涙目筑前速報+

詰まるところは明日を知る。なだらかな日々につまずいて
向かうところはありもせず、未来の居場所だって未定―秋田ひろむ

2015年ちくぜんアワード

2015-12-31 15:46:26 | チラシの裏
個人的に今年触れた作品を、勝手に意味もなく表彰する「ちくぜんアワード」のお時間がやってまいりました。
昨年までの内容と、今年のノミネート作品は下記。

●過去のちくぜんアワード日記

2011年ちくぜんアワード

2012年ちくぜんアワード

2013年ちくぜんアワード

2014年ちくぜんアワード

●2015年ちくぜんアワードノミネート日記

2015年ちくぜんアワードノミネート(書籍部門)

2015年ちくぜんアワードノミネート(アニメ部門)

2015年ちくぜんアワードノミネート(音楽部門)

2015年ちくぜんアワードノミネート(ゲーム部門)

今年も色々な作品に触れることができた。
大変有意義な時間を過ごせた。
来年もまだ見ぬ新たな作品を楽しみに、どんどん幅広く良いものを求めていきたい。

では、今年触れた作品の中で特に心に残った作品を下記に紹介していく。
※あくまで自分が2015年に触れた作品なので、2015年より前に出た作品も含まれる。


■書籍(小説・漫画)部門

3位:九井諒子『竜の学校は山の上』

2位:夏目漱石『こころ』

1位:九井諒子『ダンジョン飯』

今年の僕のマンガに関しては「九井諒子の一年」と言っても過言ではない。
それだけ、九井諒子が一番強く印象に残っている。
これまでバトルが中心だったダンジョン探索漫画で、その食事情にスポットを当てる『ダンジョン飯』は、ぶっちぎりで今年のお気に入りNo.1になった。
「ファンタジー漫画は新たな時代を迎えた」と感じさせるほど、素晴らしい内容だ。

また、小説部門では、夏目漱石がランクイン。
やはりこの人の作品は読みやすく、かつ人間模様が面白い。
ラストの部分は明治という時代そのものに生きていなければ分かりづらい部分もあるが、それも時代を感じさせる良い部分である。


■アニメ部門

3位:アニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」

2位:おそ松さん

1位:ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン

今年のアニメも個性的な作品が多かった。
まずは3位に入ったのは艦これ。
ゲーム補正込みの贔屓目が強いが、それでも沢山の艦娘が動いて出てきていたというのは自分の中で大きい。
ネット上では全体のストーリー部分やキャラ設定の部分で不評を買っていたが、個人的にはそこまで致命的に気になる所もなく、1つ1つの各シーンで光る所が沢山あり、楽しく観られた。

2位にはおそ松さん。
おそ松くんの現代版という所で、現代アニメの良い部分と従来のおそ松さんのキャラを活かした、良い作品だ。
特に深夜アニメをそこまで観ないカミさんが毎週おそ松さんを楽しみにしていたという点も大きい。
こちらもネット上では声優先行の腐れ層向けという評価も目にするが、カミさんは声優には全く興味がないので、僕としては幅広い大人たちに楽しめる内容ではないかと思う。
そういう意味では、僕も含めネット上の評価なんてあまりアテにならないので、話半分で観た方が良いというのを改めて感じる。
結局は自分が面白いかどうかなのだ。

1位は忍殺。
このアニメも、ネット上では最初大不評だった。
しかし、それでも観続けていけば、途中から忍殺特有のアトモスフィアを楽しみ、「今日はフラッシュ成分が少なかったですね。。。」とかいう始末。
90年代深夜番組を彷彿とさせるTVショウも、実際懐かしい。
※ただしNINJA GIRLSはスカム枠なので注意が必要。

僕も最初に見せたあのフラッシュは「こう来たか!」という感じでビックリしたが、途中からあのフラッシュに味をしめ、ナンシー=サンの健全なシーンも楽しみ、ニンジャたちのあの独特なやり取りで何度も達した。
話毎に切り替わるEDも非常にワザマエであった。

結果としては、今年のアニメはネット上でそこまで評判が良くないものほど僕には合っていた。
一方で日常系や学園モノがランクインしなかったのは、僕の心情の変化の部分もある。
今年は夏ごろから何とか自分の中で良い生活のリズムが作れてきた。
気持ちとしても大分落ち着いた日々を過ごせた実感がある。
そういう時はやはり荒んだ心の清涼剤でもある日常系は、重要度が少し下がり気味になるのだろう。
こういう自分のコンディションに大きく左右されるのもちくぜんアワードの一側面だ。


■音楽部門

●アルバム部門

3位:THE PINBALLS「THE PINBALLS」

2位:Dir en grey「Arche」

1位:amazarashi「あまざらし 千分の一夜物語 スターライト」

●楽曲単発部門
※公式MVがある楽曲や、一部のアニメテーマ曲等のループ系楽曲に関しては、動画リンクも入れている。

5位:DAISHI DANCE×吉田兄弟「Re...Japanesque」

4位:サカナクション「新宝島」


3位:The Strypes「Get Into It」


2位:Dir en Grey「空谷の跫音」


1位:THE PINBALLS「劇場支配人のテーマ」
※動画は「ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン(3話)」のEDで流れた時のループ


まずはアルバム部門

3位はTHE PINBALLS。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTやBLANKEY JET CITYに影響を受けたと言われるように、随所に彼らの片鱗が見受けられる。
だが、ミッシェルやブランキ―のコピー止まりにはならない独自なバンドサウンド。
ミッシェルで言うところの故・アベフトシのようなギターカッティングで主張してくるわけではないが、全体的にバランスの良いサウンドがピンボールズの良いところだと思う。

2位はDir en grey。
中学・高校・大学と青春時代の殆どで聴き倒したこのバンドは、今も色褪せることなく僕の中で輝きを放っている。
ボーカルの京の声はさらに幅広くなり、よりアーティスティックな声を展開するようになった。
バンドサウンドもどんどん進化していき、最早ヴィジュアル系とはくくれない音楽になっている。
とりわけ、この前のルナフェスで聴いたライブは、本当にアートと言ってもいいくらい素晴らしい内容だった。

1位はamazarashi
これまでの楽曲をストリング形式にしたアルバムだが、どの曲もかなり素晴らしい。
原曲ではアップテンポだった曲が、このアルバムではゆったりした深みのある音になっていたりして、新作レベルに良い。
特に、「スターライト」はこっちのバージョンの方が断然良い。
今年もamazarashiが僕の中では大きい存在となった。
来年はアルバムが出て、ライブにもいくので、楽しみだ。

続いて楽曲単発部門

5位はDAISHI DANCEと吉田兄弟のコラボ曲。
上海万国博のパビリオン日本産業館のメインテーマとなった曲で、和風なシンセ音と三味線の音が非常に素晴らしい。
インスト曲を普段聴かない人でも、かなりハマれる曲なんじゃないかと思う。

4位はサカナクション。
映画「バクマン。」の主題歌で、「絵を描く・音楽を作る」というようなモノを作る上で丁寧に作りたいという想いが込められたような良い曲だ。
12月30日にCDJで聴いてきたが改めて凄くノレる素晴らしい作品だった。

3位は洋楽。
今年一番ピンと来た海外バンド、ストライプスだ。
このガレージロックの王道を突き進むようなバンドサウンドやファッション。
実に素晴らしい。
そして、バンドを組んだのが2011年。
実に若い。
今後が非常に楽しみな若手海外バンドだ。

2位はDir en grey。
アルバム「Arche」の中でもとりわけこの曲が好き。
この物悲しいサウンドは、夜に何度も聴いてしまう。
ルナフェスではSUGIZOとコラボしていたが、それも非常に素晴らしかった。

そして、今年の楽曲単発部門1位は、ピンボールズの「劇場支配人のテーマ」だ。
アニメ版忍殺3話のEDを初めて聴いた時、ドカーンときた。
凄いやつらがいる、と。ビビビッときた。
サビの「アアイエエエエ!!」という忍殺の絶叫を使った歌詞は凄い痺れた。
この曲を元に、僕が彼らのアルバムを買い漁ったのは言うまでもないだろう。
今年のトップは迷いなくTHE PINBALLSだ。


■ゲーム部門

3位:「ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル」(3DS)

2位:「艦隊これくしょん-艦これ-」(PC)

1位:「Splatoon」(WiiU)

まず3位に入ったのはブレイブリーデフォルトの完全版ともいうべきBBDFFtS。
無印版から更に遊びやすくなるよう改善を施し、2のシステムも導入。
元々BBDFが気になっていたので、こちらの方をやってみたら、かなり面白かった。
特にジョブチェンジシステムはかなり楽しい。FF5好きにはたまらない。
シナリオが中盤以降ちょっとだれた感じもしたが、それでも最後まで楽しめた。

2位は艦これ。
流石に2年連続トップは逃したが、今年もトップ3にランクイン。
2015年は各イベントで能動分岐システムや艦載機熟練度と言った新仕様も追加され、UI部分でも補給や編成で使い勝手がよくなった。
今年のゲーム日記も殆ど艦これであるように、かなり楽しかった。
来年はいよいよ艦これ改が出そうな雰囲気ではあるが、もし出たら心ゆくまで楽しみたい。

1位はスプラトゥーン。
今年は僕の中では艦これとスプラトゥーンであったが、軍配が上がったのはスプラトゥーンだ。
とにかくポップでとっつき易いゲームデザインに、カジュアルなシューティングゲームを意識したゲームシステムで、幅広い層に楽しめる仕様になっている。
TPSやFPSといったジャンルに入りにくいと感じている人も、スプラトゥーンなら楽しめると思うので、どんどん遊んでほしい。
また、ボイスチャットもないので、シューター特有の殺伐感もない。
老若男女を問わず楽しめるゲーム。今年の1位は、スプラトゥーンだ。


■2015年ちくぜんオブザイヤー作品

今年も、上記の各部門受賞作品の中から、「今年の1本」的なものである「今年一番自分の心に残った・感動した作品」という名目で大賞(ちくぜんオブザイヤー)も勝手に設定することにした。

※もちろん、ただの自己満足であり、大賞を取ったからと言ってこの日記で取り上げられるだけで他に何の恩恵もないわけだが。

注目の2015年ちくぜんオブザイヤーは・・・

ゲーム部門、WiiUの「Splatoon(スプラトゥーン)」に決定した。

シューティングゲームをここまでポップに、そしてカジュアルにしてくれたゲームは、本当に素晴らしいと感じた。
つい先日売上がミリオン突破したそうだが、さもありなんと言ったところだろう。
それだけこのゲームは皆が楽しめるように作られている。
アップデートは1月で一区切りつくようだが、今後も細かい調整やフェスは継続していくようで、来年も楽しみな作品でもある。

この素晴らしい作品を世に出してくれた任天堂に、最大の敬意を送りたい。
そして、来年以降も素晴らしいゲーム作品を出していってほしいと思った。


■総括

以上が今年のちくぜんアワードの内容となる。
今年も素晴らしい作品ラッシュとなり、満足感に満たされた1年だった。
そして、個人的には来年はPS4のソフトのラッシュが来る予感がするので、こちらも楽しみにしていたい。
併せて、良い作品に巡り合えるように、より幅広く自分のアンテナを張っていきたい。

今年触れたすべての素晴らしい作品・イベントに、心からのお礼を。
そして、来年も力強く生きて行こうと思う。
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