試合前に降った雨が上がり、後光の様な虹が…コレぞ吉兆!と思ったのだが…
昇格ライバルとの大一番、想定外の大荒れの末…
プレーオフ圏内3位と5位の直接対決、京阪ダービー。
セレッソは直近2試合に連敗、対サンガ戦でもホームで負けている。
きっと絶対に勝つという気構えで向かってくるに違いない。
こういう相手との試合で挙げた勝利には勝ち点6、いやそれ以上の価値がある。
逆に負ければチームの受けるダメージは計り知れない。
京都にとってはまさに大一番である。
試合当日は真夏日。その上湿度もハンパなく高い。
サッカーをやるにも、観るにも、厳しい天候である。
それ相応の覚悟を決めてスタジアムに着いてみると、いきなり雨。
涼しくなって良かった反面、セッティングした応援旗はびしょ濡れ。
乾燥重量の約3倍の重さとなり、試合前の練習で最早ガス欠。 キツ~ッ!!!!
まぁ、涼しくなってサンガの選手のパフォーマンスが90分間維持出来たら良いか。
【サンガのスタメン】
GK:菅野
DF:石櫃、菅沼、下畠、本多
MF:堀米、吉野、佐藤健、山瀬
FW:エスクデロ競飛王、イ・ヨンジェ
SUB:清水、染谷、内田、國領、ダニエル・ロビーニョ、有田、キロス
前節喰らったイエローカードでアンドレイが出場停止。
代役に抜擢されたのは先日広島からレンタル移籍してきたばかりの吉野。
練習場でのプレーは評判が良かったので期待したい。
そして怪我で離脱していた山瀬とヨンジェも先発復帰。
古巣に恩返ししたかっただろうソメはベンチ。 翔吾が菅沼とCBでコンビを組む様だ。
なんだかいろいろ大幅にメンバーをいじってきたマルさん。 大丈夫か?
試合直前には雨も上がり、虹まで架かった。
コレ、吉兆?
【試合感想】
サッカーの恐ろしさを実感した90…いや97分間だった。
まず前半。
セレッソもサンガも激しいプレスの掛け合い。
ボールを奪ったらセレッソは早めに2トップ(杉本とリカルド・サントス)に入れる。
サンガの方はいつも通り攻め急がず細かくパスを繋いでいく戦術。
ただ両チームともゴール出来ない。
セレッソはシュートの精度がなく、菅野のナイスセーブもありノーゴール。
サンガもゴール前までボールを運ぶものの決定的なチャンスには至らず。
スコアレスのままハーフタイムを迎える。
エンジンのかかるのが遅いサンガにとって、この展開は想定内。
セレッソに先制を許さない事こそ肝要というのが僕の戦前の想いでしたから。
そして問題の後半。
誰も予想しないような展開が待っていた。
後半15分過ぎ、サンガが得たコーナーキック。キッカーはゴメ。
ゴメの入れたボールを菅沼がヘッドで合わせてまんまと先制!
イケるぞ!
さらにその2分後、菅沼が最終ラインから縦に入れたボールをセルがキープ。
相手DFを躱して飛び出してきたキーパーの頭を超すループを決めて2点目!!
さらにさらにその2分後、ヨンジェの突破からのパスを受けたゴメがシュート!
一旦弾き返されるも詰めて来た山瀬が押し込んでなんと3点目!!!
失点して前懸かりとなった相手に対するお手本の様なカウンター攻撃でした。
祭りじゃ!祭りじゃ!サンガ祭りじゃあ!!
約5分で一気に3点差の楽勝ムードに。
これが良くなかった。
選手もサポーターも「勝った」と過信してしまった。
サッカーで3点差は“負ける事のない点差“である。
結果から言ってしまえばたしかに“負けはしなかった”。
だが、その後3失点して引き分けてしまった。
これは明らかにサンガの作戦の混乱によるものだ。
最初に相手のセットプレーから失点した時、
守備に徹して逃げ切るのか、
それともリスク覚悟でもう一点獲りにいくのか、
そこのところの意思疎通が選手間で出来ていなかった様に僕には見えた。
こういう試合展開にウチは慣れていない。
1点差でロスタイム7分という、
気が遠くなるようなシチュエーションに結局耐えられなかった。
ロスタイム残り3分で同点にされ、ようやく意思統一がなされた。
最後の瞬間まで遮二無二ゴールに迫ったが、決められなかった。
3点差を追いついたセレッソにしてみれば
「負け試合を引き分けに持ち込んだ」事で勝ったような気分だと思う。
3点差あったのだから満足のハードルを下げざるを得なかったはずだ。
昇格ライバルとの勝ち点差を縮められる事もなかった訳だし
贅沢は言ってられないよね…というところだろうか?
一方のサンガはといえば、
「完全なる勝ち試合を落とした」イメージしか残っていない。
サポへの挨拶に引き上げてくる選手らの表情も冴えない。
自分たちのメンタル面の脆弱性が浮き彫りになった訳だし、
上位陣に詰め寄る貴重なチャンスを失した…これははっきり言って痛い。
吉野クンはいきなり起用で難しいところもあったとは思うが、
まだ周囲との連携が取れていない様に思った。
前節の様に一平を使うか、以前試した様に山瀬をボランチに入れた方が良かったかも。
とはいえ、もう済んでしまった試合をクドクドぼやいても詮無い事。
山瀬とヨンジェがチャンと使える事が判ったという良い話題もあった。
気持ちを切り替えて次節に繋げていくしかない。
次もホームだ。
今度こそ勝とう!
【試合結果】 京都3-3C大阪
【観客数】 12,042人(久々の一万人越え…だからこそ勝ちたかった)
【得点者】
京都 : 菅沼63、エスクドロ65、山瀬67
C大阪 : 山下75、杉本76、90+4
【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
GK:菅野6
DF:石櫃5.5、菅沼6、下畠5.5、本多5.5
MF:堀米5.5(90+6分 ロビーニョ-)、吉野5、佐藤健5.5、山瀬6(85分 内田5)
FW:エスクデロ6、イ・ヨンジェ5.5(78分 有田5.5)
【今日の私的MOM】
菅沼 駿哉 : 最後は追いつかれたが、先制ゴールはチームに勢いをもたらした
【サンガの現在成績】 11勝10分5敗 勝ち点43 6位↓
昇格ライバルとの大一番、想定外の大荒れの末…
プレーオフ圏内3位と5位の直接対決、京阪ダービー。
セレッソは直近2試合に連敗、対サンガ戦でもホームで負けている。
きっと絶対に勝つという気構えで向かってくるに違いない。
こういう相手との試合で挙げた勝利には勝ち点6、いやそれ以上の価値がある。
逆に負ければチームの受けるダメージは計り知れない。
京都にとってはまさに大一番である。
試合当日は真夏日。その上湿度もハンパなく高い。
サッカーをやるにも、観るにも、厳しい天候である。
それ相応の覚悟を決めてスタジアムに着いてみると、いきなり雨。
涼しくなって良かった反面、セッティングした応援旗はびしょ濡れ。
乾燥重量の約3倍の重さとなり、試合前の練習で最早ガス欠。 キツ~ッ!!!!
まぁ、涼しくなってサンガの選手のパフォーマンスが90分間維持出来たら良いか。
【サンガのスタメン】
GK:菅野
DF:石櫃、菅沼、下畠、本多
MF:堀米、吉野、佐藤健、山瀬
FW:エスクデロ競飛王、イ・ヨンジェ
SUB:清水、染谷、内田、國領、ダニエル・ロビーニョ、有田、キロス
前節喰らったイエローカードでアンドレイが出場停止。
代役に抜擢されたのは先日広島からレンタル移籍してきたばかりの吉野。
練習場でのプレーは評判が良かったので期待したい。
そして怪我で離脱していた山瀬とヨンジェも先発復帰。
古巣に恩返ししたかっただろうソメはベンチ。 翔吾が菅沼とCBでコンビを組む様だ。
なんだかいろいろ大幅にメンバーをいじってきたマルさん。 大丈夫か?
試合直前には雨も上がり、虹まで架かった。
コレ、吉兆?
【試合感想】
サッカーの恐ろしさを実感した90…いや97分間だった。
まず前半。
セレッソもサンガも激しいプレスの掛け合い。
ボールを奪ったらセレッソは早めに2トップ(杉本とリカルド・サントス)に入れる。
サンガの方はいつも通り攻め急がず細かくパスを繋いでいく戦術。
ただ両チームともゴール出来ない。
セレッソはシュートの精度がなく、菅野のナイスセーブもありノーゴール。
サンガもゴール前までボールを運ぶものの決定的なチャンスには至らず。
スコアレスのままハーフタイムを迎える。
エンジンのかかるのが遅いサンガにとって、この展開は想定内。
セレッソに先制を許さない事こそ肝要というのが僕の戦前の想いでしたから。
そして問題の後半。
誰も予想しないような展開が待っていた。
後半15分過ぎ、サンガが得たコーナーキック。キッカーはゴメ。
ゴメの入れたボールを菅沼がヘッドで合わせてまんまと先制!
イケるぞ!
さらにその2分後、菅沼が最終ラインから縦に入れたボールをセルがキープ。
相手DFを躱して飛び出してきたキーパーの頭を超すループを決めて2点目!!
さらにさらにその2分後、ヨンジェの突破からのパスを受けたゴメがシュート!
一旦弾き返されるも詰めて来た山瀬が押し込んでなんと3点目!!!
失点して前懸かりとなった相手に対するお手本の様なカウンター攻撃でした。
祭りじゃ!祭りじゃ!サンガ祭りじゃあ!!
約5分で一気に3点差の楽勝ムードに。
これが良くなかった。
選手もサポーターも「勝った」と過信してしまった。
サッカーで3点差は“負ける事のない点差“である。
結果から言ってしまえばたしかに“負けはしなかった”。
だが、その後3失点して引き分けてしまった。
これは明らかにサンガの作戦の混乱によるものだ。
最初に相手のセットプレーから失点した時、
守備に徹して逃げ切るのか、
それともリスク覚悟でもう一点獲りにいくのか、
そこのところの意思疎通が選手間で出来ていなかった様に僕には見えた。
こういう試合展開にウチは慣れていない。
1点差でロスタイム7分という、
気が遠くなるようなシチュエーションに結局耐えられなかった。
ロスタイム残り3分で同点にされ、ようやく意思統一がなされた。
最後の瞬間まで遮二無二ゴールに迫ったが、決められなかった。
3点差を追いついたセレッソにしてみれば
「負け試合を引き分けに持ち込んだ」事で勝ったような気分だと思う。
3点差あったのだから満足のハードルを下げざるを得なかったはずだ。
昇格ライバルとの勝ち点差を縮められる事もなかった訳だし
贅沢は言ってられないよね…というところだろうか?
一方のサンガはといえば、
「完全なる勝ち試合を落とした」イメージしか残っていない。
サポへの挨拶に引き上げてくる選手らの表情も冴えない。
自分たちのメンタル面の脆弱性が浮き彫りになった訳だし、
上位陣に詰め寄る貴重なチャンスを失した…これははっきり言って痛い。
吉野クンはいきなり起用で難しいところもあったとは思うが、
まだ周囲との連携が取れていない様に思った。
前節の様に一平を使うか、以前試した様に山瀬をボランチに入れた方が良かったかも。
とはいえ、もう済んでしまった試合をクドクドぼやいても詮無い事。
山瀬とヨンジェがチャンと使える事が判ったという良い話題もあった。
気持ちを切り替えて次節に繋げていくしかない。
次もホームだ。
今度こそ勝とう!
【試合結果】 京都3-3C大阪
【観客数】 12,042人(久々の一万人越え…だからこそ勝ちたかった)
【得点者】
京都 : 菅沼63、エスクドロ65、山瀬67
C大阪 : 山下75、杉本76、90+4
【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
GK:菅野6
DF:石櫃5.5、菅沼6、下畠5.5、本多5.5
MF:堀米5.5(90+6分 ロビーニョ-)、吉野5、佐藤健5.5、山瀬6(85分 内田5)
FW:エスクデロ6、イ・ヨンジェ5.5(78分 有田5.5)
【今日の私的MOM】
菅沼 駿哉 : 最後は追いつかれたが、先制ゴールはチームに勢いをもたらした
【サンガの現在成績】 11勝10分5敗 勝ち点43 6位↓