切符だけは早めに買っておいたが、歩きに自信が持てなく、どうしようかと考えてた夏の青春18切符の旅。足の痛みはほぼなくなり、先の日光街道歩きで無理しなければ歩けると感じたので実行することにした。
どこに行くかと考えながらネットであれこれチェックしてると、幸いにも8/1(木)のムーンライト信州の指定席が残っていたので早速予約。行き先を松本から終点の白馬辺りで考えた。
新宿23:54のムーンライト信州81号は指定席は売り切れていた。予想はしていたが、乗客の大半は登山客。小渕沢などで下車する客もいるが松本、穂高、信濃大町などや終点白馬が多い。そこから乗り継いで南小谷など糸魚川方面に向かう客も結構いるように思えた。
見てまわるところは安曇野、松本に絞っていたが、夜行の到着時刻が早すぎるので終点の白馬まで乗った。この辺りは50年前の学生時代に栂池高原、八方尾根など毎年のようにスキーに来ていたが駅名も変わったみたい。残雪のない北アルプス背景ではスケッチポイントを探す気が起きないので、約30分後の信濃大町行きで引き返すことにして駅前周辺を散策する。大糸線に沿って千国街道が通っており駅近くの白馬館が元陣屋の建物らしい。
引き返しの列車の終点は信濃大町で、黒四、アルペンルートの拠点だ。ここも学生時代にクラブの合宿で滞在したところだが当然ながら何も記憶はない。以外にこの時間松本方面行きの本数がある。ここでも30分後の列車に乗ることにして駅前散策するが駅舎を走り描き(1:B6)。
いよいよ本命の穂高駅に降りる。ここは安曇野散策の拠点で、レンタサイクルもあるが、あちこちに道祖神、湧き水があるようなので歩いて巡ることにする。駅すぐの穂高神社(ここの奥宮は上高地の明神池の入口にある)から歩き始めた。さすが道祖神が多いが新しいもの、移設したものも多そうだ。田んぼに出る。残念ながら後立山、常念の峰々は雲が懸かり稜線と雲の境がはっきりしない。上空は晴れてるのに残念だ。でも折角だから一枚描こう(2:B6)。
ぐる~と巡って大王わさび田。観光バス、マイカーのすごい数。平日でもさすが夏休みだ。わさびのソフトを食べて有名な水車小屋へ。クリアボートが賑わっている。人出が多く、場所も広くなくスケッチは限られてしまう。小さいの一枚(3;B6)でも、と立ったまま。やはり空いている時にじっくり描きたいポイントだ。ワサビのかき揚げがついたそばを食べわさび田を見て周る。
巡り歩きを再開するも日差しが強烈。慌てて日焼け止めを塗るも手遅れか?「早春賦」の碑があった。オルゴールもあり思わず口ずさむ。雪が多い山脈を背景に早春の風の冷たさが偲ばれる。碌山美術館を経由して駅まで帰るがまだ午後2時だ。早いが松本まで出ることにする。
駅案内所で資料を入手してスターバックスで一休み。明日の下見として、市内循環バスに2コース乗った後、松本城とあがたの森に出かけ、練習のつもりでお城(4)と旧松本高校本館(5)をスケッチ。
二日目。中町通り、ナワテ通りを見てまわって松本城へ。五層の天守をちゃんと描こうとすればするほど上手くいかない。先に開智学校へまわる。全体をスケッチしたかったが用紙サイズが小さいので部分的に二枚描く(6,7:F0)。改めてお城に戻りチャレンジ(8:F0)。同じ場所から黒門も描いてみる(9:B6)。
今回は小さな用紙サイズだけだがいろんな描き方をしてみた。また1,2,3枚目は宿で彩色したし、帰宅後に手直しもした。