母に想うこと～刺激

昨日の続き…です。

 

もう一つ、母を連れて行きたい場所がありました。

 

CorgiCottageへ通うようになって見付けた揚げ物屋さん。

ご高齢のご夫婦が運営なさっています。

街の昔ながらの小さなお食事処…です。

仕事が丁寧でどれもこれも本当に美味しいのです。

何より驚いたのがコロッケ！

私が育った手作りの味のコロッケ！

育った母の味…とも言える懐かしいコロッケだったのです。

手間がかかるので近年はもっぱら市販品を食べていた為、

ここの味を口にするまで忘れていました💦

 

母の腰の事もあり、カウンター席をお願いしました。

推測ですが、母と変わらない年代のご夫婦、

足を引きずりながら…それでも明るく気持ちの良いおかあさん。

テキパキと配膳やその他の仕事を回します。

おとうさんは調理担当。

曲がった腰で、それでも慎重にフライをあげていきます。

 

私はここの味も含めて、生き生きと働くこのご夫婦の姿を見て

母に気付きを得てほしいと願っていたのです。

 

そしてカウンター席にお願いしたことで、

たまたま厨房に貼られたメモを目にする事になります。

「人間の本質は…

死ぬる日まで仕事に励むこと

それが幸せである」

完全コピーでは無く恐縮ですが、こんな言葉が記されていました。

 

こんな風に勤勉な方たちに支えられてきたんだ…って実感して

胸が熱くなりました。

私も頑張ろうって思いながら帰路につきました。

母はこの厨房のメモを見て何かを感じてくれたのかな。

 

病気になったり、身体が不自由になったり…

生きていれば、それは理不尽な事もあるのだけれど

新しい視点を持ったり、

置かれた環境を冷静に客観視したりすることで

気付けること…って多い様に思うのです。

それは老いても若くても、健康でも病気がちでも、

結局は個々の心の在り方なんですよね。

 

＊

 

どんな場所に置かれていても、

心を腐らせなかった しおりに、母も私も､､､教わった筈なのにね。

人間て、ほんと愚かだわぁ。

…って、その顔…ぷぷぷｗ

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