只の道…淡々と歩く

無いものを在るとする…ゆくゆくは苦悩となる
無いものは無いのです。

私とは、頭脳の働く世界です。

2018-01-16 09:43:35 | 日記
『自己との戦い』とよく聞く言葉ですが、自分を自分で
奮闘鼓舞するのですね。

自分の辛さや苦しさに負けてはならないぞ!と
いうことです。

ここで『自己とは何ぞや?』ですが、私(自我)のことを
指しているのですね。

ひとつ”である“真の自分”のことではありません。

『自己との戦い』は、言葉の通り戦いをしていては苦痛に
なるのです。

それは勝ったり負けたりが永遠に続くのですから、
いつも幻想の中に入ったままということです。

ですから『自己との戦い』の真の意味は、戦いを放棄して
忘れ去るということです。

生きているうちに、遠く遠く『自分』と離れていくと
いうことです。

それが“只なる実践”の持続です。

本来に還り着く道ですから、『自己との戦い』は
「思考自我」を消し去ることですね。

同じく心配、迷い、不安、苦悩、恐れ等を創り出す
私(自我)を消し去ることです。

そこに還り着けば、穏やかな安らぎのある“絶対安心”の
境地と成るのです。

ここが「嘘か真か」を超えた“真の世界”といえるでしょう。