作る必要のないという科学的根拠があれば、作らないのにこしたことがないと思う。
田中角栄の日本列島改造論以来、雇用対策にしても、景気対策にしても、大規模な公共工事がその役割を演じてきたけど、その結果、日本列島が網の目のように寸断されて、自然とその生態系を破壊されてきている。
高速道路にしても、また、末端の農道にしても、本当の意味での必要性を論じることなく、ただ、作ればいいという発想で、自然を切り刻んできたではないのか。
三陸縦貫道路も宮古道路も西道路もしかりで、簡単に山々を切り崩し、自然を分断していく姿に、人間のおごりみたいなものを感じる。
そんな現象が、世界的に行われているとすれば、気候変動と温暖化という人類が直面する深刻な問題に、温暖化ガスの排出規制だけで対応できるだろうか。
三陸縦貫道路も本当に必要だろうか。
大規模な公共工事が景気対策、雇用対策の要である産業構造も改める必要があるとおもうけど、民主党には、それも期待したい。