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ndd a.k.a NO-DOUBTによるレビュー。音楽中心に徒然と。微力でもアーチストや表現者への還元に繋がれば。

次世代コミュニケーションプランニング / 高広 伯彦(著)

2012年06月02日 | BOOK/MAGAZINE
次世代コミュニケーションプランニング
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高広伯彦氏著の「次世代コミュニケーションプランニング」を読んだので備忘録兼ねてポイントとなりそうな点を幾つかまとめてみた。

・商品をサービス化する=「商品」だけでは足りない購入者にとって「期待される価値」を補う発想。
例:花王ヘルシアは購入者が日々健康管理できるサービスをwebで提供。
・「マスからトライブ」へ。
一人の人間が複数のグループに所属しているから情報は他のグループへ飛び火。

・マーケターのセグメンテーションからユーザーのコネクションへ。既存のマスターゲティングではサイズが合わなくなってきている。

・クライアントからの要望。オーダーとオファー。明確に要求(目的)が決まっているオーダーと、クライアント自身ももやもやとハッキリしない顕在化していない目的をオファー。(というのはオリエンする側もされる側も認識できているといいね。)

・「クチコミ」を起こすには、
「①商品サービス自体がクチコミされる要素がある」
「②他人を巻き込むと利便性が増す」
→人に伝えたくなる確立×人に伝えやすい仕掛け。

・ContextにおけるTargetに与えられるValueを考える視点。
例:ブルボンのプチシリーズ→電車や授業の(C)待ち時間や隙間(T)で食べられる、持ち運べる(V)

個人的にまめピカも既存の先行する競合商品に上記の視点で新しいバリューを付加してヒット商品なのかなと。
・例:豆ピカ→トイレ(C)で掃除をする(T)紙がボロボロニにならない(V)

プロモーションするにしてもPRするにしても、どのメディアに掲出するかではなく、ターゲットとなる顧客をデモグラフィック的観点ではなく、トライブ敵視点でどのようにセグメントし、どのようなコンテクストでコミュニケーション取るのかをプランニングしてはじめて掲出メディアを考えたり商品やサービスを考えようということかな。
間違ってたらすいません。

次世代コミュニケーションプランニング