こうも毎日「日本行くのやーめた」と言われていると自分もやーな気持ちになります。悶々ですよ。
さて、今日の台湾のニュースによれば、7日に放射性物質による日本からの放射能が来るとのこと。
量は0.06ミリシーベルトで、レントゲンを取る際の約１000の3程だそうです。
ニュースには”念のためこの日は外で水とか飯とか食わないでねー、雨降ったらカッパなんかで肌を守ってねー”
という風にありましたが、台湾の食習慣上、外にあるものに手をつけるなというのはかなり難しいと思うんですけどね。
ところで産経の記事に今回の事件とチェルノブイリ及びスリーマイル島事件との比較がありました。
簡潔で解りやすい。
台湾人の中には”福島のはメルトダウン起こしたんでしょ？”なんて言っている人もいたし、日本はこういう情報を外国にどんどこ発信すべきだと思うんです。積極的に。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110403/dst11040320340044-n1.htm
多額の義援金を送ってくれている台湾ではありますが、「じゃあ今日本行きたい？」と言うと素直にうんと言えないのが一般大衆の正直な気持ちのようです。
知人の内数人程日本行きをキャンセルや延期した方が。やはり放射能の影響がかなり心配ならしいのですが、その原因の一端は過剰なまでの台湾メディアの煽りにあります。（少なくとも自分はこう思う）
今日のニュースなどでは
「（原子力関係の）台湾の役所は”台湾にはまだ放射性物質は飛来しない”と言ってたのに今日検出されたじゃないか！うそつき！」
というような内容で、ご丁寧に
「家に帰ったら服を換えて、すぐに体を水で洗いましょう。雨が降っているなら濡れないようにカッパと傘でガードしましょう」
と解説してました。
なんでそんな重装備なん・・・・レントゲンで受ける量の100万分の７くらいって専門家が言ってるやん・・・。
と何度突っ込んだ事か。ああ実に腹立たしい！
まあ心情は理解できなくもないですが、日本人としてはやるせない気持ちです。
ただ、もしかしたら台湾のこのような反応がグローバルスタンダードであり日本が異常なのかもしれませんね。
ここ1週間で何回「なんで日本人はあんな楽観的なの」と言われた事か・・・・。
ちなみに、台湾人のイメージといえば「南国気質で楽観的」というのが一般的かもしれませんが、実は意外と神経質です。
今回の災害・事故における最大の被害はもしかしたらこういった風評被害なのかも。