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師走の総選挙は自民党が圧勝

2012-12-17 02:30:15 | ニュース
11月16日に「嘘吐き総理」こと野田佳彦首相が衆議院を電撃的に解散し、12月4日に公示された衆院選も16日に投開票が行われ、自民党の圧倒的勝利で幕を閉じた。と言っても、このエントリを書いている時点では、まだ開票作業はしているけどね(笑)。

今回の衆院選を振り返れば、「消費税増税」「TPP」「原発」等と言った選挙の争点が曖昧模糊となり、台風の目と期待された第三極勢力も、準備不足の為か、元々実力が無かったのかは不明だが、尻すぼみに終わった感がある。
マスコミの世論調査では、選挙戦の前半は自民党が圧倒的に優勢だと報じられ、後半になると自民党が単独で「絶対安定多数」を取るかどうかに焦点が移ったと言う印象である。

絶対安定多数とは、衆議院や参議院で、常任委員会の委員長ポストを独占し、常任委員会の委員の過半数以上を確保出来る議席数の事。
定数480議席の衆議院は269議席、定数242議席の参議院は140議席が、各々絶対安定多数である。
絶対安定多数を取っていれば、法案の委員会採決で過半数を取って可決する事が出来る為、政権与党は安定した国会運営が行える。
因みに安定多数は、常任委員会の委員の半数を確保出来る議席数の事で、衆議院は252議席、参議院は129議席。

第三極勢力の体たらくも有って、自民党は単独で絶対安定多数を確保した所か、連立を組む予定の公明党と合わせると3分の2を確保したのである。
しかし、である。この結果は自民党が勝ったと言うよりも、相手が勝手に転んだと言う表現が当て嵌まるのではないか。
自民党がここまで勝つとは、如何に他の政党がだらしなかったかに尽きるが、兎に角、他の政党はだらしなかった訳だ(笑)。って、日本の政治が低レベルと言う事だから笑い事では無いけど、ここまで酷いとは、もう呆れて笑うしかないよ。

民主党は政権与党の立場を放棄したかの様に、既に野党状態と言う体たらくであり、野党である自民党の批判に終始していた。
前回の衆院選で「詐欺フェスト」と呼ばれた嘘八百のマニフェストを掲げて有権者を騙したと言う前科があるから、まともな有権者は民主党の言う事には聞く耳を持たないとは言え、政権与党としての矜持すら無く、自民党の批判一辺倒だったのは笑止千万、片腹痛しである。

このエントリを書いている現時点では、全ての開票作業が終わってないので、師走の総選挙を総括するのは早いのかも知れないが、自民党の圧倒的勝利と民主党の壊滅的大敗は、衆院選の前から決まっていた事と言え、第三極勢力の体たらくが有った為、民主党の敗北はこの程度で済んだのだろうな。
書きたい事は、犬の糞ほど沢山あるが、今回のエントリはこの辺で。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】