いとうな日々

MLB、プロ野球他野球全般、ニュースなどについて、勝手にコメントさせて頂いてます!

マイケルと二岡、2対2の大型トレード合意!

2008-11-13 | プロ野球
来季こそ日本一奪回へ、巨人が早くも補強に乗り出した。二岡智宏内野手(32)、林昌範投手(25)と、日本ハムのマイケル中村投手(32)、工藤隆人外野手(27)の2対2の交換トレードが合意に達したことが10日、明らかになった。中継ぎ投手陣の強化を図る巨人と、右の強打者を求める日本ハムの思惑が一致。近日中に両球団から発表される。

6年ぶりの日本一を逃した巨人が、早くも補強に着手した。

今季、横浜から移籍した守護神クルーンはリーグ最多の41セーブを挙げたが、救援失敗も8度を数えた。四球が多く、シーズン終盤は不安定な投球が目立った。原監督は「今年はリリーフ陣の奮闘に助けられた」と中継ぎの重要性を評価。ベテランの豊田に今季急成長した左の山口、右の越智がいるが、さらなる強化のため、マイケル中村に白羽の矢を立てた。

豪州と日本の国籍を持つマイケルは日本選手扱いで05年ドラフト4巡目で日本ハムに入団。2年目の06年には、パ・リーグ新の39セーブを挙げて日本一に貢献した。今季も28セーブを挙げ、4年間で通算102セーブをマーク。強力なセットアッパーとして計算できるだけでなく、クルーンが故障した場合や不調のときは、代役として抑えも期待できる。

交換相手となる二岡は今季開幕戦で右ふくらはぎを肉離れし、正遊撃手の座を19歳の坂本に奪われた。7月下旬に三塁手として復帰したが、攻守に精彩を欠いたまま右足首をねんざし、9月下旬に2軍落ち。さらにタレント・山本モナとの不倫疑惑騒動でイメージも急落した。

巨人の選手会長のトレードは異例だが、新天地での再スタートは公私両面においてプラスとなる可能性がある。右の強打者の獲得が急務だった日本ハムにとっても、右方向へ長打を飛ばすパンチ力は大きな魅力だった。

また、左の中継ぎ投手を求める日本ハムと、高橋由、矢野と外野手に故障者が続出した巨人の狙いが一致し、左腕の林と俊足好守の工藤が交換要員となった。ともに来季の目標に日本一奪回を掲げる両チームが、戦力アップを進めていく。


筑紫哲也氏死去

2008-11-10 | ニュース
ジャーナリストでニュースキャスターも務めた筑紫哲也(ちくし・てつや)氏が7日午後1時50分、肺がんのため東京都内の病院で死去した。73歳だった。大分県日田市出身。葬儀は近親者のみで行い、後日、お別れの会を開く。喪主は妻房子(ふさこ)さん。

1959年に早稲田大政治経済学部を卒業、朝日新聞社に入社し、政治部記者や米軍統治下の沖縄特派員、ワシントン特派員などを歴任。週刊誌「朝日ジャーナル」編集長を務め、「新人類」「元気印」などの流行語を生んだ。

編集委員に就任後の89年に退社し、同年10月からTBSの報道番組「筑紫哲也NEWS23」キャスターに。日々のニュースを鋭い視点で掘り下げるとともに、イラク戦争直前には同国入りするなど現場取材を続け、民放キャスターの代表的存在となった。

昨年5月、同番組で初期肺がんを告白。その後数回番組に出演したが、今年3月にメーンキャスターを降板した。8月11日に放映された哲学者梅原猛さんとの対談が最後のテレビ出演となった。

79年にテレビ大賞優秀個人賞を、93年には日本の放送文化に貢献した個人や団体に贈られるギャラクシー賞のテレビ部門個人賞を受賞。今年度の日本記者クラブ賞も受賞した。

著書に「総理大臣の犯罪」「このくにのゆくえ」、訳書にデービッド・ハルバースタム著「メディアの権力」などがある。

筑紫哲也の本



ラミレスがサヨナラ弾、巨人タイ

2008-11-03 | プロ野球
<日本シリーズ:巨人3-2西武>◇第2戦◇2日◇東京ドーム

巨人が劇的なサヨナラ勝利で1勝1敗のタイに持ち込んだ。2-2の9回、アレックス・ラミレス外野手(34)が日本シリーズ史上12人目のサヨナラ弾をバックスクリーン左へ放った。ここまで8打数1安打と不調だったが、ひと振りで試合を決めた。先発高橋尚成投手(33)は6回途中2失点。後を受けた西村健太朗投手(23)、越智大祐投手(25)の若手救援陣が踏ん張って劇的な幕切れを呼び込んだ。3日は休養日で、4日の第3戦からは西武ドームに舞台を移して行われる。

打った瞬間、右腕を突き上げていた。劇的なサヨナラ弾。大歓声がダイヤモンドを走るラミレスを後押しする。三塁ベースを回って見えた光景は「これまでの人生でも一番」だった。ナイン全員が待ちかまえるホームに、ヘルメットを脱ぎ捨てて飛び込んだ。体をたたかれ、手荒い祝福から逃げるように脱出すると、原監督と抱き合った。期待にこたえられた充実感が、勝利の喜びとともにわき上がった。

お立ち台では「シンジラレナ~イ」と日本ハムのヒルマン元監督をまねして笑いをとったが、まさに信じられない対応力だ。この日は4打席目までは打ち損じが多く外野に飛ばすこともできなかった。7回の攻撃前に、篠塚打撃コーチから「引っ張りすぎている。もう少しセンターから右方向へ打つイメージでいったらどうか」とアドバイスを受けた。ナーバスになっていた気持ちを切り替えた。「次のワンスイングで仕留められると思って打席に入った」。2球目の外角スライダーを逃さなかった。「相手がすごく研究してきてるのは感じるけど、メンタルを変えて対応したい」と頼もしかった。

この日本シリーズ前、WBCの日本代表監督就任が決まった原監督へ言葉をかけた。日本シリーズ優勝チームが進むアジアシリーズと、WBCのアジア予選とを混同していたラミレスは「自分がアジアシリーズで頑張れば、原さんを助けることができるのか?」と真剣に話した。勘違いではあったが、それほど力になりたい思いを抱いていた。原監督も笑顔を返し、その気持ちを受け取った。

この日は日曜日。球場に来る前には、いつも通りに東京・渋谷区内にある教会でミサに参加した。シーズン中の日曜日と同じように平常心で試合に臨めた。そこにも原監督の配慮がある。チームは球場に隣接するホテルに合宿中だが、特別に自宅から通うことを許可してくれたからだ。勝ちたい、打ちたいという思いがあふれるのも自然だった。


福大 九州王者 九州大学野球選手権決勝トーナメント

2008-11-01 | 九州六大学野球
福岡大が九州王者! 第15回九州大学野球選手権大会(西日本新聞社後援)は10月31日、福岡市のヤフードームで決勝トーナメント(準決勝、決勝)を行い、決勝では福岡大(九州6大学1位)が九産大(福岡六大学1位)を3-2で下し、7年ぶり2度目の優勝を飾った。九産大は終盤の追い上げも及ばず、史上初の大会5連覇を逃した。福岡大は15日開幕の明治神宮大会に九州3連盟代表として8度目の出場、各地域、リーグの代表と戦う。

■意思統一が呼んだ歓喜

 しびれる場面でも自分を見失わない。そんな頼もしいナインが、7年ぶりに歓喜をつかんだ。「打てなくても負けないチームを目指してきた」。福岡大の樋口修二監督が宙に舞う。この日のためにリーグ戦ではあえて胴上げを封印した。待ちに待った空中遊泳だ。

 1点をめぐる攻防を制することが目標だった。6月の全日本大学選手権。貧打に泣き、三重中京大に1-3で敗れた。「ウチは大差で勝てるチームではない」。樋口監督から指名され、今秋から主将に就任した甲斐は意思統一をはかった。

 戦い方の変化は決勝トーナメントで如実にあらわれた。例えば5回の攻撃。1点を先制し、なお1死三塁の好機で2番の小島はスクイズを決めた。「監督から“あるぞ”と言われていたので」。ベンチと選手の考えにブレは生じなかった。

 最後は堅守で九産大の追い上げを阻止した。2点リードで迎えた9回2死満塁。中前適時打で同点のホームを狙った二塁走者を、中堅手の甲斐が本塁へのワンバウンド返球で刺した。「カットプレーだと間に合わない」。遠投120メートルの強肩を誇る男は冷静だった。

 甲斐が打ち明ける。「九産大にはオープン戦でも勝った記憶がない。正直苦手意識があった」。その九産大の5連覇を阻み、晴れて九州王者の座についた。したたかさを武器に福岡大が秋の神宮に帰ってくる。

■山内熱投実らず 九共大

 8年ぶりの九州王者を目指した九共大は準決勝で散った。延長11回までもつれ込んだ九産大との死闘も、最後はエースの山内が2死二塁からサヨナラ打を献上。「全選手が死力を尽くした、いい試合だった。責められない」と、仲里清監督はナインをかばった。「4年生と(神宮に)行きたかった」。激戦の予選トーナメントからフル回転を続けてきた3年生左腕の山内は言葉少な。「一からやり直します」。唇をかみしめ、球場をあとにした。

西日本新聞