たまたまの朱

内田樹 『憲法の「空語」を充たすために』

講演会の書籍化だから、非常に分かりやすく、日本国憲法を守ること、守り続けることの大切さを述べている。
「空語」とはつまり主語としての「国民」ということ。守り続けることで隙間を埋めていく、つまり実質的な法にしていく、ということ。それに関して僕は半分以上絶望的な観測なのだが、知っている人が言い続けるしかないと思う。
だから言い続ける。

僕ら頑張ったよね

宮台真司 『いま、幸福について語ろう』

幸福についての哲学的考察というよりは、性愛に関連しての幸福についての話だった。
思っていた内容とは違ったけれど、対談の中で大切な話も読めて、面白かった。