オリビアを聴きながら

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サティスファクション / ローリング・ストーンズ

2010-04-11 19:36:34 | Weblog

古い話で恐縮ですが、昭和50年(1975年)前後というのは日本が大域汚染で非常に苦労していた時代でした。
大都市ではスモッグが日常的に出ていたのです。

そこでその対策の一つとして行われたのが、自動車の排ガス規制です。
当時としては世界一厳しい画期的なものでした。

しかしそのため乗用車の高性能エンジン(いわゆるDOHCツインカムエンジン)の多くは排ガス規制をクリアできず消えてしまいました。
いま考えれば不幸な時代だったかもしれません。

そのなかでトヨタを含む僅かな数のツインカムエンジンは生き延びることができました。

そして1979年、2代目セリカのマイナーチェンジにあわせて大々的に出したCMのキャッチコピーが「名ばかりのGTたちは道を譲る」という文句です。

厳しい排ガス規制を生き延びた自社のツインカムエンジンを讃え、他社の格好だけのGTカーを皮肉った内容の文句です。

このCMに効果的に使われたのが、ローリング・ストーンズの「サティスファクション」で、まさにこのCMに込めた思いを効果的に表現していました。

この曲はもともとは1965年のアルバム「アウト・オブ・アワ・ヘッズ」に収録されています。


Rolling Stones - Satisfaction





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