無題そのにひゃくきゅうじゅうろく

二日連続で雪が降った。寒いことこの上なく、同僚は震えて仕事をしていた。夕方に最寄り駅に帰り着いた時には、ロータリーの強風にあおられ、粉雪が花吹雪のように舞っており、そのインパクトとあまりの寒さに、普段は乗らないバスを利用して帰宅した。とにかく寒い一日だった。

これだけ寒いと連呼して何だが、暦の上では、もう春である。二月に咲く花と言えば梅だが、梅にはウグイスが定番となっていて、ウグイスの別名は春告鳥。読んで字の如く、ウグイスは春を告げるために鳴くわけだ。

一方で、春は名のみの風の寒さやという言葉もある。春は春でも、初春はまだ、晩冬と呼べる時期だということだろう。その寒さ故か、咳をする人も街中に多く見られる。あともう少しで本当の春がやって来るが、その時に寝込んで迎えないように、うがいや手洗いはしっかりやっておきたい。