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いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

福大 九州王者 九州大学野球選手権決勝トーナメント

2008-11-01 | 九州六大学野球
福岡大が九州王者! 第15回九州大学野球選手権大会(西日本新聞社後援)は10月31日、福岡市のヤフードームで決勝トーナメント(準決勝、決勝)を行い、決勝では福岡大(九州6大学1位)が九産大(福岡六大学1位)を3-2で下し、7年ぶり2度目の優勝を飾った。九産大は終盤の追い上げも及ばず、史上初の大会5連覇を逃した。福岡大は15日開幕の明治神宮大会に九州3連盟代表として8度目の出場、各地域、リーグの代表と戦う。

■意思統一が呼んだ歓喜

 しびれる場面でも自分を見失わない。そんな頼もしいナインが、7年ぶりに歓喜をつかんだ。「打てなくても負けないチームを目指してきた」。福岡大の樋口修二監督が宙に舞う。この日のためにリーグ戦ではあえて胴上げを封印した。待ちに待った空中遊泳だ。

 1点をめぐる攻防を制することが目標だった。6月の全日本大学選手権。貧打に泣き、三重中京大に1-3で敗れた。「ウチは大差で勝てるチームではない」。樋口監督から指名され、今秋から主将に就任した甲斐は意思統一をはかった。

 戦い方の変化は決勝トーナメントで如実にあらわれた。例えば5回の攻撃。1点を先制し、なお1死三塁の好機で2番の小島はスクイズを決めた。「監督から“あるぞ”と言われていたので」。ベンチと選手の考えにブレは生じなかった。

 最後は堅守で九産大の追い上げを阻止した。2点リードで迎えた9回2死満塁。中前適時打で同点のホームを狙った二塁走者を、中堅手の甲斐が本塁へのワンバウンド返球で刺した。「カットプレーだと間に合わない」。遠投120メートルの強肩を誇る男は冷静だった。

 甲斐が打ち明ける。「九産大にはオープン戦でも勝った記憶がない。正直苦手意識があった」。その九産大の5連覇を阻み、晴れて九州王者の座についた。したたかさを武器に福岡大が秋の神宮に帰ってくる。

■山内熱投実らず 九共大

 8年ぶりの九州王者を目指した九共大は準決勝で散った。延長11回までもつれ込んだ九産大との死闘も、最後はエースの山内が2死二塁からサヨナラ打を献上。「全選手が死力を尽くした、いい試合だった。責められない」と、仲里清監督はナインをかばった。「4年生と(神宮に)行きたかった」。激戦の予選トーナメントからフル回転を続けてきた3年生左腕の山内は言葉少な。「一からやり直します」。唇をかみしめ、球場をあとにした。

西日本新聞


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