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海に帰りたい~@″
 

ジョロウグモの威嚇

2012年10月15日 | 生き物日記
今年はレモンが鈴なり。

畑に行くと、お腹の真っ赤なジョロウグモに威嚇された。


まだ、産卵してないのね。
これから産むのね。

 


原色のどぎつい色合いだから、御女郎さんを連想して名付けられたのかと思い込んでいたら
古の大和人は、
この蜘蛛の模様や色を、雅やかで艶やかと感じ,当時の身分の高い女官の上臈(ジョウロウ)を思って
上臈蜘蛛と呼んだのだそうです。

「上臈」は、
「①年功を積んだ高僧 ②身分の高い人,上流の人 ③身分の高い女官,上臈女房 ④江戸幕府の大奥の職名 ⑤身分の高い婦人,貴婦人」

なんだか上品そうだわ。

アフリカの仮面みたいだとおもったけれど、
よくよく想像してみれば、侘び寂びな茶色埃っぽい色合いの仏像だって、最初は原色びっくりな絵の具で着色されていたのだし、

ギリシャ彫刻だってあら不思議。
最新技術で、元の色を探って復元したらびっくりな、古代ギリシャ彫刻だって、タイの仏像感覚。


真っ白な大理石彫刻の代表、ミロのヴィーナスも、実は着色されていたらしい。
大英帝国の学芸員が「真っ白」に磨き上げて、本来の色合いが全く復元できないくらいに、磨きにみがきこんだらしい。

山紫水明、緑々みどりミドリ土色空の青暗闇の黒が占める古代日本で、空中にプカっとこんな蜘蛛が浮かんでいたら
貴重ないろだ、驚異の技だ、人間には作り出せない美しさであると感嘆していたのだろうねぇ。
でも、
やぱり顔に見えちゃうな。




2 コメント

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Unknown (shino)
2012-10-16 07:57:05
お腹の模様、私も顔に見えます。
先日メスがメスを共食いしている現場に遭遇し、びっくりしました。
昆虫が少なくなる時期でもジョロウグモはけっこういますので、観察にはいいかもしれませんね。
ジョロウグモ (paf)
2012-10-16 12:03:36
♂が交尾中に食べられちゃうかもって聞いてましたが、メスの共食いはなかなかなびっくりですね。

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