雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

温故知新「二宮金次郎」

2013-04-17 | 日記

 先刻、テレビを視ていたら、「二宮尊徳(たかのり)」の像が、小学校の校庭からどんどん撤去されているそうな。 理由を聞いていたら、「本を読みながら道を歩くと危険」だからだそうである。 おやおや、そんな事をいう親だって、携帯電話のメールを見ながら歩いているんじないの?
 「最近の子供が、道路で携帯を見ながら歩くのは、二宮さんの像の影響」だとか。 二宮さんの所為にされてお気の毒。  

 「子供が労働する姿を、子供に見せたくない?」 ははん、労働基準法に照らしているのかな? 二宮さんは労働というよりも親の手伝いをしているので、これがダメなら、よその子供が庭の掃除やゴミ出しをしているところを見せるのもダメってことになるのかな。 

 とは言え、時代は変わっているのだ。 なにも二宮尊徳さんに拘ることはないだろうと思うのだが、多少は大人のノスタルジアもある。 戦争を知らないのに、親兄弟が歌っていた軍歌にノスタルジアを感じる猫爺みたいなものかな?

 この際、思い切ってイメージチェンジしてみたらどうだろう。 沢穂希さんがサッカーボールをけっている像だとか、スポーツの顧問が、生徒を蹴飛ばしている像とか。 スポーツ推進や虐めの反面教師像とか理屈を付けて。 

 あっ、そうだ。 二宮金次郎(尊徳の元服改名まえの名)がハチマキをして受験勉強をしている像なんてどうだろう。 きっと教師にも、父兄にも、像を作っている業者にも喜ばれるとおもうけど。

 


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