Nikkoh の 徒然日記

ゲイ(=男性同性愛者)の Nikkoh が、日々の雑感やまじめなこと、少し性的なことなどを、そこはかとなく書きつくります

みかんの花咲く丘

2015-05-23 22:56:12 | 音楽
青春18きっぷの利用期間中など、東海道本線で東京まで旅することがあります。
その道中、熱海を出発して、湯河原,真鶴,根府川と進むあたりの車窓風景がとても好きです。
みかんの木の背景には、青い空と青い海。なんだか幸せな気分になります。
そして必ず、今回取り上げる『みかんの花咲く丘』を思い出します。
これもまた、大好きな曲のひとつです。



1.みかんの花が 咲いている
  思い出の道 丘の道
  はるかに見える 青い海
  お船がとおく かすんでる

2.黒い煙を はきながら
  お船はどこへ 行くのでしょう
  波に揺られて 島のかげ
  汽笛がボウと 鳴りました

3.いつか来た丘 母さんと
  いっしょに眺めた あの島よ
  今日もひとりで 見ていると
  やさしい母さん 思われる


この曲が作られたのは終戦直後の昭和21年のこと。
静岡県伊東市の学校と東京のスタジオを中継でつないで放送された、NHKのラジオ番組で歌われたのでした。
作詞者の加藤省吾氏は静岡県富士市の出身で、ふるさとのみかん畑を思いながら詩を書いたとされています。
作曲は海沼実氏で、歌い手となった川田正子とともに伊東へ向かう汽車の中で、曲を書き上げたようです。かなり寸前になって完成した曲なのですね。間に合ってよかったです。
汽車で東京から伊東へ向かうとなると、先述の区間も通ったはずです。もしかすると、長野県出身の海沼さんに、あの車窓からの景色がなんらかの貢献をしたのかもしれませんね。

ラジオで放送されると、ものすごい反響があったといいます。
完成は放送の寸前でしたし、当初はこの放送限りの曲となるはずだったのかもしれません。しかし、この曲は多くの人々の心をとらえ、今なお広く愛される曲となっています。

伊東市へ行くと、『みかんの花咲く丘』の 歌碑 が建っているようです。

ところで、みかんの花はいつ頃に咲くのでしょうか?
調べてみると、5月初旬頃に咲く ようです。


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