今日は、岐阜市文化センターで、「む・しネット」のスタッフ会。
選挙講座のことと通信59号の発行について話し合いました。
市民派議員を増やしたいから講座を企画するんだけど、必要な情報がニーズのある人になかなか届かないのが悩みですね。
とりあえず、選挙講座については、7月のシンポの参加者と、コンタクトをとってくれた人たちにお知らせすることにしました。
ところで、1月3日から、
『市民派議員になるための本・・・・立候補から再選まで・・・』(寺町みどり著/プロデュース・上野千鶴子/学陽書房)の連載をはじめました。
女性の政治参加や議会のことを考えているたくさんの人の眼に触れたほうがよいので、一日遅れで、「む・しネット」ブログにも載せていきます。
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この本を書いてから、5年経ちます。
その間に、市町村合併がすすみ、国は小泉政権から安倍政権へと
いっそう右傾化しています。
「国」を重視し基本とする政策は、当然に地域社会の一人ひとりの
「ひと」を見捨てることになり、弱者切捨ての政治手法は、
子どもやお年より、しょうがいしゃ者など、いちばん弱い市民を直撃しています。
合併したらバラ色のはずだったのに、国からの合併特例債は数年で打ち切られ、
甘いことばはウソだったと気づいたころには、どの自治体も
厳しい財政状況に追い込まれていきます。そんな流動的な政治状況は、
市民派候補者にとって、不利なことばかりではありません。
既得権を持つ議員たちも、いままでのように地域密着の
利益誘導型選挙ができにくくなりました。
「ピンチはチャンス」。
今の政治状況に不安を感じている市民はたくさんいますし、
このままでよいと思っている人ばかりではありません。
「政治を変えたい」市民にダイレクトに実現したい政策やメッセージを届ける
市民型選挙は、手法さえ身につければ、だれにでもできます。
これから毎日ひとつずつ、わたしからあなたにメッセージを届けます。
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はじめに
-わたしの趣味は、「政治」です。-
エッとおどろくあなたは、「政治」のオモシロサを、きっとまだ知らないのでしょう。 わたしも以前は、政治も選挙も大キライでした。だから政治ギライの人の気持ちがわかります。コリ性だけどあきっぽいわたしが、「政治」の市民運動に10年もかかわって、生まれてはじめて本まで書いているのですから、“好きこそものの上手なれ”です。 政治の現場でつぎつぎにぶつかる問いに、さまざまな出会いのなかで、感じ、かんがえ、わたしなりの答えを見つけながら手さぐりで今日まで歩いてきました。そのみちすじをあなたと共にたどりたいと思います。
わたしは1991年9月、岐阜市の北隣の人口19000人の小さなまち、高富町の議会議員に当選しました。立候補すると決心し、わたしのやりたい市民型選挙に取りくみ、当選してからは、初議会、議会での質疑・討論・採決、一般質問と、未知の経験ばかりで、セクハラにも遭遇しました。
この本には、はじめて議員になる人が、じっさいに選挙や議会でつぎつぎに出会う経験を、立候補から再選まで時系列にそって、できるだけわかりやすく書きました。
この本を読んで、「わたしもやってみよう」とあなたに思ってもらいたい-それがわたしの願いです。
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