猫のちどりあし

あっちへふらふら、こっちへふらふら…。

読書備忘録2012

2012-06-14 14:32:36 | Weblog
金魚のひらひら        中野翠   ※大好きなコラムニスト。記念すべき本年一冊目。
「暮らしの手帳」とわたし   大橋鎮子  ※花森安治とともに「暮らしの手帳」を創刊した編集者。
                      未体験であることに臆する事無く猪突猛進、素晴らしい。
私の小さなたからもの     石井好子  ※日本を代表するシャンソン歌手。多くの歌手を育て、多くの本を執筆した。
バタをひとさじ、玉子を3コ  石井好子  ※オムレツブームの火付け役でもあった著者の、食べ物エッセイ。
貧乏だけど贅沢        沢木耕太郎 ※ノンフィクション作家である著者の「旅」をテーマとした対談集。
ぐぅ~の音          大田垣晴子 ※コミックエッセイ。食事、食べ物の描写の巧みさ。
チヨ子            宮部みゆき ※ホラーとファンタジーの短編集。サラッとね。
老嬢は今日も上機嫌      吉行和子  ※絶対に無理なんだけど、こんなふうに老いていけたらなぁ。
萩を揺らす雨         吉永南央  ※ミステリー集。安楽椅子に近いかな?久々の私好み。どんどん書いて欲しいな。
                      でも、量産して枯渇しないようね。
イギリス的「優雅な貧乏暮らし」吉谷桂子  ※こうゆう暮らしが嫌いなわけではないけど、かけ離れすぎててなぁ~。
の楽しみ
断髪のモダンガール      森まゆみ  ※与謝野晶子等、大正時代のスンゴイ女性列伝。
美女という災難 日本エッセイスト・クラブ編 ※玉石混合か?
RURIKO           林 真理子 ※この作家はこの手のものを書かせたらがぜん力を発揮するのね。取材量がわかる。
瀬音             美智子皇后 ※右でも左でもないけれど、尊敬するなぁ。
ブルータスの心臓       東野圭吾  ※出だしは良いけれど、結末がね…。少し工夫して欲しい。
フランキー・マシーンの冬   ドン・ウィンズロウ※登場人物が多いので覚えるのが一苦労。でも、面白かった!
(上・下)                   先輩が若い後輩に、世の常や生き方を噛んで含むように教える感じ。
村嶋寿深子とその時代     江口満   ※シーハット大村館長である村嶋氏の、波瀾万丈のストーリー。
あてどなき脱出        土 英雄  ※長崎大学名誉教授・土山英雄氏のミステリー集。氏が敬愛する江戸川乱歩の時代を彷彿とさせる短編集。
                      表題の中編は、短編とは趣の異なる、戦時下でのサスペンス。素晴らしい。
よろずのことに気をつけよ   川瀬七緒  ※今時珍しい「呪術」のお話。なかなか読ませる。江戸川乱歩賞受賞作品。
いつも、ふたりで       岡西克明・松子 ※70代後半のご夫妻の、外食しない毎日の食卓。ほぼ理想。

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