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百田尚樹『影法師』

2010-06-20 | は行の作家


「泣くな!」

「武士の子が泣くものではない」

それが二人の出会いであった。

生涯の契りを誓った二人の少年。

一人は国家老にまで上り詰め、一人は落魄の果てに野垂れ死ぬ。


さて感想。


ソルトさんが「面白い!!」と絶賛されていたので、読んでみたのですが

これほど面白い作品だったとは!!!

ものすごく面白かったです!!!

すごいです。怒涛の展開で一気読み。

まったく話にムダがないのですよ~。

またもや百田先生がやってくれましたねぇ(*^_^*)


どんなに優秀であろうが、家格の低い家に生まれたならば出世することはない。

下士の息子でありながら、なぜ彼は茅島藩八万石国家老にまで上り詰めのか??!


うまく言えませんがこの作品は「人はいかに生き、いかに死ぬるか」を

読者に突きつけている気がしますなぁ。


そうそう、単行本未収録の終章が「小説現代4月号」に載っているので読んで

みたのですが、これがまた良いのですよ~。なぜ未収録??!

ちなみに私は二度読みましたが、すべての出来事がつながる構成のうまさに

脱帽しましたねぇ。


とても二時間の映画では無理そうなので、是非NHKでドラマ化希望。

いやはや、久しぶりに面白い新刊を読んだ気がします(*^_^*)


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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (ソルト)
2010-06-23 16:23:13
読んでくださり、ありがとうございます。
ものすごく面白かったですよね。

落ちぶれた友が小さな丘の上に座り、まるで自分の屋敷の庭のように、沈む夕陽を受けて光る稲穂の波をいつまでも眺めていたというところで、私は涙、涙でした。
その話をした片足の老刺客もカッコ良かった~。

単行本未収録の終章が「小説現代4月号」に載っているということ、知りませんでした。
さっそく読んでみましたが・・・
たしかに単行本の方は唐突な終わり方のように感じましたが、それでも「終章」は蛇足のように思ってしまいました。
「みね」さんと彦四郎の二人だけの思いは、読者の想像に委ねただけで良かったのでは、と思っていますよ。

>すべての出来事がつながる構成のうまさに脱帽

同感!!で~す。
返信する
コメントありがとうございます♪ (naru)
2010-06-23 21:18:12
ソルトさん こんばんは~(*^_^*)
了解もいただかず、ブログにお名前を載せてしまってすみません^^;
この作品、教えていただきありがとうございます!!
面白かったです!!彦四郎かっこいい~!!!
私も最後の方のシーンは、涙、涙でしたよ~。
百田さんは泣かせるのがうまいです(*^_^*)
老刺客もカッコ良かったですねぇ。

単行本未収録の終章のことは、アマゾンでどなたかの感想に書いていて、知りました。
私は終章も味があっていいなぁと感じましたが、確かに人によって感じ方が違うのかもしれませんねぇ(*^_^*)

展開がすごいので、ドラマにすると良いかもと思いました。私のイメージでは彦四郎(落ちぶれた友)は堺雅人でしたねぇ。

4月から通う職場まで、一時間半くらいかかって、単行本を重くて敬遠していたのですが、新刊も面白い作品がありますね。今は中島京子さんの「小さいおうち」というタキおばあちゃんが昭和のはじめに女中奉公をしていたお話を読んでいますが、なかなか良いです。
ではまた。
コメント遅くなってすみません^^;
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Unknown (BEE)
2010-08-06 11:41:15
私も読みました。
未だにその世界に引きずられて
抜け出せていない状態です。
淋しい、悲しい終わりではあるけれど、
友のためになぜそこまでするのか。
考えても考えても答えが出ないんですよね。

あ~、私も未収録の終章読んでみたかったな。なぜ未収録なのかはともかくも、
それを読んだらこのモヤモヤから
抜け出せるかしら。
返信する
それは(*^_^*) (naru)
2010-08-06 23:27:19
おぉぉ。読まれましたかぁ(*^_^*)
百田先生の作品は、一気に読ませますよね。
最後は悲しいですが、彦四郎が不幸だった
かというと、決してそうではないのです。
国にはなくてはならない人物だからと
いって、勘一のためにここまで出来るのか。

ヒントは...彦四郎は約束を守ったのです。
「どんなことがあってもお前を護る」という
約束を...。
モヤモヤから抜け出せるるとよいのですが(*^_^*)
返信する
中間考査の問題ができたら (あんず)
2010-10-18 20:15:50
なるさんのブログに出会えて本当によかったと思います。図書館の司書の先生に薦められて一気に読んだ本が「永遠の0」で、そのあと「モンスター」を読み、え、同じ作家なの?と驚きました。百田さんは女性の描写より断然男性の心理描写のほうが上手だ、と勝手に思い込み、次はどの作品を読もうかと思っていたところでした。中間考査の問題ができたら、「影法師」を読みます。ブログ、ありがとうございました。
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お越しいただき、ありがとうございます♪ (naru)
2010-10-21 20:16:55
あんずさん こんばんは。
あたたかいコメントありがとうございます(*^_^*)
「永遠の0」は、すごい作品ですよね!!
あんずさんは、図書館の司書の先生に薦められて読まれたのですね。私は後半、涙が止まらず困りました。「人は誰のために、何のために生きるのか」を問いかけている作品だと思います。
「影法師」も面白いので、一気に読んでしまいますよ~。中間考査が終わったら、是非是非読んでみて下さい(*^_^*)
百田さんの作品では、青春小説の「BOX!」やクリスマスの奇跡を描いた「聖夜の贈り物」も大好きな作品です(^_^)
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この作品も凄かった! (ひろ009)
2010-10-22 23:35:01
こんばんは。
以前、「ボックス!」「永遠の0」でコメントさせて頂きましたひろ009です。

百田さんの「影法師」読みました!
通勤の電車内主体の読書なのですが、予備知識なしで読み出してあっという間にひきこまれ、1日半で読み終えてしまいました。
初チャレンジの(?)時代小説でこんな作品を書かれるとは。百田さん、凄いです!

>うまく言えませんがこの作品は「人はいかに生き、いかに死ぬるか」を
>読者に突きつけている気がしますなぁ。

本当にその通りですね。
愚直に生きる者や必死に生きる者もいれば、私腹を肥やし、人を蹴落とそうとする者もいる。
そして、死にゆく者たちの覚悟のほどの凄まじさ。

「小説現代4月号」のことは知りませんでした。
やっぱり、彦四郎とみねですか。。。
うーん、読むべきか読まざるべきか(笑)。
彦四郎(落ちぶれた友)=堺雅人、なるほど!





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Unknown (ia.)
2010-10-23 00:58:09
naruさん、こんばんは。お久しぶりです。
これ、すごいですよね。
私もラストは思わず「あっ!」と叫んでしまいました。
時代小説なので読むのをためらっていましたが、naruさんの記事を見て「やっぱり読もう」と思いました。
百田さんの本は一つとして同じジャンルの作品はないのにハズレがないですね。
返信する
Unknown (naru)
2010-10-28 21:07:13
★ひろ009さん こんばんは。
お久しぶりです(*^_^*)
返事が遅くなりすみません~。
以前もコメントいただきましたね。
本当にいつもありがとうございます。
「影法師」読まれましたか~。
すごい作品ですよね!!!
百田さんの作品は一気に読めますよね。
登場人物もかっこええ人が多い^^
まさに男の中の男!!

「小説現代4月号」はたぶん図書館に置いて
いますので見ることは可能かと...。
私はこのラスト、味があって好きですが^^;

身なりは落ちぶれてボロボロになっても
凛として稲穂を眺める姿の彦四郎には
もう「堺雅人」しかいないかなと。
単に堺雅人ファン?!^^;

そうそう、百田先生は来月末、がっつり
上下巻の大長編を刊行されるみたいなので
今からとても楽しみです(*^_^*)


★ia.さん、こんばんは(*^_^*)
ホントお久しぶりです。
返事が遅くなりすみません~。
そちらには、ちょくちょくお邪魔しています。

そうそう、この作品すごいですよね。
私も時代小説は苦手だったんですが
この作品ですっかりはまってしまいました^^;
百田さんの作品はどの作品も、一気に読ませ
まよね。
テレビマンだけあって、映像化したらいい
のに~と思う作品ばかりです^^
そして、ラストにはいつも驚かされます。

何かの記事に、いろんなジャンルの小説に
挑戦されると書いていた気がするので
今度の作品はどういう作品なのでしょうね。

あ、本の雑誌のインタビューは面白かった
です。よろしかったら見てみて下さい。http://www.webdoku.jp/rensai/sakka/michi107_hyakuta/




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もったいなくて、少しずつ (あんず)
2010-11-06 20:21:44
コメントにお返事をいただきながら、中間考査が終わっても、ばたばたしていて、カバンの中の影法師に手を出せないままでした。やっと読み始めたのが、昨日から。主人公の勘一の父親が娘を守る場面や一揆を企てた首謀者が共に磔にされる幼い息子に声をかける場面で涙があふれ…。一気に読むにはもったいなくて、あえて少しずつ読んでいます。
「永遠の0」と似ている点は、冒頭で一人の登場人物の死が語られているところです。文章から感じる空気は「天地明察」と通じるものがありました。naruさんはもうお読みかもしれませんが。
さて、これから後半を読み進めます。順番がばらばらですが、そのあと「BOX!」を読む予定です。
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