今日も快晴だった。
フジテレビのボクシング。拳四朗と井上尚弥の試合をテレビ観戦する。どちらもKO勝利だったが、特に井上の相手は戦績ほどの実力はなく、結果から言えば順当すぎるほど順当ではあった。ただし、力量差のある試合とはいえ、圧巻の試合内容だったことには違いなく、まさに怪物の怪物たる所以を、短いラウンドで見せてくれた。凄まじいスピードとパワーは、スーパーフライはおろか、バンタムやスーパーバンタムでも頭抜けているだろう。
七度目の防衛とはいっても、統一戦を実現できない自分の現状に、井上本人は不満が溜まっているようで、来年からのバンタム級転向を明言していた。バンタムだと、テテやネリ、山中慎介らがいるが、たぶん強さではすでに抜いている。あとは、今日のように体格差がある場合に、いかに懐に入るか、入ってからどうするかという部分の精度を高める必要があるかと思う。今日も、間合いが遠いのか、右を空振りしたりしていた。テテはバンタムでも長身の選手だから、こういう相手と対戦したときに、今日の第二ラウンドのような戦い方だと、カウンターを喰らうこともある。注意しながら戦ってもらいたい。
拳四朗選手は、第一ラウンドこそ硬さがあったように見受けられたが、第二ラウンドからはのびのびやれていたのではと思う。生放送が嬉しくてしょうがない、といったメンタルはまさにプロ向きだと思うから、今日のような試合を常に心がけて、数多く防衛していってほしい。
いよいよ明日は大晦日。頑張っていこう。ではまた明日。