7月20日以来の5ヶ月振りの日光街道歩きだ。足腰の不調が続いて自重していたものだが、近頃は順調とは言えないまでもまずまず。この週末がJR東日本の「休日お出かけパス」¥2,600が大人の休日倶楽部会員限定価格¥2,000で買える今秋ラストチャンスだったのだ。
行程:JR石橋駅~石橋宿(本陣跡~脇本陣跡~開運寺)~石橋あやめ園~[下古山一里塚]~鞘堂地蔵~星宮神社~陸自宇都宮駐屯地~[雀宮一里塚]~雀宮宿(本陣、脇本陣跡、星宮神社、地蔵堂)~JR雀宮駅
JR石橋駅からスタートする。石橋宿も街道沿いには古い家屋敷は僅かである。本陣、脇本陣跡は名残もないが、近くに赤レンガの門壁の戸田薬局がある。かっては生糸を商っていたとか。また、開運寺は歴史の古いお寺でいろいろ変遷の後、日光参詣時の将軍の休泊所になったようで三つ葉葵のご紋を使っている。
宿場はずれの街道沿いには大谷石の蔵を有する旧家が多い。豊かな農村だったろう。だが下古山の一里塚は資料通りどこにも、その片鱗すら感じられない。北上すると陸上自衛隊宇都宮駐屯所がある。すぐに軽装甲自動車やトラックの車列と出くわす。日頃馴染みの少ない自分は改めて認識させられる。雀宮の一里塚も先の下古山一里塚と同様、位置もはっきりしていないらしい。寂しい限りだ。
雀宮宿に入る。本陣跡は何もない。脇本陣跡は芦谷家でコンパクトだが本陣らしい構えだ。でも修理中であった。今日は距離も6.5Km程度で足も気分も元気だ。通りの反対側の閉じられた店の軒先からスケッチする。
(F0)
神社、地蔵堂など宿場内の名残を確認してJR雀宮駅に行く。資料では東北線開業当時からの木造駅舎とのことだったが、残念ながら真新しい大きく現代的な駅舎に替わっている。二年前に建替えられたらしい。 ここまで約14,500歩。
まだ時間が早い。午後三時になっていない。小山まで電車で戻って小山御殿跡(祇園城址)を見に行く。近くの思川に架かる観晃橋から川を覗き込むと大きな魚の屍骸がいっぱいだ。確認したところやはり産卵後の鮭の屍骸だ。思川は利根川水系渡良瀬川の支流のはずだ。結構な鮭の遡上があるのだと感心した。
小生つい部屋でいたずら描きをしてしまいます、ninensei71さんをみななわなければ。
続編楽しみにしてます。
日光街道はあと5回でしまいだが、例幣使街道も歩きたい。