ここ数日、ニュースでよく聞く言葉の一つに「がれき」がある。大量のがれきが復興のさまたげになっています、というふうに。
そして一方で、がれきの中にアルバムなど思い出の品物があるので慎重に撤去しなくてはならないとも報道されている。
写真は、解体した礼拝堂の壁の一部。新しい礼拝堂を建てる時に参考にする為に、一部をとっておいたものだ。他の人から見ればがれきだろう。でも自分たちにとっては、礼拝堂の一部だ。
前の礼拝堂を解体するとき、とっておきたいものは前もって打ち合わせしておいた。でもいざ解体して廃材いれにはいっていくものを見ていると、どれもこれも思い出深い。窓枠でもガラスの一部でもとっておきたい気持ちになった。まして、今回の東日本大震災では津波で一気に失われたものが多い。少し残ったものはよりいとおしいに違いない。
がれき、と一言で片付けられないものがたくさんある。復興はもちろん重要だけれども一人一人の思いも大切にしていけるとよいと思う。(R)
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