鈴木ナオミ劇場 舞台裏

鈴木ナオミ活動報告まとめ版

夏木マリさんスペシャルゲスト 鈴木ナオミ 昭和歌謡 vs ジャズファンク コンサート

2019-10-30 15:48:09 | Weblog

Bridge Together Project Presents

UK-JAPAN Bridge Together Concert (Cultural Concert) 

[世界はまだ昭和歌謡の凄さを知らない]

と題して、夏木マリさんをスペシャルゲストをお迎えしロンドンで開催しました

コンサート。

東京オリンピックに先駆け、知られざる日本の文化を紹介する企画として

昭和歌謡と、ジャズファンクの融合コンサートをプロデュースしました。
また、日本の伝統芸太神楽とのコラボで視覚でも日本の文化を感じて頂くと言う
世界初の試み。演奏はジャズファンクの巨匠ジェームステイラーカルテット!!

内閣官房Beyond2020, Japan UK Season of culture に認定された

今回の企画のご報告です。

2019年10月1日(火)

会場:Cadogan Hall (London) 18:30 開場 19;00開演

James Taylor Quartet 
 スペシャルゲスト 夏木マリ
 太神楽:鏡味味千代
 オープニングアクト:小谷ゆりこ

プロデュース 歌 鈴木ナオミ

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3年がかりで企画したこのコンサートを「成し遂げる!!」ために、

2019年5月に以前から悪かった肺の病気の手術をして臨みました。

ギリギリの選択でしたが、、、

手術をして本当に良かった!! 間に合った!!

今年の初めに、正式に会場を決めてからは準備におわれ、病気の不安も抱えつつ、

怒濤の忙しさで気が遠くなりそうでしたが、

開催前、多くの方にプロモーションのサポートを頂きました。

記事や友人のブログ発信、フリーペーパーの広告、

JSTVという日本の番組が入るチャンネルでのCMなど


ほとんどの在英日本人の耳に届いたのではないかと思います。

多くの方の応援に心から感謝いたしました。

■JSTV  CM映像 https://youtu.be/xXFM4ltsg2U

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リハーサルは13時からはじまり、、

リハーサルで張り切り過ぎて声枯れる(笑)

コンサート当日の夕方には土砂降りの雨になり


一部の地下鉄も雨で不通になるなど交通の影響も心配されましたが

700名以上のお客様に御越し頂き、コンサートも大成功となりました。


チケット売り出し当初は一階席の500席だけを販売する予定でしたが

最終的には一階席は満席となり二階席250席の販売を追加しました。

しかしながら、交通マヒで御越しになれなかった方もいらっしゃった事は残念でした。

先着300名さまには私の地元福岡県の銘菓「チロルチョコレート」をプレゼント!

ということで、お配りいたしました。


日系政府機関や、福岡県庁などにも後援を頂き、

協賛企業様に広告を出して頂いたプログラムも無料配布いたしました。


こちらは、「英国がんばる女性の会 ジャンヌ・ダルク」のメンバーの皆さんが

ボランティアとして手伝ってくださいました。

大変有り難い事に、麻生副総理兼財務大臣から

お祝いメッセージを頂戴いたしましたので、

プログラムの中にメッセージを掲載させて頂きました。

コンサートは7時からはじまり、まずは、オープニングアクトとして

BBC New Comedy Awardで優勝経験もある

小谷ゆりこさんのスタンダップコメディーです。


スタンダップコメディーとは 舞台に立って自身の体験や皮肉などを交えながら、

面白おかしく語る一人漫談です。

会場からは笑いの渦が起こっていて、しっかりステージを暖めて下さいました。

 

続いての登場は日本からお越し頂いた太神楽パフォーマーの鏡味味千代さん。

30歳になってから太神楽を始めたそうですが

傘や茶わんなど小道具を使った、女性らしい繊細で美しい動きの芸で観衆を魅了していました。


9月29日に開催されたジャパン祭りにもご出演くださり、こちらでも英語を交えながら

観客を喜ばせて下さいました。演奏はJames Taylor  Quartet (JTQ) です。

ミュージシャンも演奏しながら口をあんぐり開けて見入ってしまっています。


太神楽とジャズファンクのコラボは、一件シュールに見えますが

世界で初めての試みとして大きな挑戦でした。

日本の構成作家さんに頂いたアイディアでしたが、

皆さんに喜んで頂くことができ大成功でした。 

鈴木ナオミは、、、JTQの演奏をバックに


金井克子さんの「他人の関係」でスタート。



1週間前のリハーサルの時は、

馴染のない日本の歌謡曲に戸惑い気味だったミュージシャンも

本番はJTQらしいグルーブでしっかり決まって、さすが世界の第一線で活躍する

ミュージシャン達です。

こんなに歌いやすい、そしてグルーブ感のあるBandで歌える事は最高に幸せでした。

動画はインスタグラムでちょっと公開。

本番バージョンは追って公開します

 

JTQは、80年代に世界中でブームを起こしたAcid Jazzというジャンルを作った

Bandで、イギリスでもヒットチャートに入るなど人気でしたが、

今でも、世界中で活躍をするジャズファンクのトップクラスミュージシャンです。
鈴木ナオミが、イギリスで活動を始めた当初プロデュースをして頂いたご縁から
今回の企画に繋がりました。


日本の60年代、70年代の歌謡曲は欧米のファンクやR&Bの影響を受けていると

私は実感していて、歌謡曲を演奏してもらうならJTQが最適だと確信していました。

まさに知られざる日本の文化!! 日英文化交流!!!

こんな素晴らしいバンドをバックに歌える事は本当に夢ごこちで最高でした。


そして、これまで応援してくだった方々や、観客の皆さまの温かい眼差しが

ステージから見えて声援も伝わって最初から泣きそうになりました。


特に、今回は演歌曲「越冬ツバメ」を歌いましたが、音響も素晴らしく

何かが降りてくるのを感じ(?)、心を込めて歌う事ができました。


バックボーカルを手伝ってくれたShala Sarah Haruko Iwaskowさんは、

実はプロダンサーですが上手くハーモニーを付けてくれました。


一部のセットリストは

1,JTQ  The exorcism (with 太神楽)

2,他人の関係(金井克子)

3,どうにも止まらない(山本リンダ)

4,真っ赤な太陽(美空ひばり)

5,越冬ツバメ(森昌子)

6,JTQ Theme (with 太神楽)

7,ルビーの指輪(寺尾聰)

8,そんなヒロシに騙されて(サザンオールスターズ)

休憩を挟み、二部は衣装も替えて

大橋純子さんの「たそがれマイラブ」でスタートです

 

今回の鈴木ナオミの素敵な衣装は「和」のテイストをモチーフに

着物ドレスを制作したり、着物のレンタル、ヘアーサロンなどをされ

ロンドンで活躍する佐藤まみこさんの主宰の「Kimono De Go 」の提供でした。 

デザイナーのなおさんこと、松井尚弘さん(左)。

才能あるデザイナーさんを揃え、素敵なステージ衣装や着物を提供して下さり

いつも大変御世話になっています。

ニューヨーク、ボストンでのショーでも御世話になりました。

因みにこちらがボストン ジャパンフェスティバルの衣装

スタッフ皆さんでよってたかって(?)仕度をしてくださいました。

 


公演後「こんな衣装どこで手に入れたの?」「衣装素敵だった」

と沢山のコメントを頂きました。

確かに、斬新で素晴らしい衣装でした。衣装でテンションも上がります!


今回は、色々な意味でロンドン在住の日本人コミュニティーの皆さん総出で

チカラを合わせてご協力くださり、感謝しかありません。

さて、

「たそがれマイラブ」の後は

いよいよ、スペシャルゲスト夏木マリさんの登場。


会場は大歓声と共に一気に盛り上がります


まずは、スーダラ節、Tina rella Di luna を

2曲ソロで歌って頂きました。さすがの迫力です。

その後、鈴木ナオミと、ザピーナッツの恋のバカンスをデュエット


一生忘れられないデュエットとなりました。

ステージでも観客の皆さんにお伝えしましたが、


元々、10年ほど前、ご主人の斎藤ノヴさんのレコーディングのコーディネートを

していたときにオックスフォートの凄い田舎のスタジオに、

夏木マリさんが突然遊びに来て下さりそれからのご縁です。

2011年の東日本大震災以降、被災地支援を行ってきましたが

2011年にロンドンで開催した復興支援チャリティーコンサートに、

夏木マリさんと斎藤ノヴさんが

無償で応援に駆けつけてきて下さり、


以降、支援ソングレコーディングなど私の支援活動にご協力頂きました。
今回の私の思いにも「やる事に意義がある」と共感して頂き実現にこぎ着けました。

夏木マリさんのような偉大な方に今回のイベントにご賛同頂けました事は

本当に有り難く夢のような出来事でした。


マリさんの登場で盛り上がった後は

再び太神楽のパフォーマンスです


盛りだくさんのステージで観客の皆さんも大喜びでした

その後は、JTQの演奏。

Jamesは本物のエンターテイナーで盛り上げるのがうまく、


観客総立ちになりました。

そこでいよいよ終盤、鈴木ナオミの再登場 

総立ちをキープさせようと、コール&レスポンス で盛り上げます。


和田アキコさんの名曲「あの頃は ハッ!」でお馴染の「古い日記」で

観客全員「ハッ!!」の大合唱


最後は、総立ちのまま、


尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」。

感無量で涙で声にならないところ、観客の皆さんに「がんばって〜〜」


と声援を頂き、涙を噛みしめながら歌いました。

英語の歌詞をお友達の小澤さんに書いてもらいました。

アンコールでは

イングランド、ウェールス、スコットランド、アイルランドそして日本の国旗を

振りながら、ラグビーワールドカップのテーマソング「Word in Union」を

歌い、観客全員でラグビーワールドカップを応援しました。

そして、本当に最後の曲では

夏木マリさんに再登場して頂き


いっしょに「上を向いて歩こう」を歌って大盛り上がりで終了しました。


観客の皆さんと記念撮影もでき、

人生最高に幸せな時間を過ごす事ができました。

 

最後の打ち上げでは

ご支援くださった皆さんから温かい拍手を頂戴し本当に感無量でした。

酒サムライ様より日本酒、
キリンビール様より キリン一番しぼりが提供され
皆で乾杯しました。

ここでも、ジャンヌ・ダルクのあさみさんしょうこさん 大活躍♪

何より、夏木マリさんにハグをして頂いた時は、

「本当に頑張って良かった」とほっとしたと同時に


感謝の思いで一杯になりました。

このコンサート開催にあたり在英の企業様、

日本からも多くの方からご支援を頂けました事心から感謝申し上げます。 


また在英日本人コミュニティーの皆さまからも応援やボランティアで

沢山支えて頂きました。クラウドファンディングにご協力下さった方にも

感謝申し上げます。

皆さまのご支援、ご協力なしではこのように大成功する事は叶いませんでした。 

成し遂げました!! 

(チーム「成し遂げる」)
ボランティアで手伝ってくれたジャンヌ・ダルクのメンバー 有り難うございました!

これからも、音楽を通じ日本とイギリス、

そして世界の架け橋になれるよう頑張りますので

ご支援の程宜しくお願いいたします。

二部セットリスト
1,たそがれマイラブ(大橋純子)
2,スーダラ節(植木等)
3,Tina rella Di luna
4,恋のバカンス(ザ・ピーナッツ)
5,Never In My Wildest Dreams (JTQ with 太神楽)
6,Starsky and hutch (JTQ)
7,古い日記(和田アキコ)
8,また逢う日まで(尾崎紀世彦)
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World In Union
上を向いて歩こう


最後まで読んで頂き有り難うございました。

●Bridge Together Project オフィシャルサイト

Photo  Mayumi Hirata