待ち合わせは本屋さんで

ようこそお越し下さり、ありがとうございます(^_^)

平安寿子「あなたがパラダイス」

2007-02-26 | た行の作家
金持ちでも貧乏でも美人でも不細工でも、個人差はあれ女性に公平に訪れる

更年期。50歳などはるか遠くと思いきや、そーでもないことに今さらながら

驚く私(あと十数年)。更年期をむかえた主人公たちに、ジュリー(沢田研二)

をキーワードにして物語が展開していく。


「ジュリーって誰?」って今の若い子は言うかも。私の記憶では(たしか小学校)

赤と白の衣装に派手なメイクで、何故かパラシュートを背負い彼は「TOKIO」を

歌っていたな~。


さて感想です。


ぐはははは~。面白いねぇ…この作家けっこう好き~。

さすが作者と同じ年代を描いているだけあってリアルです。50歳以上の方、

ジュリーファンの方には、はずせない一品かも(笑)


3人の女性が登場します。図書館に勤め、ときめきを感じず生きてきた独身の

敦子さん。親の介護問題に直面、まだまだ子供も心配な、まどかさん。ある

事情で離婚した千里さん。

50歳をむかえ身体はボロボロガタガタなのに、さらにぶち当たる重い現実。

みんなギリギリの所でふんばっているんだね。そんな50代の女性たちを応援

したくなっちゃいました。悩んでいる人は元気と勇気をもらえるのでは。


しかし更年期って大変やな~。30半ばでこんなに疲れやすいのに、50になったら

どうなる私!!

ぐるりとつながるラストも良かったねぇ。★★★★


ちなみに更年期の症状は、めまい。肩こり。ホットフラッシュ。不眠。乾燥。

食欲不振。イライラ。涙。孤立感。早い人は30半ばでもなるらしい。

不眠と食欲不振はどう考えても当てはまらないから私はまだだな~(笑)

ちょっとは食欲不振になりたいぐらいだよ。

おおっ。平安寿子(へいあん・としこ)と思っていたら、平安寿子(たいら・あすこ)

と読むと知りビックリ。他の作品も読んでみたいな~。


参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集


永井するみ「ダブル」

2007-02-24 | な行の作家
女性ひき逃げ事件、痴漢容疑をかけられた男の転落死…これらの未解決事件

の裏には、ある女性の影が見え隠れしていた。事件の謎を追う女性ライター

が辿り着いた驚愕の真実とは!?


この作家『欲しい』に続く2作目です。やはり読ませる作家だねぇ…。

さて感想です。


女はここまで打算で生きていて、したたかな動物なのか!!

もともと女の妬みや嫉みのドロドロ系は、私のようなボーっとした単純バカ

には、あまり合わないんですけど(笑)

しかしこの作品は本当に共感できないことのオンパレードで。

しかもやや強引な展開じゃん!!

確かに衝撃のラストなんだけど、『欲しい』同様はっきりせず、すっきりせず~。

まぁタイトルにもちゃんと意味があったのねん。

表紙の洋ナシ?は女性の子宮をイメージしてるんかな。

文章構成は面白くて、一気に読んじゃったんですけどね~。★★★


参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集


映画「英語完全征服」

2007-02-22 | えいが
市役所に勤めるヨンジュは、目立たない女の子。ある日、職場の上司から

窓口に来る外国人に対応できるよう、英会話学校に通えと言われる。

英語が苦手なヨンジュは、渋々と学校に通い出すが、初めての授業の日、

隣の席に座ったムンスにひと目ぼれしてしまう。

果たしてヨンジュは英語を征服できるのか?そして気になる恋の行方は?


まさに漫画のようなポップでキュートな映像。つまらなそうなタイトルで

もっとつまらないかと思っていたから、意外と面白かった(笑)

どこの国でも語学取得は大変なんだね~。しかし….どんな話やったか、

思い出されへんねんけど。ま~いっか(笑)

恋する女の子必見。ラストもなかなか良いのでは。★★★


参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集


DVD「チルドレン」

2007-02-20 | えいが
ご存知 伊坂幸太郎原作「チルドレン」。この作品のWOWOWドラマのDVD。


軽罪を犯したイマドキの子供たちを相手に、誠実に向き合う家庭裁判所の調査官

がある事件に巻き込まれていくのだが...。


さて感想です。


TVドラマにしては、よくまとまっていたし、演技派俳優さんがたくさん出演されて

いて、まぁまぁ面白かったです。坂口も春馬君もイイ男で、あ~こりゃ目の保養

だわ。(うちの職場はオジサンばかりなので~)


ただラストがイマイチ分からなくって、こりゃ~本を読まんとな~といった感じ

です。小説だとどんな感じなのかしらん。


そーそー大好きな加瀬亮が出演していると聞いてたのに、全然出てこない~と

思っていたら、分からなかっただけで…最初から出てるじゃん!! ★★★


あっ...WOWOWで放映後、劇場公開が決定とか。だれが主演なのかな~。

参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集


伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」

2007-02-19 | あ行の作家
伊坂作品は2作目。『ラッシュライフ』を読んだ時は、バラバラのピースをうまく

合わせて、パズルにすることが出来ず、オロオロ状態だった。

でも初めてチロルチョコの、きなこもち味を食べたようなぐらい衝撃を受けた私。

(あいかわらず分かりにくい例えやな~私)


独特な感じで設定も突飛で予測不能なのだが、コレとっても読みやすいです。

やっぱりうまいな~。面白かった!! 私の好きなのは「ポテチ」かなぁ。

按配よく繋がっているのは、さすがだわっ。

会話のかけあいもイイし、ラストも好き~。


おぉー!!『ラッシュライフ』の黒澤が大活躍じゃん。

またお会いしたかったので、おもわずニヤリとしてしまった。

とにかくスタイリッシュ?な伊坂ワールドを堪能した私です。★★★


参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集


真保裕一「最愛」

2007-02-18 | さ行の作家
朱色の装丁が目に眩しい~。真保裕一の最新作です。

主人公は小児科医。十八年間音信不通だった姉が、意識不明で救急病院に搬送

されたと連絡が入る。それは婚姻届を出した翌日の出来事だった。しかも、

姉が選んだ最愛の夫は、かつて人を殺めた男だというのだが…。

主人公は細い糸を頼りに、姉と夫について調べ始める。


この作家2作目です。

『繋がれた明日』を以前読んで、とても面白かったという印象があります。


さて感想で~す。


すべてに共感できないんですけど!! 

最初の方はまだ面白かったのですが、とにかく出てくる奴すべて気に入らない

のも珍しいかも~(笑)主人公もウダウダ思い込み男だし、姉の性格も育った環境

のせいにするのはどうよ~といった感じで...。

ただただラストが知りたいために読み進めた。

ラストはある意味衝撃と慟哭なのだが、これは恋愛長編なのかなぁ。

かなり辛口になってしまったのは、期待が大きすぎたからかしらん。★★


参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集





蒼井上鷹「二枚舌は極楽へ行く」

2007-02-16 | あ行の作家
大学時代の友人仲間5人のうち1人が事故死する。これは殺人だったのか?

「野菜ジュースにソースを二滴」他12編の短篇集。


あいかわらずシュールでブラック。オチもええわ。蒼井ワールド炸裂です。

それぞれの作品が密かに繋がっていて、キーワードを見つけるとうれしくなっちゃ

いますよ~。


ただ『九杯目には早すぎる』の衝撃には負けてるねぇ。

もう免疫ができたのかしらん。★★



今まで0.1単位で評価していたのですが、これが意外とストレスに...(笑)

おもいきって、採点方法を変えちゃいました。

まぁ あいかわらず、いいかげんなんですけどね~(笑)


参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集



川本晶子「刺繍」

2007-02-15 | か行の作家
主人公はエリ39歳。バツ1で細々とイラストを描いて生計をたてている。

恋人は20歳の敏雄。70を越えた両親。痴呆が進む母に変わって、父が家事一切を

こなしている。そんな母が、娘の恋人に恋をした!! 第21回太宰治賞受賞作。


私の図書館通い」のソルトさんのオススメ作品です~♪

自分の親がボケてしまったら、あなたならどうしますか?

主人公は最初は目をつぶり、現実を目の当たりにして覚悟を決め、そして諦める。

少しづつ母が壊れていくなど、けっこう重いテーマですが、淡々と描かれていて

良かったです。

意外にも「ほっこり」あたたかい物語で、けっこう好きですね~。

主人公が年下のカレに対して、大人ぶったり背伸びしたりすることで、よけい

ややこしくなってしまうのですが、それがとても上手く描かれていました。

でも、自分の半分の年の男性と付き合うなんて、私には想像すら出来ませんが…。

父も母も敏雄も途中から登場する清水さんも、全ての人がほど良い感じなのです。

そしてキーワードは「奇跡」

「明日が楽しいことばかりとは限らない。

 限らなくても、それでも明日はやって来る。だから今日の私は、

 明日のために、たっぷり笑い、たっぷり食べ、たっぷり眠るのだ」(本文より)

元気をもらえる作品です。5点中3.8点

参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集



澤田ふじ子「世間の辻」

2007-02-14 | さ行の作家
「世間の辻」をはじめ、6編の短編集。この作家初読みです。

これけっこう好きです~。面白かった!!今テレビドラマでも放送中の『はんなり

菊太郎』の原作本です。とても良質な時代小説でした。


「おいでやす」「おおきに」「~どすやろ」といった具合で、京都コトバがまた

ええ感じ。公事宿(くじやど)とは、現在でいう弁護士事務所兼宿泊施設のこと。



江戸時代の京都を舞台に、正妻の子である弟に家督を譲るため生家を出奔した

主人公・田村菊太郎が、公事宿・鯉屋(こいや)に居候しながら、次々と事件を

解決していきます。人を斬ったりとかはなく、主にいさかい事を仲介していく

ので、ドキドキハラハラはありません。人の悩みや揉め事なんて、今も昔も

変わらないなと感じますよ~。人生の教訓とかを、さりげな~く話に添えている

ところはうまいっ。人情的だし、ちょっと『遠山の金さん』ぽくもあります。

江戸時代の社会を垣間見れて、とても勉強になりました。

登場人物も魅力的で、人情があってイキなんですよ。うひ♪


この作品でシリーズ14冊目みたいです。作者が現代を歪んだ社会と言い切る

「あとがき」も良かったです。これで94話目で、あと1冊(6話)で百話、区切りの

いいところで決着か…とあとがきに書かれていましたが、もっと読みた~い。

これからも書き続けていって欲しいなと思います。5点中3.8点



参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集





浅田次郎「民子」

2007-02-13 | あ行の作家
「私は猫だ!!」と言いきる、猫好きな著者の実話に基づき描かれた、切なく

あたたかいフォト・ストーリーブックです。


マロンカフェ のんびり読書」の板栗香さんのところで、紹介されていたもの。

気になって図書館で借りて読んでみました。


某ペットフードの会社の10周年記念で作られたCMを、フォト・ストーリーブック

にしたもので、作者風の男性と猫の民子の物語が描かれています。


もうねぇ~。めちゃめちゃええっす。泣きますよ~。1500円だけど、購入決定!!

本的には絵本のように薄くて、物語も短いのですが、モノクロっぽく全体的に

ノスタルジィが漂います。ラストの言葉には、ググッときます。

猫好きにプレゼントするのはもちろん、そうじゃない人も、ときどき眺めて楽しめ

る作品。あなたを「ほっこり」させてくれる一冊かな~。


とにかく情緒豊かな美しい写真と、心温まるストーリーを是非あじわってほしい。

もう一つの民子「ポスト」「キャラとトモコ」の話も掲載。これも良かった~。

PSこの『民子』は『配達あかずきん』の「六冊目のメッセージ」で登場した作品です。

 この本を人からプレゼントされりゃ惚れますわな~。5点中4.2点

参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集




雫井修介「クローズド・ノート」

2007-02-11 | 雫井脩介
犯人に告ぐ』『火の粉』を読んで以来、雫井氏の大ファンな私。

ただその彼が恋愛小説??と思い読み始めました。

さて感想です。

良かった~。涙腺崩壊ーーっす。


主人公は大学2年生の香恵(かえ)。マンドリンのサークルに属し、文具店で

アルバイトをしている。上昇志向もなく、目標もなく、ただなんとな~く

生きているこの主人公と、昔の自分が激しくダブったりするのだ。

ある日彼女は部屋に残されていたノートを見つけるのだが...。


甘甘女の可愛~い成長物語かと思いきや、正真正銘のレンアイ小説でした(笑)

ただ読み手はある程度分かってしまうんですよね~。

コレがああなってるから、もしかしたら…って感じで。

それなのに、主人公になったつもりで読み進められるから不思議です。

前半にはあるアイテムのエピソード話が続きます。コレ欲しい!!

そして後半。胸キュンですわ。

温もりと愛情がラストあなたを包み込むことになるでしょう。5点中3.8点

私は恋愛小説は苦手なのですが、久々に心地よい恋愛小説に巡り合った感じです。

「あとがき」を読み、何故作者がこの作品を描いたかを知りさらに涙した私です。

参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集



佐々木譲「うたう警官」

2007-02-10 | さ行の作家
「この事件には裏がある」

『制服捜査』の佐々木譲の作品。『制服捜査』の駐在所に比べて、今回は道警の

所轄が舞台なのでスケールが大きくなってます。道警で起こった不祥事(郡司事件)

のことが明らかに。これにより理不尽な大規模人事がおこってしまうのですね。


さて、主人公は北海道警察本部の大通署の警部補である佐伯宏一44歳。ある日

マンションの一室で女性の変死体が発見される。殺されたのは、なんと美人婦警

だった。犯人は同僚刑事なのか?


まぁまぁ面白かったです。一気に読んじゃいました。事件の日から翌朝までの

タイムリミットものです。

しかし…これほどツッコミ所が満載の作品も珍しいかも~(笑)


とにかくすべてが、ぶっ飛んでいるのです。だからこの世界を受けつけない人は

ダメかもしれません。「そんなアホな」ってトコロが両手では足りひんがな(笑)


「うたう警官」なんてダサイタイトルだな~と思いきや、ちゃんと意味がありま

した。ちなみにsongのうたうではありませんよ~。


警察内部のことがよく分かります。それぞれの立場で、物語が展開していきます。

これって実際の事件がモチーフになっていたのかぁ。こんな事件あったっけ??

横山秀雄とはまた違う刑事物です。この緊迫感やスピード感、駆け引きを映像に

すればスゴイかも。まだまだ化ける作家とみました。

とにかく驚くほどのツッコミ所を味わってくださいませ(笑)

ちなみに第2弾は『警察庁から来た男』。もちろん読みますよ~。5点中3.5点


参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集


映画「16ブロック」

2007-02-08 | えいが
ニューヨーク市警の刑事ジャックに課せられた任務は、16ブロック先の裁判所に

証人を送り届けるだけのごく簡単なもの。

だが、護送中、何者かに襲撃されてしまうのだが…。


本がたまっているというのに、何故かDVDを観たくなる私。

本日紹介はブルース・ウィリス「16ブロック」。

レンタル理由は、私の大好きなデヴィッド・モースが出てるから。

ちなみに悪役っす。あと『リーサル・ウェポン』の監督だしね~。

16ブロックとは、日本でいう原宿から渋谷間の距離にあたるらしい。


さて感想です。


B.ウィリスのおデコのシワ(横に8本くらい)が気になってしかたがないよぉぉぉ。

だっ…大丈夫かっ。まぁ髪はもとから薄いけど、お腹も出てるし、口ひげ似合って

ないし。年とったなぁ~。まぁ役柄が飲んだくれの刑事役だから、きっと演出

なんだろうが、なんか痛々しかった。(ごめんね~ファンの人!!)

中盤ぐらいまでは面白かったのですが、「そんなことしていいのん」と思って

しまい、トリックにも「もぅ騙されへんでぇ」って感じになってしまい…

まぁ普通でした。Amazonとか観ると評価いいのですが、私には合わなかったよう。

ただ特典で、別エンディングバージョンがあるのにはびっくり。こーいうのは

ウレシイな。私は別バージョンのラストの方が好きだな~。


参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集




映画「春の日のクマは好きですか」

2007-02-06 | えいが
ガサツで不器用なため、なかなか恋が実らないヒョンチェ。

ある日、図書館で借りてきた画集のページを開くと、そこに書き込まれて

いたのは熱烈な愛のメッセージ。これを書いた人こそ運命の人!! と

思ったヒョンチェは、懸命に送り主を探し始める。


「図書館で借りた本」ってところで、反応してレンタルしてみました(笑)


あぁ…青春してるなぁ。ロマンティック・ラブ・ストーリーです。

主演のベ・ドゥナ、あまり美人に見えないんだけど...。

どこにでもいそうな感じだし。

でも見ているうちに、可愛くみえてくるから不思議だな~。

漫画のような展開で、空想したりするのは「アメリ」に似てるかも。


では感想です。


いやーせつないラストに泣いたわさ~。愛に飢えてんのかなー私(笑)

もぅ「キュン」ときてしまった。

音楽もとっても良いし、笑えたし~。爽やかなラストだったなぁ。

最近本ばっかり読んでいたから、DVDは久しぶり。

やっぱり映画もいいな。

参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集



桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」

2007-02-04 | さ行の作家
鳥取県紅緑村の旧家に生きる三代の女たちの物語。

第一部~第三部で構成。この作家初読み。女の人なんだね。

いやー。めちゃ面白かったわ。ぐいぐいひきつけられて、ページをめくる手が

止まらなかった。とにかく濃~い濃~いお話で読み応え十分。

三世代を共に人生を歩んだかのようで、読んでいて力入りまくりで、肩がこり

まくり(笑) 『図書館戦争』をはじめて読んだ衝撃と似ているかも~。


千里眼の祖母(万葉)から生まれたのが、

泪(なみだ)毛毬(けまり)鞄(かばん)孤独(こどく)という子供たち。

この名前にも重要な意味があるわけで。


第一部戦後の高度成長期はまぁまぁだという印象。

ところが、第二部より奇想天外フシギワールドが加速し、30半ばの私のツボを

おさえまくりだった。キーワードはアイドル・ワンレン・ボティゴン・ディスコ

バブル・暴走族にレディース

(あぁ…大映テレビを思い出したわさ~松村雄基好きだったし♪)

ぶっとび~でとにかく笑える♪

そしてとぎれることなく、怒涛の展開。

ラスト 伏線も生きていることに感心する。←読み返したよん。

ただ第三部の主人公があっさりしていた気が…。

それは第一部~第二部が濃~いからかもしんないけど。


一見漫画のような世界ながら、鮮明な映像として浮かんでくるから

不思議だったな。あぁ満腹。5点中4.0点


参考になりましたらクリックをお願い致します。
    ↓
にほんブログ村 本ブログへ

【ほんぶろ】~本ブログのリンク集