アダルトチルドレンとして母親となった女性と、その女性を育てた母親。どちらも「アダルトチルドレン・マザー」ということなんだろう。
母と娘の関係についての本。学術的な内容ではなく経験に基づいて書いているので、偏っていたり大げさだったり思考がぐるぐる廻っていたりもしているけれど、うなずける箇所も大いにある。そして不謹慎かもしれないが面白い。ふむふむなるほどね、という感じで。僕はマザーじゃないもんで、当事者感が薄いんだね。
でも実際これに近い人は結構いるんじゃないかと思う。正しいことを妄信するのも一種の狂気だな。
自転車を漕いで。
となりの町の図書館へ。
赤信号で止まった時に。
斜め上を見れば空。
今日は14月。
海が近くて風が強くて。
雲が高くて空青い。
最後の一枚で残ったような。
枯葉マークの車が走る。
住宅街の道には。
ひと気がなくても。
住宅街の中には。
人がたくさんいるんだな。
図書館はついでさ。
途中にあのこの窓があるのさ。
立ち止まり見上げる。
10秒のために漕いでる。
すれ違う人に。
僕のどきどきは見えない。