またまたMikiです。お付き合いのほどを。
私は晴れ女のはずなのですが、今日で陸前高田に5日間いるうち、2日半しかワークができません。
晴れ、雨で中止、晴れ、大雪で途中で中止、曇りでも前日の大雪のため、ワークは中止。
一緒に来たタクが嵐を呼ぶ男なのでは、とうすうす疑っています。
昨日の土曜日は桜ラインのお手伝いに行ったのですが、大雪!
駐車場の係をしていましたが、受付のあるお寺は山の上で、坂道を登れない車が続出。
とうとうバスがスリップして横向きになり、道をふさぎ、ボランティアの車はおろか、
一周忌の法要のために来た車まで通れなくなったり、仮設住宅へ向かう車も通れなくなったりしました。
「10時になったら、おばあちゃんが玄関の外で私を待っているから。」と車を下に止め、
歩いていかれる地元の方もおられました。
皆さん、同様におっしゃるのは「自然には勝てない。」ということ。
桜ラインのボランティアも11時ごろに中止を決めました。
遠くから来られていた方もおり、とても残念そう。
中には前の日学校を休んでこの桜ラインのボランティアに参加しにきた小学生もいて、
大きな雪だるまを作って帰って行きました。
夜、地元の漁師の方と飲む機会を作っていただきました。
仮設住宅の中にも入らせていただき、美味しい料理もたくさん作っていただき、感謝感激。
とても大変な思いをされていただろうに、とても前向きに話をされていることがとても印象的でした。
牡蠣の養殖日本一の方々のゴールは、牡蠣ができたということでなく、
いかだ作りを手伝ってくれた人たちに牡蠣を食べてもらうことだ、ということでした。
「ありがとう、ありがとう。」を繰り返され、
ボランティアを二日半しかしてない私は、却って申し訳なく。。。
「最高の笑顔で写れよ。」と写真を撮る前の一言。とても重みのある言葉でした。
そして、今日も中止。
私は何をしに陸前高田へ来ているのだろうとモヤモヤと考えていると、
タクが「我慢することも大事だぞ。」と。それを学ぶためにも来ているのかな?
そんなことを考えながら、黒崎温泉へ。最後に地元のおばあちゃんと二人になりました。
「こんにちは。」というと、いろいろと話初めてくださいました。
半年前までは、話すことなどできなかったそうですが、
昨日、早めのおじいさんの一周忌をされ、ひと区切りついたそうです。
おじいさんを津波でなくされ、現在、仮設住宅で独り暮らしをしているにもかかわらず、
自分はまだ幸せだとおだやかな顔でおっしゃるのです。
ボランティアさんにも千回ありがとうを言っても足りないと。。。
このおばあちゃんに会うために陸前高田に来たんだと思わせてもらえました。
そして、漁師のおじ様たちとも会うためにも陸前高田に来たのですね。
もちろん、NICEのみんなとも。