした。誰視点で観せたいのかまったく解らず、座席が揺れたり、ミストが噴射される度に現実に引き戻される。カットが切り替わってからも画面にミストが残り、視界が悪くなるという逆効果。映画館の営業妨害をしたくはありませんが、個人的には通常上映形式での鑑賞をお薦めします。大丈夫!それでも十分面白いから!

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吉野IN、荻野OUT

2016年07月26日 20時57分18秒 | サンガ雑記
キロスIN、雅俊OUTの交代カードに続いて…

吉野恭平選手 サンフレッチェ広島より期限付き移籍加入のお知らせ
荻野広大選手 カマタマーレ讃岐へ期限付き移籍のお知らせ

紫ユニから紫ユニへ。
ボランチもこなせるディフェンダー吉野。
今、ウチはボランチは手薄なので期待大。

荻野クンはトップ昇格してすぐ昨年末の天皇杯で出場した逸材。
今年はリーグ戦デビューすると信じていたが、出番なし。
良いモノは持ってる選手なので讃岐で北野サンに鍛えてもらっておいで!

さてさて…ここらで補強は打ち止めかな?
移籍市場終了まであと5日。

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戦国武将の御宅拝見43 - 吉川広家 / 岩国城 -

2016年07月25日 21時31分54秒 | お城探訪
毛利元就の「三本の矢」の教えを受けた息子3人のうち、次男・元春が養子に入った吉川家。
その元春の三男、吉川広家が関ケ原戦後、岩国3万石に転封された際に築城されたのが岩国城。

錦川を天然の外堀とする標高200mの横山山頂に築かれていて、
山頂まではロープウェイで上がれます。

冒頭の写真は城下町から城山へ渡る為の橋として架けられたのが有名な錦帯橋
アーチが三つ連なる優美なデザインの木造橋です。
その遥か右奥の山頂にある岩国城が確認頂けるだろうか?

錦帯橋の傍らの河原が無料駐車場になっていて、ここに車を停めて橋を渡ります。
(雨で川が増水したらこの駐車場使えないよな…きっと)

錦帯橋を渡るのは有料。
今回は岩国城の見学も兼ねているのでセット料金940円のチケットを購入。
さあ錦帯橋渡るぜ!

このアーチ型の橋、段差が微妙に変化するので、渡るのに注意が必要。
足元を気にせず歩こうとすると、かなりの高確率で転ぶハズw
美しい橋だが、バリアフリーとは言えませんナ。

錦帯橋を渡り切ると吉香公園(きっこうこうえん)という公園が整備されています。
岩国藩の武家屋敷などの遺構もあるが、噴水や芝生などもあり、とても綺麗。
岩国市民や観光客の憩いの場となっていました。
 三代目藩主・吉川広嘉公の像
この吉川広嘉が錦帯橋を架けた時の藩主(三代目)です。
 藩家老・香川家屋敷
 旧目加田家住居
 同じく旧目加田家住居内部の様子
 旧目加田家住居の裏側 井戸や納屋がある

城山の麓にあったであろう藩庁は今は無く、址は神社などになっている様だ。
その辺りにロープウェイの麓駅があります。
2基のゴンドラが交代で往復して15分毎に発車する。
約5分程度で山頂駅に到着。 下の写真は山頂駅から下界を写したもの。
 このあたりで標高170mとか言ってたな…

ここからの登城ルートは2つ。
一つは道幅が広く傾斜が緩やかな大釣井側の舗装されたルート。
もう一つは道幅やや狭く山道そのままの大手門側のルート。
ここは当然正規ルートである大手門ルートで行きましょう!
 大手門側ルートの石垣
この大手門ルートですが、山道と云っても備中松山城みたいに険しくはありません。
スニーカーとかならフツーに歩けます。
で、数分程度歩いたら大手門なのですが、この大手門、
「え、これがそうなの?!」と思わず我が目を疑う様なショボい木組みの門。
 左端にある木組みが大手門!?
広家が築いた岩国城は1608年に竣工したが、そのわずか7年後、幕府の命によって廃城棄却された。
その際大手門も壊された(あるいは麓の藩庁舎の築材等に流用された)のではないかと推測します。

このショボい大手門をくぐるとすぐそこが天守です。
 岩国城模擬天守(裏面)
 天守側面
この天守、広家が建てた天守とは全く別物の昭和37年竣工した鉄筋コンクリート製。

当時のものとは違うとは言っても、その南蛮風の張り出した4重6階の天守は特徴的。
セットチケットで中に入ってみるといきなり恐ろしく長い太刀が飾られていました。
 な、長っ!?
こんな刀振れるのは佐々木小次郎くらいでしょ!?
…と思ったら、奉納用の刀で本物じゃなかったw

他にもここは本物の刀が大量に展示されてありました。
 鉄砲と槍
 城址から出土した石の鯱
 吉川家の(?)鎧
最上階からの眺めはなかなかの絶景。
瀬戸内に向かって蛇行する錦川とそこに架かる錦帯橋、
さらに遠方には四国・伊予の国まで見えました。


天守を後にして他の遺構を見て回りつつ舗装路コースを逆に降りていく。
 復元天守台跡
そもそもここにあったのかどうか定かではないが、城址から発掘再築した天守台。
模擬天守から20mほど離れた場所にありました。
徳川と毛利宗家に対する気遣いで破却せざるをえなかった岩国城天守。
広家公、さぞや無念であったでしょう。
(天守破却の翌年、広家は藩主の座を子の広正に譲っている)

 空濠
写真では分かり難いと思いますが、岩国城の空濠はなかなか立派です。
ですが、この山を登ってくるだけでも十分守備が堅いと思うのですが、空濠って必要?

 大釣井
岩国城の生命線である井戸です。 これが超デカい!
飲料水としての役割はもちろん、城外への抜け道にも使われていたらしい。

舗装路をゆっくり下ってロープウェイの乗り場に到着。
ここからの眺望を写真に撮りましたので大判にして載せておきます。


おまけ:

ここ岩国は厳流佐々木小次郎の出身地。
なのでカッコイイ銅像が吉香公園の一角にありました。
あ~それで岩国城の中にあんな長げ~刀があったのか…(ホンマかどうか知らんけど)

7/24 第25節 レノファ山口FC戦 (山口・維新百年記念公園陸上競技場)

2016年07月25日 20時44分31秒 | サンガ観戦レポート2016
初見参の地で両者譲らずドロー

訪れたことのないスタジアムへ遠征するのもサポーターの楽しみの一つ。
J2昇格した山口のホームスタジアム――その名も維新公園!
歴史マニアを自称する僕としては是非とも見ておきたいスタジアムである。

京都を車で朝7時に出発。
日曜早朝という事で常なら渋滞に巻き込まれる中国道宝塚辺りもスムーズに通過。
せっかくの機会なので岩国ICで途中下車し、錦帯橋と岩国城を見学。
錦帯橋にあった屋台で岩国名物(?)れんこんコロッケを食べて虫休め。
(ちなみに注文してから揚げてくれたので美味しかった!200円の価値はアリです)
そのまま下道を通って周南でこれまた名物の「山賊」で昼食。
山賊焼き&山賊むすびで腹ごしらえ。
山口観光を満喫しつつも余裕で入場開始前の15時に維新公園に到着しました。

初めてやって来た維新公園競技場。
街中の総合運動公園としては広さもあって、整備もされていて良い。
スタジアムのイメージは岡山のシティライトスタジアムに近い。

半月状の屋根がメインスタンドにあり、両ゴール裏は上半分が芝生で下半分がスタンド。
残念だったのは陸上競技場兼なのでトラックがあってピッチまでが遠い。
さらにスタンドの傾斜が緩いので最前列にいるとピッチの距離感が分かり難い。
遠いサイドのゴール周辺の状況はほとんど視認できない。
その点ではまだ西京極の方が観易いかもしれないな。
あと徳島のポカスタ同様、スタンド内にトイレがないのが超不便
いちいち手の甲に再入場用のスタンプを押してもらって出ていかないといけない。
これは入場ゲートの整理をすれば改善できそうだが、関係者の方いかがだろうか?

さて、今日の対戦だが、相手の山口は昇格組の常で初年度の勢いがある。
勝ち点38で8位と十分昇格プレーオフ圏を狙える位置にいる。
前半戦ホームでは3-0でサンガが勝利したが、今回は相手のホーム。
必勝態勢で臨んでくる事は間違いない。
今日の山口市は湿度が高く、中3日の試合でスタミナ的に厳しそうだが果たして…

【サンガのスタメン】
 GK:菅野
 DF:下畠、菅沼、染谷、本多
 MF:堀米、佐藤健、アンドレイ、國領
 FW:ダニエル・ロビーニョ、エスクデロ競飛王
SUB:清水、高橋、内田、和田、田村、有田、矢島

ビツが累積出場停止。
代役は翔吾が久々に本職のサイドバックに復帰した。
ターンオーバーで一試合休んだアンドレイがボランチ復帰。
今日の2トップはロビ&セル。
ベンチにはこちらも久しぶりに篤紀が名を連ねた。出番はあるか?

【試合感想】
試合はしょっぱなから両チーム共激しい攻防を展開、カウンター合戦の様相を見せる。
山口の選手はよく走る。
そして小気味よいパス回しで攻め上がってくる。
西京極で対戦した時は動きにやや硬さがあったが、そこはホームスタジアム。
今日はそんな硬さは無い様だ。
が、サンガ守備陣は集中力を切らさず、最後の最後で体を張ってゴールを割らせない。
特にサイドバックに戻った翔吾がイイ。
センターバックもサイドバックも出来るなんて…成長したな翔吾。

対するサンガの攻撃は…こちらもフィニッシュが決まらない。
ロビとセルの連動が上手くいってないのか?
ゴメも動いてはいるが、なかなか相手を撹乱するには至っていない。
アンドレイもピリっとしない。パスミスが多く、カウンターを食らう原因になっている。

両軍ともいつでも点が獲れそうで獲れない。
そんな妙な膠着状態のまま前半をスコアレスで折り返す。

試合が動いたのは後半15分過ぎ。
サンガの前線でパスカットされ山口にカウンターを食らう。
DF戻り切れずそのまま振り切られて逆サイドにクロス。
走り込んで来たフリーのDF小池にキレイに決められ一点のビハインド。

だが、その直後ロビを下げて、あーりん投入という采配がバッチリ的中
左サイドでセルが持ち上がってアーリークロス。
そのクロスに反応したのは交代投入されたばかりのあーりん有田!
セルのクロスが相手ゴール前でワンバン、ツーバン、で有田が追いつきシュート!
飛び出してきた相手GKを交わしての同点ゴールとなった。

この後も猛攻を仕掛けたサンガだったが、バーに嫌われたり、相手GKに弾かれたり。
我々サポーターも最後まで声を止めず、選手を呼び込もうとしたのだが
結局試合は1-1のままドローとなった。

試合終了後、選手もサポも疲れた。
それは京都も山口も同じだったはず。
どっちもが勝ちそうで、勝てなかった。
その意味ではこの結果は妥当だと云っても良いかもしれない。
だが、妥当な結果を積み重ねていったとしても、昇格には届かない。
妥当ではなく、もう一段神懸かったプレイ、奇跡の様なプレイが必要な気がする。
次節は勝ち点差5の3位セレッソをホームに迎える。
そこで“奇跡”を見せて欲しい。

【試合結果】 山口1-1京都

【観客数】 5,226人(うちサンガサポ約250名。応援では負けず)

【得点者】
 山口 : 小池63
 京都 : 有田68

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:菅野6
 DF:下畠6、菅沼6、染谷5.5、本多5.5
 MF:堀米5.5(81分 矢島5)、佐藤健5.5、アンドレイ5、國領5.5(HT 内田5.5)
 FW:ロビーニョ5.5(66分 有田7)、エスクデロ5.5

【今日の私的MOM】
 有田 光希 : 交代出場ファーストタッチでゴールは見事。その後も流れ変えた

【サンガの現在成績】 11勝9分5敗 勝ち点42 5位↓

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