竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

酒井董美氏の書評:ヴィーヘルト作『くろんぼの ペーター』:著者は伝承民話の法則を熟知している!

2016年03月12日 | 民話
今日のブログは酒井董美先生の書評を紹介します。

ある会合で酒井先生に私の愛読書ヴィーヘルトのメルヘンを紹介したところ、
早速、新聞書評風に感想を書いて送ってくださったのです。
それが、とても的確な内容だったので、
日頃の私のつたないブログに花を添えていただこうと
あえて公表させていただきました。(ご本人の許可を得て)

-------ここより書評--------------------------------




【書評】
 ヴィーヘルト作。国松孝二訳『くろんぼのペーター』(岩波少年文庫)
新書判276ページ 岩波書店刊 定価300円(初版当時)

酒井董美(さかい ただよし)

3月5日、立命館大学を会場としてアジア民間説話学会があり、
その後の懇親会でたまたま隣席になった奈良教育大学名誉教授の竹原威滋氏から、
「若い時代に読んで感動した本です」と推薦されたのが本書、昭和30年が初版である。

 著者エルンスト・ヴィーヘルト(1887-1950)は東ドイツの人。
第2次世界大戦でナチスの暴虐の元に強制収容所に入れられ、
放免されてからも秘密警察に監視されつつ、次代を担う子どもたちに希望を托し、
童話を書くことで対抗した人という。
これらの作品は大戦の末期である昭和19年から20年の冬にかけて書かれた40編の中から
7編(母の心、チビのドライベスト、もうない島、沼の主モールマン、金の鳥、
くろんぼのペーター、この世でいちばん大切なもの)が本書に翻訳され収められている。
どの物語も筋書きが巧みであり、なおかつ重厚で面白い。

 訳者の国松孝二氏は作者について「一生のあいだ、まっすぐな清い心にあこがれ、
正しい素朴なたましいを求めた作家です。…」と述べている。
本書の作品はどれ一つをとってもそのような精神に貫かれている。

 また著者エルンスト・ヴィーヘルトは民話の法則をじゅうぶんに熟知して活用している。
すなわち、伝承民話ではよく出てくる3人の兄弟や成功するのはその中の末っ子になるとか、
試練も3回繰り返されるとか、動植物がものを言ったり、魔法使いが登場し、
魔法の杖でさわると、たちまち土がパンに、あるいは水がワインに変わったりと
民話独得の伝統的手法を駆使しながら、子どもの読者に何の違和感も感じさせない。
そしてごく自然に正義を愛し、農民などの庶民の人々の幸福を願うように描いているので、
人々に何の抵抗もなく歓迎されたものであろう。

 理不尽なナチスのユダヤ人狩りなどを続ける当時の支配階級に対して、
正直で清い心を讃えた童話という武器で戦い続けた作者には、
さすがの政権側も正面切って、これ以上、逮捕、監禁することはできなかったものと思われる。

---------------------以上---------

短い字数でこれほど的確にヴィーヘルト童話の特徴をとらえた書評を読んで、感動しました。

私が若き日にドイツ語の単語を引きながら原書を読みながら、
「これは20世紀のグリム童話ではないか」と直感的に思った理由が
この書評にきちんと明確に書かれています。

ヴィーヘルト童話は、もちろん創作ですが、民話の文法をきちんと踏まえているので
子どもたちも引き込まれて読むのです。

ところで、ヴィーヘルト童話を知っている人は、日本にはほとんどいません。

国家の枠組みを超えて、戦乱の激しさを増す今こそ、
ヴィーヘルト童話を皆に読んでいただきたい。

酒井先生のお蔭で、今日は久しぶりに内容のあるブログになりました。

では、皆さま、来週末、またブログでお会いしましょう!

古事記「国生み神話」が寮実千子(文)/山本じん(画)で絵本になりました!

2016年03月05日 | 民話
今日のブログは、奈良市の作家・寮実千子さんが「絵本古事記」を出版した話題です。



-------先日の産経新聞の記事より-------------
 国内最古の古典「古事記」に描かれた奥深い世界を知ってもらおうと、奈良市の作家、寮美千子さんが、
「絵本古事記 よみがえり-イザナギとイザナミ」(国書刊行会)を発刊した。
画は「銀筆画」で知られる神奈川県秦野市の画家、山本じんさんが独自のタッチで描き、
古事記の古代的感性が伝わってくる一冊となっている。
 寮さんは、泉鏡花文学賞を受賞した翌年の平成18年に、首都圏から奈良に移住。
古事記は以前から読んでいたが、奈良で暮らすようになって、その世界を肌で感じられるようになったという。
 「古事記の古代的心情をダイレクトに伝えたい」。そんな思いから24年末、絵本の原稿執筆を始めたところ、
古事記を編纂した太安万侶ゆかりの多神社(田原本町)の祭りで朗読劇を披露することを依頼され執筆し、朗読。
以後毎年、朗読劇を上演している。
 今回の「絵本古事記」は昨年上演した「黄泉(よみ)返り」を絵本化。
イザナギ、イザナミという男女の神の国生みや、イザナギがイザナミを追って死者のすむ黄泉の国へ向かう話で、
画は神々や植物などが幻想的に描き出されている。寮さんは「子供から大人まで、古事記の奥深さを実感してほしい」と話し、
今後もシリーズとしてさらに発刊を目指すという。
----------「産経・奈良版」2016.1.5.-----------------------------------


「絵本古事記」を手に紹介する美千子さん

早速、絵本を購入し、読んでみました。

寮さんの文は、古事記の原文を親しみやすい明快な文にしており、
山本さんの画は、これまた、すごいです。
イザナギとイザナミが天の柱の周りをまわって国生みをするところを
銀筆を使って幻想的に、しかも写実的に描いている。
凡人にはイメージできない天地創造の壮大なスケールを的確にとらえている。

是非、皆さまも一度手に取ってご覧いただきたいです。

なお、以前のブログ『天からおりてきた河』インド・ガンジス神話が寮美千子氏の文で絵本になりました!もあわせてご覧ください。

風邪が流行っています。
皆さま、来週末のブログでお会いするまでお元気で!

早春の梅、見事に咲いた!!:梅花女子大と奈良公園

2016年02月27日 | 民話
今日のブログは、写真で綴ります。

早春の梅、見事に咲いた!!
梅花女子大と奈良公園


梅花の梅花です。梅林の全景


梅花の紅梅 咲き誇る
 

梅花の白梅 咲き競う


奈良公園の梅林、全景


あずま屋と梅林


「鹿に紅葉(もみじ)」ではなくて、「鹿に梅(うめ)」でした。

もうすぐ春ですね。

2013年早春の梅のブログもご覧くださいね!

では、来週末、またブログでお会いしましょう!




ユーラシアの両端:アイルランドと日本の文化の近親性 : 歌と語りのイベントの報告

2016年02月20日 | 民話
今日のブログは、2月7日行われた「アイルランドと奈良の民話 語りフェスティバル」のご報告です。
奈良女子大・佐保会館にほぼ150名の方が来てくださり、盛会でした。

まず、ストーリ・テラーのレニハンさんがアイルランドの妖精話を3話、語ってくださいました。
その語りは、身振りと抑揚が入り、リズミカルで、思わず聴き入ってしまいました。


おまけに、奈良の民話「いうなの地蔵」、「帯解の龍」の紙芝居も英語で読み語ってくださいました。


一方、ナーミン・テラー(奈良の民話を語りつぐ会の語り手)3人は、「ならまち民話地図」から3話語りました。


その合間の時間にはアイルランドと日本の楽曲演奏がありました。


いずれも、アイルランドの民族楽器:イリアンパイプスやハープによる音色を楽しみました。



レニハンさんが語った話は、「真夜中の乗馬」、「老婆が変身する」、「ガレット・バリーと取り換え子」でした。
いずれも、フューシャ(荒木孝子ほか)訳『異界のものたと出遭って 埋もれたアイルランドの妖精話』に収録されています。

これらの「妖精ばなし」は、奈良の民話でいうと、「キツネやタヌキばなし」に相当するようですね。
アイルランドでは、日常的に妖精と出会って生活しているようですね。
ひところ前の吉野では、キツネにだまされた魚屋さん「お金は木の葉」、「キツネの美女化け」、「砂かけタヌキ」などが
体験ばなしとして語られていました。

ユーラシアの両端の日本とアイルランドは、いずれも島国で、大陸のさまざまな文化が入って来ても、
あと、よそに伝えることができない。あとは、広い大洋なのである。
だから、両国ともさまざまな文化がそのまま破滅せず、保存されているのである。

妖精であれ、キツネであれ、異界のものたち者たちと出遭って、仲良く生きる人々、
そのような心のありようが、未来の平和な世界をつくるのである!
「民話・昔ばなし」ってすばらしい!!


イベントの後、その原書を購入して、レニハンさんと記念写真を撮りました。

はるばるアイルランドから来られたエディー・レニハンさん、
奈良アイルランド語研究会「フューシャ」、
奈良の民話を語りつぐ会「ナーミン」、
以上、3者によるコラボですばらしいイベントを持てました。

Go raibh maith agat!(アイルランド語で「ありがとう!」)

では、皆さん、風邪に気を付けて、手洗いとうがいを励行!
来週末まで、お元気で!

西村正身:「古屋の漏り」の起源を考える:アジア民間説話学会(3月5日・立命大)

2016年02月14日 | 民話
今日のブログは、学会の発表「古屋の漏り」の案内です。



ちょうど1年前のブログ1年前のブログでも紹介しましたが、
アジアの民話・昔話を研究する学会「アジア民間説話学会」の日本支部の研究大会が3月5日にあります。
先ずは、そのプログラムを載せましょう!

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★アジア民間説話学会日本支部 2015年度 研究大会★

■日時:2016年3月5日(土)13:00-16:30

■会場:立命館大学衣笠キャンパス 創思館4階401教室
 (JR京都駅または円町駅からJRバスまたは市バスにて「立命館大学前」下車)

■大会参加費:1,000円 (*学部学生は無料)

<プログラム>
13:00‐13:15 総会
1.2015年度活動報告・会計報告
2.2016年度活動計画
3.その他

13:25‐14:35 話題提供1 佐々木幸喜氏(岡山大学)
「「鼠の会議」の受容 ―猫の首に鈴を付けられない鼠たち―」
 
14:45‐15:55 話題提供2 西村正身氏(作新学院大学)
「『古屋の漏り』」の起源を考える」
 
16:00‐16:30 昔語り 吉川紗代 氏(長尾おはなし会 )
「蛇婿入り」「古屋の漏り」「天道さん金の鎖」(「奈良の昔話」より) 

*16:30-16:45 会場撤収
*17:45-19:45 懇親会(京都駅前、会費5,000)


<問い合わせ先>
〒603-8577京都市北区等持院北町56-1 立命館大学文学部鵜野祐介研究室 
e-mail: y-uno@fc.ritsumei.ac.jp 

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どれも興味ある内容ですが、
特に西村氏の「『古屋の漏り』」の起源を考える」はとても、面白そうです。

西村氏の専門分野は、ドイツ近世文学、中世ラテン文学、比較文学で、
『シンドバードの書の起源』、『七賢人物語』、アルフォンシ『知恵の教え』などを訳されています。

さらに、吉川さんの奈良の昔話「蛇婿入り」「古屋の漏り」「天道さん金の鎖」の語りもあり、
とても楽しみにしています。

皆さまもご都合がつけば、是非、ご参加くださいね。

今日は、アジアの民話に関する学会のご紹介でした。

みなさま
風邪が流行っています。
お元気で!

来週末にまたブログでお会いしまましょう!

「奈良・大立山まつり2016」(大極殿前・1月26日~2月2日)に行ってきました!写真で綴るご報告!

2016年02月05日 | 奈良
「あをによし 奈良の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり」とうたわれた「平城京」をしのばせる平城宮跡において、
1月29日から2月2日までの5日間、「奈良大立山まつり」が開催された。


奈良を代表する守護神の一つである四天王に因んだ巨大な「大立山」が4基が、山車(だし)に載せられ、平城宮跡を巡行した。

奈良県(荒井知事)の発案(総予算2億円。3万人の集客をめざす)官製のお祭りが今後どのように民衆に定着するか、
ともかく現場を見ることにした。

今日のブログは、写真で綴る「奈良・大立山まつり2016」である。


夕闇迫る生駒山を背景に鬼を制する(北方を護る)多聞天。


会場の前にある「奈良あったかもんグランプリ」で春日カレーうどんで先ずは腹ごしらえ。


山車(だし)の巡行前には、さまざまな地元芸能が披露されました。(室生の龍穴神社の龍神伝説)


日が暮れて、四天王が大極殿前を巡行開始。この一年の無病息災や家内安全を祈念した。


東方を護る持国天。


西方を護る広目天。


南方を護る増長天。


そして、フィナーレに、太鼓の音で四天王の巡行があり、大極殿前にそろい踏み。


帰り道には、中国に向かう遣唐使の船団の一行も祭りを見守っていました。

奈良への宿泊観光客が1年で最も減少する1月~2月の誘客を飛躍的に増加させたいと奈良県は意気込んでいる。
昨日の新聞記事によると、来場者が5万1千人となり、目標の3万人を超えたという。

夏の奈良燈花会ように、冬の風物詩として定着するか、見守りたい。

今日は、都合で一日早く、週末のブログを発信しました。

では皆さま、また来週・次回のブログでお会いしましょう!

大阪城天守閣で新年早々、真田幸村になってみました!

2016年01月30日 | 日記
最近のブログでは講演の案内ばかりが続きました。
ここらで、ちょっと趣向を変えて、話題は

大阪城天守閣で新年早々、真田幸村になってみました!



ご存知、NHKの今年の大河ドラマ「真田丸」の主人公です。



ちょうど、天守閣で「いざ、出陣!真田丸ゆかりの地」展を開催していました。



天守閣から金の鯱(しゃちほこ)を通して、大阪ビジネスパークを望む。



昼間の大阪城



そして、夕闇迫る、大阪城を後にしました。

大河ドラマ「真田丸」、明日はもう4回目「挑戦」宿敵・家康との初対面である。

天才の父、秀才の兄、そして二人を追いかける次男坊、
好奇心と冒険旺盛な幸村。
信州の小国の領主・真田家の物語。

故郷に住む家族とともに乱世を生き延びていくために、
迷い、悩み、苦しみながらも成長していく
家族愛にあふれた次男坊・信繁の物語。

三谷幸喜・作の大河ドラマ「真田丸」、この1年、日曜日の夜が楽しみである。

では、皆さまもお楽しみください。

では、来週末また、ブログでお会いしましょう!

★グリミン第64回例会案内:2月6日(土)武庫川女大/★フィーメニン夫人お話会:1月29日奈教大

2016年01月23日 | 民話
今日は、研究会の案内です。

★グリムと民間伝承研究会(グリミン)★第64回例会案内★

新春を迎え、皆さま、お元気でいらっしゃいますか。
今年こそ、自然災害や事故のない、そして平和な年でありますように。

★今回は、武庫川女子大学の野口教授が定年退職のため、野口ゼミの最後の卒論発表会になります。
そこでゼミ生全員の15名に発表してもらうことになりました。



 ブログを見ていただいているみなさま!
 ナーミンのみなさま!
 京大、阪大、神大、関学、関大、梅花女大ほか諸大学のグリム童話に関心のある院生のみなさま!

  都合つけば、是非とも、聴きにきてくださいますように!
  若い学生たちの斬新な発表を聞いて、励ましてあげてください。


                       記

●日時: 2016年2月6日(土)午前10時~午後6時
     (時間厳守:早めにお出でください) 
     (昼休みが短いので、必ずお弁当をご持参ください)
     (土曜日なので食堂も開いています)
●場所:
 武庫川女子大学 鳴尾キャンパス MM508教室(マルチメディア館 5階)
   〒663-8558 西宮市池開町6-46 文学部 
 (当日連絡:野口芳子研究室 0798-45-7948)

●道順:
 阪神電鉄・梅田→(急行10分)→尼崎→(普通10分)→ 鳴尾→(徒歩7分)→大学
  案内地図は下記サイトをご覧下さい。
  武庫川女子大アクセス

●内容: 各自、発表20分です。

★ 野口ゼミ生卒論合評会★ (定年退職のため最後の合評会)

■10:00-10:05 グリミンについての説明         グリミン世話人 竹原威滋
10:05-10:10 開会挨拶:今年の卒論の紹介          指導教授 野口芳子
1.10:10-10:30 ドイツ伝説集における「笑い」について                夛田英恵
2.10:30-10:50 グリム童話のなかの「緑」について                  塙万有香
3.10:50-11:10 KHM31「手無し娘」について                      大西郁花
4.11:10-11:30 『グリム童話集』と『ドイツ伝説集』における「悪魔」について     粂 芹奈
5. 11:30-11:50 明治期におけるKHM「いばら姫」の受容について             王本麻美
11:50-12:10 質疑応答
■12:10~13:00 昼食(出席者紹介)
(大学食堂、またはご持参の弁当で昼食をおとりください)


■13:00~15:00 発表・午後の部 I
6. 13:00-13:20 グリム童話における「ワイン」について                森 瑞希
7. 13:20-13:40 グリム童話における「婚約」について                 岩井 萌
8. 13:40-14:00 グリム童話における「犬」について                  傳谷友里江
9. 14:00-14:20 KHM88「さえずり、踊るヒバリ」の初期の英訳について          藤本正恵
10. 14:20-14:40 KHM89「ガチョウ番の娘について―最初の英訳The Ggoose Girlとの比較  釜田ひかる
14:40-15:00 質疑応答

■15:00~15:30 ティー・タイム休憩

■15:30~17:30 発表・午後の部 II
11.15:30-15:50 グリム童話における「4」について                   中村早希
12.15:50-16:10 グリム童話における「夜」について                   山田温子
13.16:10-16:30 グリム童話における「太陽」について                  安永 萌
14.16:30-16:50 ドイツ伝説集における「近親相姦」について               池田咲野
15.16:50-17:10 グリム童話における「沈黙」について                  高田久美子
1710-17:30 質疑応答
■17:30~18:00 総合質問および総括

■次回グリミン例会予告■

★第65回例会:2016年度日本独文学会春季研究発表会
        [獨協大学 5月28日(土)・29日(日)]
         の二日目:5月29日午後に開催します。
  上記の例会の研究発表を募っています。
  特に大学院生はじめ若い研究者の積極的なアプライを期待しています。
  希望者は世話人までご連絡ください。

★世話人
野口 芳子
竹原 威滋

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ところで、奈良教育大の語りの講座Ⅳですが、
次回1月29日(金)は、グリム童話の語り手:フィーメニン夫人の語り-受講生によるお話会-です。




ナーミン(奈良の民話を語りつぐ会)・テラーの皆さまがフィーメニン夫人になりきって下記のお話を語ってくれます。

1.三枚の鳥の羽
2.みそさざいと熊
3.ハンス・はりねずみぼうや
4.もの知り博士
5.悪魔とそのおばあさん
6.なまけ者の糸つむぎ

この日は、受講登録していない方も参加いただけます。
皆さま。是非、聴きに来てください!

今日のブログは、グリミン野口ゼミの卒論発表会とフィーメニン夫人のお話会の案内でした。

寒さ厳しいですが、みなさま、来週末まで、お元気で!

アイルランドと奈良の民話 語りフェスティバル(奈良女大・佐保会館:2月7日午後)開催!

2016年01月16日 | 民話
本日のブログは、歌と語りのイベントの紹介です。

奈良の民話を語りつぐ会(ナーミン)と奈良アイルランド語研究会(フューシャ)がコラボで
「アイルランドと奈良の民話 語りフェスティバル」を開催します。



★イベント名:アイルランドと奈良の民話 語りフェスティバル (上記ポスターの2番目のイベント)  ↑   ↑

★日時:2016年2月7日(日) 13:00~15:00

★場所:奈良女子大学同窓会会館 佐保会館2階(「近鉄奈良駅」下車 北へ徒歩約5分)

★プログラム
  ①アイルランドの伝統的語り部・・・・・・・・エディ・レニハン氏の語り
      ~アイルランドと日本の楽曲演奏~                
  ②奈良の民話 奈良の民話地図より・・・・・・ナーミンの語り
      紙芝居 奈良の民話・・・・・・・・・・エディ・レニハン氏の英語による語り
  ③若者たちの民話に対する態度・解説・・・・・エディ・レニハン氏、竹原威滋氏

★定員:100名   

★参加費:500円

世界的に有名な語り部、エディ・レニハン氏を迎え、奈良の語り部と競演することにより、
日本(奈良)と外国(アイルランド)の語りの伝統を披露する。
この交流によって、語りの醍醐味を楽しみ、伝統文化を守ることの大切さを体験していただきたい。

なお参加者には、「ならまち民話地図」を差し上げます。

詳しいポスターは下記をごらんください。
語りフェスティバル

なお申し込みはこちらのサイトをクリックしてください;

アイルランドと奈良の民話語りフェスティバル Part Ⅱ2月7日申込み

国際的なユニークな「音楽と語り」のイベントです。

是非、皆さま、いらしてください。

では皆さま、寒くなってきましたが、お元気で!

次週末のブログでまた会いましょう!


講演「ドイツ文学とメルヘンの世界」(富雄南公民館・2月26日)開催します!

2016年01月09日 | 民話
もう、新年も2週目に入りましたね。
みなさま、お元気ですか?

私のHPも年賀ヴァージョンに更新してあります。
ご覧ください。


「奈良しみんだより」1月号の21面に小生の講演の案内が載っていました。



■講座名
ドイツ文学とメルヘンの世界
■内容
ドイツ文学といえば、ゲーテやヘッセなど多くの作家がメルヘンを好んで書いています。
この講座ではドイツ・メルヘン街道を巡りながら、グリム兄弟の人生とグリム童話の成立過程を紹介し、伝承メルヘンの魅力に迫ります。
「蛙の王さま」「いばら姫」を事例に、グリム兄弟がどのようにして「聴くメルヘン」から「読むメルヘン」へ仕立て上げ、
今日世界の子どもたちに親しまれるに至ったか、お話していただきます。
この講座は託児付(6ヶ月から未就学児)です。子どもたちにお話の楽しさを伝える機会として子育て中の方もぜひお申込みください。
それではお話のはじまり。はじまり。
■日程
2016年2月26日(金)13時30分~15時30分
■講師
奈良教育大学名誉教授 竹原 威滋さん
■主催
(公財)奈良市生涯学習財団
■会場
富雄南公民館

詳しくは、下記のサイトをご覧ください:
講演申込み案内

ブログをご覧の皆さまは、私の講演や語りの講座で何度もお聞きいただいていますし、
今回は、一般市民のための生涯学習講座ですので、
お知り合いの方にお薦めいただくと、うれしいです。

奈良教育大学の「語りの講座IV」も1月22日に再開しますので、
受講中の方はお忘れなく!

それから、朝日カルチャ・くずは教室の講座「グリム童話と昔話の世界へようこそ!」パートVI も、京阪沿線の方は、都合つけば、いらしてくださいね。

今日のブログは、新年の小生の講座の案内でした。

では皆さま、今年も毎週末のブログ、よろしくお願いします。

2016年ブログ年賀状:年男です。今年もよろしくお願いします。竹原威滋

2015年12月31日 | 民話
みなさま、
明けましておめでとうございます。

年男です。今年もよろしくお願いします。

2016年元旦

竹原威滋




2015年を振り返って:私にとっての7大ニュース

1.ナーミン(奈良の民話を語りつぐ会)主催の民話祭りは年に1回、8月に開催していましたが、
   昨年は「春の民話祭り」を大和民俗公園内 旧臼井家住宅で、6月21日に開催できたことです。 
   ちょうど菖蒲園では、ハナショウブが見事に咲いていました。
ナーミン・テラーのみなさま、来年もレパートリを増やして、さらにお話の面白さを世に発信してくださいね!

2.グリム童話の全2巻誕生から200年記念の年に
   グリミン(グリムと民間伝承研究会)の研究仲間と下記の本が刊行できたことです。
     大野寿子編 『カラー図説 グリムへの扉』(勉誠出版)

3.丸山顕徳先生と比較民話研究会のみなさまと共にかつて吉野の民話調査のフィールドワークをした研究成果の一端が
  今回、一般向けの本として刊行できたことです。
     丸山顕徳編『語り伝える吉野の民話』『語り伝える吉野の民話』(金壽堂出版)

4.青木智史先生のご尽力で、奈良教育大学「語りの講座IV]が11月27日(金)より5回シリーズで2年ぶりに開講できたことです。
  とくに、地元の語り手、吉川紗代さんと額田美那子さんを講師にお迎えできたことです。

5.梅花女子大学で博士をおとりになった桝田静代さんが下記の書で「日本自費出版文化大賞」を取得されたことです。
      桝田静代著「絵双六 ― その起源と庶民文化」(京阪奈情報教育出版)

6.奈良民話地図の絵地図を制作してくださった増田恵子さんがが下記の絵本で「東吉野村絵本コンクール最優秀賞」を取得されたことです。
      マスダケイコ作・絵「ぼく、ニホンオオカミになる!!

7.梅花女子大に勤めているご縁で朝日カルチャー・くずは教室「グリム童話と昔話の世界にようこそ!」「グリム童話と昔話の世界にようこそ!」を開講できたことです。

本当にみなさまとのつながりで昨年も有意義な年を送れましたこと、感謝です。

今年も語りの文化について気づいたこと、考えたこと、見聞したことを綴っていきますので
是非、お付き合いくださいね!


皆さまのご健勝とご多幸をお祈りいたします。
本年も、よろしくお願い申し上げます。

96歳の母(年女)とともに新年を迎えることができました。

では、今週末にまたブログでお会いします。

来年(申年)もよろしく。今年の漢字は「安」

2015年12月26日 | 民話
今年もあと、1週間足らずになりました。
この1年もブログを毎週見ていただき、ありがとうございます。

来年もよろしく!


ナーミンの皆さまからいただいた来年の干支(えと):申(さる)の折り紙です。子ザルもかわいいですね。

先日の新聞によると、今年の漢字は「安」でした。

-------新聞記事より---------------------------------

2015年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「安」に決まり、
目本漢字能力検定協会が15日、京都市東山区の清水寺で発表した。

協会によると、応募総数は12万9647票で、1位の「安」は5632票。
森清範貫主が「清水の舞台」で、縦1.5㍍、横1.3㍍の越前和紙に特大の筆で揮毫した。
安全保障関連法案の審議に国民の関心が高まったことや、
世界で頻発するテロが人々を不安にさせたことなどが理由に挙がった。

2位は「爆」(4929票)、3位は「戦」(4556票)で、それぞれ「爆買い」と「戦後70年」などが理由。
4~10位は「結」「五」「賞」「偽」「争」「変」「勝」と続いた。
森貫主は「来年は安全な社会をつくっていこうという皆さまの総意ではないか」と話した。

-------------------奈良新聞 2015.12.16.より-----------

来年こそ安心な社会であってほしいですね。

さて、「今年の漢字」の過去20年を同新聞より、ふりかえってみましょう。



ではでは、皆さま、来年もよろしくお願いします。

竹原威滋


新刊情報:高木昌史著『グリム童話と日本昔話 比較民話の世界』(三弥井書店)

2015年12月19日 | 民話
今日のブログは新刊情報です。
成城大学名誉教授 高木昌史先生の新著の紹介です。


『グリム童話と日本昔話 比較民話の世界』(三弥井書店) 四六判・並製・272頁 2800円+税

先ず、目次を載せましょう:

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第1章 果実からの誕生―三つのオレンジ(スペイン民話)/瓜子姫(島根県)
第2章 羽衣物語―七羽の鳩(ドイツ民話)/天人女房(島根県)
第3章 呪的逃走―水の魔女(KHM79)/三枚の御札(新潟県)
第4章 骨のフォークロア―歌う骨(KHM28)/踊る骸骨(新潟県)
第5章 兄弟を捜す妹―六羽の白鳥(KHM49)/七羽の白鳥(南西諸島)
第6章 橋の不思議―橋の上の宝の夢(ドイツ伝説)/味噌買橋(岐阜県)
第7章 比較民話―研究の歴史(グリム兄弟/柳田国男/C・G・ユング)
結語
初出一覧
図版一覧
参考文献
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次に本書のカバーの案内文を載せます。

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世界の口承文芸の基本文献『子供と家庭の童話集』グリムから柳田国男へ
ユーラシア大陸を挟んで日本からアイスランド、沖縄、南西諸島からサハリンまで
東西南北の空間軸を自由に羽ばたき、
時代や信仰の壁を難なく超える昔話の〈東西一致〉と神秘性
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高木先生は、『グリム童話を読む事典』(三交社)、
『柳田國男とヨーロッパ 口承文芸の東西』(三交社)も出しておられ、
マックス・リューティの翻訳者としても知られています。
また、グリム兄弟の評伝『グリム兄弟 生涯・作品・時代』(ガブリエーレ・ザイツ著)の
翻訳書(青土社)も出されています。


成城大学柳田文庫の資料やドイツ語のメルヒェン事典など、最近のドイツ・日本の研究成果を十分にいかし、
斬新な比較研究がなされており、とても勉強になりました。
これからの日本での説話研究にとって画期的なご論考だと思います。


是非、昔話愛好家、ストーリーテーラーにもお薦めしたい一書です。

前々回のブログで紹介した『昔話の人間学』(鵜野祐介著)と合わせて読むとさらに面白いですよ!

本日のブログは、新刊情報を話題でした。

では、来週末、またブログでお会いしましょう!



酒井董美編著『ふるさとの民話』鳥取県編の三部作(東部編:中部編:西部編)続刊が出ました!

2015年12月12日 | 民話
今日も新刊情報のブログです。

以前、「酒井董美著『民話に魅せられて ある田舎教師の歩み』(立花書院)を読む!」というブログを載せました。
よろしければ、まずここをクリックして見てください。

長年、山陰地方で民話の聴き書き調査をされてきた酒井董美先生は
これまでハーベスト出版より「さんいんの民話シリーズ」を9冊を刊行されてきました。
詳しくは、このサイトをご覧ください。

このたび、鳥取県編の三部作(東部編:中部編:西部編)の続刊が出されました。


ふるさとの民話 第10集 鳥取県東部編Ⅱ 酒井董美 ハーベスト出版 本体価格:800円+税


ふるさとの民話 第11集 鳥取県中部編Ⅱ 酒井董美 ハーベスト出版 本体価格:800円+税


ふるさとの民話 第12集 鳥取県西部編Ⅱ 酒井董美 ハーベスト出版 本体価格:800円+税

いづれも、小型(新書版程度)で持ちやすく、お話会で読み聞かせにも便利ですよ。

本書の民話は日刊紙『山陰中央新報』に平成17年11月1日から22年3月31日までの
4年4ヵ月の間「音読ふるさとの民話」のタイトルのもとに合計1544回にわたって
毎日連載を続けたものだそうです。

読者の方がどれだけ民話の連載を楽しみにしてこられたかは
次の文章でもよくわかります。

------本書「あとがき」より--------------
長期連載となったのは、多くの読者の支持があったからで、冬期の暗い朝でも
この連載を楽しみに配達されるのを外で待っておられた方もあり、
新聞配達の方に暗闇から声を掛けて、配達された方がびっくりされた話も聞かされたし、
「いずれ単行本にまとめられるのでしょう」との期待の声は、
連載当初からよく聞かされたものであった。
また学校教育の中で取り上げられ、話ごとに簡易製本をして小学校へ
届けてくださった方がいたり、老人介護施設で毎週声を出して朗読を続けることにより、
今まで黙っていた方が積極的に発言するようになったという話もよく聞かされた。
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いずれも、日本の昔話の代表的なものが、山陰地方に伝承されてきたのがよくわかります。

鳥取県東部編Ⅱから、その目次を載せてみましょう!

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五分次郎             智頭町波多
吉吾どんの天登りと涙がこぼれる話 智頭町波多
夢買い長者            智頭町波多
腐った寒の風           烏取市用瀬町江波
犬婿入り             智頭町波多
庚申の夜の謎           智頭町波多
アブの命             智頭町波多
そら豆の腹が黒糸で縫われたわけ  智頭町波多.
天狗の隠れ蓑           智頭町波多
幽霊の飴買い           智頭町波多
桃太郎              鳥取市佐治町尾際
猿の生き肝            智頭町波多
音羽が滝のオトンジョロ狐     智頭町波多
鶴女房              智頭町波多
サル地蔵             智頭町波多
辰巳峠のオトンジョロ狐      鳥取市佐治町尾際
弘法機              智頭町波多
目をくれた龍           智頭町波多
天道さん金の鎖          智頭町波多
魚女房              智頭町波多
田螺息子             智頭町波多
天福地福             智頭町波多
瘤取り爺             智頭町波多
産神問答             智頭町波多
馬方山姥             智頭町波多
京の蛙と江戸の蛙         智頭町波多
化け物報恩            智頭町波多
猿蟹合戦             智頭町宇波
大歳の火             智頭町宇波
犬の足              智頭町波多
「笑う」という字         智頭町波多
鴉と雀              智頭町波多
瓜姫               智頭町波多
食わず女房            智頭町波多
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よろしければ、みなさまも、読んでみてください。
このシリーズは、是非、公共の図書館にも入れてほしいですね。

本日は、これまで。
ますます寒くなります。ご自愛ください。

では、来週末のブログでお会いしましょう!

新刊情報:鵜野祐介:『昔話の人間学 ― いのちとたましいの伝え方』

2015年12月05日 | 民話
今日のブログは新刊情報です。
立命館大学の立命館大学文学部教授 鵜野祐介先生の新著の紹介です。


『昔話の人間学 ― いのちとたましいの伝え方』(ナカニシヤ出版) 4-6版:270頁、本体2,100円+税

先ず、目次を載せましょう:

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プロローグ――昔話学へのいざない――  

第一講 「運定めの話」 ―誕生と運命―
第二講 「たにし長者」 (たにし息子)―子ども―
第三講 「鼻たれ小僧さま」 (竜宮童子)―子ども―
第四講 「蟹の仇討」 (猿蟹合戦)―親と子―
第五講 「糠福と米福」 (米福・粟福)―親と子、きょうだい―
第六講 「桃太郎」 ―少年―
第七講 「瓜姫コ」 (瓜姫)―少女―
第八講 「へやの起こり」 (屁ひり嫁)―嫁と姑―
第九講 「舌切り雀」 ―夫と妻―
第十講 「こぶ取り爺」 ―老人―
第十一講「食わず女房」 ―いのちと食―
第十二講「雉むかし」 (鳥食い婆)―いのち・食・性―
第十三講「山寺の鐘」 (蛇女房)―たましい―
第十四講「花咲か爺」 (犬むかし- 花咲か爺型)―たましい―
第十五講「うぐいすの里」 (鶯の浄土)―たましい―

エピローグ  
さらに学びたい人のための文献リスト 
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以上の目次でわかるように、「糠福と米福」「瓜姫コ」「こぶ取り爺」「花咲か爺」 など15の昔話を題材に、
先人たちが語るいのちやたましいのありようについて考えておられます。

その際、最初にそれぞれの話の「話型」と「モチーフ」を押さえ、
次に、国内の分布状況、書承の古典資料、海外、特にアジア諸国・諸地域における類話や類似モチーフなどを確認することで、
その話の起源と成立の背景、「伝承」と「伝播」の様相を考察しておられます。
その上で特筆すべきモチーフやトピックスについて解説を加えておられます。
そして最後に、語り手が、聞き手、特に子どもたちに対して伝えようとした「原感動」とは何だったのかに
耳を澄ませるとともに、今日の子どもたちにその昔話からどんなメッセージを受け取ってほしいかという
筆者自身の考えについても説得力をもって語っておられます。

戦後の日本昔話の膨大な資料を整理・考察した『日本昔話通観』(稲田浩二/小澤俊夫編著)の研究成果を踏まえて、
説話学上の手堅い考察を行い、その上で臨床心理学・教育人類学的研究にまで及ぶ論述は、
今のところ、他に類書はありません。

是非、昔話愛好家、ストーリーテーラーにもお薦めしたい一書です。


最後に、著者自身からのメッセージを載せましょう!

-----「今こそ昔話を!」------------

今日改めて注目される「昔話の力」について、三つの位相に分けてまとめておきたい。
第一には、昔話が持っている「語りの力」である。
「語ること」によって、
①いやし、はげまし、なぐさめる、②想像する、③創造する、
という力が生まれる。
第二には、昔話が持っている 伝承の力」である。
「伝承すること」によって、①つなぐ、②記憶する、③新たに発信する、
という力が生まれる。
そして第三には「声の力」である。
「声」によって、①相手のこころに呼びかけ、たましいを揺さぶることができる、
②いのちの鼓動を感じることができる。
これら三つの位相からなる「昔話のカ」は、携帯やスマホでのやりとりで事足りると錯覚しかねない
今日の人間関係係を、もっと深くうるおいのあるものにするために、とても重要だと思われる。
とりわけ、これから出産・子育てを迎えようとしている入たちや、保育・教育・福祉・心理臨床をはじめとする対人援
助の現場に立とうと志している人たちに伝えたい。
「今こそ昔話を!」

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本日のブログは、新刊情報を話題にしました。

みなさま、前回のブログで話した「皇帝ダリア」を見かけられました?!

では、来週末、またブログでお会いしましょう!