ネッタイムス・ブログ

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約9300頭の福島県の牛が全国へ

2011-05-10 16:21:04 | ニュース
福島県の計画的避難区域内の家畜牛に付いて、全国24都道府県が受け入れの意向を示している事が9日、農林水産省の調べで判った。
福島県は繁殖用の牛に付いて、なるべく別の場所に移動させる方針だが、移動先の希望は近隣に集中すると見られ、調整は難航も予想されると言い、肉牛は家畜市場への出荷を促進、乳牛は基本的に食肉処理する方向らしい。
農水省によると、飯舘村、葛尾村等の計画的避難区域に、東日本大震災前には約9300頭の牛がおり、内訳は繁殖用牛が約1900頭、肉牛が約6300頭、乳牛が約1100頭で、区域内の畜産農家が移動先の確保を要望していた。

一方、福島県は8日、県内で流通が確認された福島県産の牛肉から放射性物質を検出したと発表。
検査対象は、埼玉県でされた福島県浪江町産の牛肉で、放射性セシウム1キロ当たり114ベクレルを検出している訳だ。
こう言う状況なのに、全国に福島の牛をバラ撒く意味が判らない。
宮崎県で起こった口蹄疫の場合は殺処分して、放射能汚染牛は殺処分しないと言う理屈も判らない。

イオン等で規制値超える野菜販売母乳と放射性物質とホウレン草でも書いたのだが、放射性物質の暫定規制値(基準値)の検査も出鱈目であり、検査でクロと判断しても流通していたりと、遣る事、為す事が消費者の事を考えているとは思えない。
バラ撒く方も大概だが、24都道府県が受け入れの意向を示している事も大概だわな。
バラ撒く牛に付いては生産履歴管理システム、所謂トレーサビリティを徹底して欲しいものだ。
消費者には拒否する権利も有る訳だから。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】