今日も晴れ。この時期としては、少し日差しが強かった。
今日は午前中に出かけて用事を済ませ、それから最寄り駅まで戻って、駅前の本屋へ。
物心ついてから今まで、本はいつも身近にあって、本がそばにない、あるいは読まない人生は考えられなかったのだが、実際のところ、あまり読まなくなって何年か経つ。まったく読んでいないということはないが、雑誌だったりコミックだったりがほとんどで、小説や評論からはだいぶ離れている。時折、ふと読みたくなるのは、歴史についての本や、いまさらの哲学入門書だったりで、他者の書いた物語に触れる機会がめっきり減ってしまっていた。
が、思うところあって、昨日久しぶりに小説本を購入した。星新一の『妄想銀行』というショートショート集だ。星新一は中学・高校の頃に読みふけっていて、ひょっとしたらこの本も読んでいるのかもしれないが、だとしても三十数年ぶりくらいだ。数話呼んだが、キレのいい掌編がずらりと並んでいて、短くも読みごたえがある。
物語は短ければ短いほどセンスが出る。星新一は、自分アドが言うまでもなく、抜群のセンスを持っていた。ともすれば、もっさりしがちな癖があるので、これまたいまさらではあるが、この本から星新一のセンスの万分の一でも吸収出来たらと願う。
今日はここまで。また明日。