みそっこ日記

みそっこ研究者の雑感

査読結果

2009-11-30 23:08:36 | Weblog
Major revisionだった。なんか3人にreviewが回っていて、そのうち1人はほぼ文句なしだったが、後の2人からたくさんコメントがきた。そのコメントの細かさに絶句。さすがJournal of Geodesy。。。

ま、こんなによく見ていただいてありがたいことです。しかも、ざっと見た感じ、計算しなおす必要はなくて、もっと細かく書け、ということがほとんどのようなので、がんばって書き足すことにしよう。それにしても、revise期間が1月しかないというのは大変だ。


Herring本

2009-11-29 13:34:04 | Weblog
注文していた測地学の本がきた。
http://www.amazon.co.jp/Geodesy-Treatise-Geophysics-Tom-Herring/dp/0444534601
Herringが全部書いているのかと思っていたのだが、Editorをやっているだけなのね。数学的な取り扱いも含めてある程度実践的に網羅されているので、大学院の修士レベルくらいの授業で使うとよさそうだなぁ。

温故

2009-11-25 22:52:51 | Weblog
職場で記念誌をつくるということでいろいろ古い文献をあさる。本日は西南日本の地殻変動についての論文を読んだ。これ、何度も読んだはずだったのだけど、今日やっと全貌を理解した気がする。ふーん。すごい。こんなことやっていたのか。フォワード計算だけでプレート間カップリングがこんなにきれいに取れるなんて素敵。ていうか、本来こういうことをわたくしが引き継いでやるはずだったのではorz。

不足といえば、職場で過負荷によると思われる停電があった。お、おれ、関係ないっすよねorz

VirtualBox

2009-11-23 22:44:41 | Weblog
バージョンアップしたらCentOSがブートしなくなったので、しかたなくFedoraに移行。つい調子にのってバージョンアップしてしまったが、機能に満足しているんだからそのままにしておけばよかった。物見高いのも良し悪しだね。

仕分け、スパコンは復活の見込みらしい。よかった。ところで仕分け人の一人が復活の理由を「当日の役人の説明がなってなかったから」とか言ってたけど、担当者の説明ひとつで重要な政策の生き死にが決まるのだという意味だとすると、それは困るよねぇ。

研究評価

2009-11-18 18:54:22 | Weblog
第一弾、なんとか無事終了したぽい。ただ個人的にはもうちょっと上積みしたくてじたばたしている。

TEC、やはり絶対値を決めるのは難しいなぁ。とにかくDCBが不安定すぎ。受信機、衛星ともにsub dailyの変動はあるし、受信機については、チャンネル毎にDCB値が違うのではないかという悪寒が。。。

TEC続き

2009-11-12 20:57:10 | Weblog
やっぱり絶対値も見たいので、まじめにやることにした。まずはCODE@BERN大学からC1-P1とP1-P2のDCBをとってきて、cc2nonccを使ってよりDCBの補正を行う(このソフトウェア、P1-P2の補正には対応していないので、若干の改造が必要)。次に、補正後データの擬似距離を使ってSlant TECを計算し、GIMの値との差が全体で0になるように受信機P1-P2DCBの補正値を計算し、これまたcc2nonccで補正。そのデータをgpstkのDiscFixを使ってdebiasし、位相データからTECを計算。空間フィルタリングはしていないので細かい変動が見られると期待しているがどうなることやら。

この方法、細かいところをチェックしてないけどだいたいこの論文に書いているのと同じやり方かな?
Arikan, F., H. Nayir, U. Sezen, and O. Arikan (2008), Estimation of single station interfrequency receiver bias using GPS-TEC, Radio Sci., 43, RS4004, doi:10.1029/2007RS003785.

GIMと一観測点から見たreginonalなTECとの差がzero meanでランダムである、という仮定がどうかと思うが、ま、私は電離層屋さんじゃないので細かいことは気にしない気にしない。

TECプロット

2009-11-10 21:29:52 | Weblog
大人の事情がこれあり、作ってみることに。といっても元となるプログラムはすでにあるし、絶対値を決めるのでなければバイアスとかも考慮する必要もないし、楽なものだ。

とりあえず原形は完了。マルチパスの影響の小さい仰角20°以上では、だいたいバックグラウンドは0.05TECU以下に収まっているようだ。次はまず十勝沖あたりで実際にシグナルが見えるか検証の予定。

JMA GPV(GSM)の100hPa以下の部分がうまく読み出せなくて困っていたのだが、実は100hPa以下ではグリッドサイズが変わっているのが原因ということが判明。ということで、一度100hPa以下の物理量をwgrib2で読み出して内挿でグリッドサイズをそろえてから再結合するという処理をしたらうまくいった。

何に使うのかというと、JMA GPV(MSM)は100hPaまでしかなくて、それだとhydrostatic delayを計算するのには足りないので、その上にGPV(GSM)の100hPa以下の物理量をくっつけてしまおうという話。業務支援センターから買ったデータではこの部分はちゃんと処理してあるんだけどなぁ。


学会雑感

2009-11-07 00:14:23 | Weblog
無事終了。今回は会場が家の近くだったので楽だった。自分の発表は、しこんだネタがすべりまくっていたくさむかったが、中身自体はわかってもらえたのではないかと思う。やっぱりGPS解析で精度をだそうと思ったら数値気象モデルに基づくa priori hydrostatic delayとmapping functionを使うのが必須だ。

その他に、人の発表を聞いていて、いくつかフォローすべきネタがあったので、ちょっと時間をとってみよう。CNESのGRACE Level 2データは、昔いざべるが使っていて、いいという評判は聞いていたが、やっぱりきれいみたいなのでいじってみる必要がありそう。

それにしても時間超過の講演が多すぎ。しかも3鈴がなってから質問をうけつける座長も多すぎ。ああいうのは時間超過の罰として、華麗にスルーしてあげないと。

懇親会ネタ1:「サマースクールの発表よかったよ。しゃべり方以外は」...喜ぶべきか、悲しむべきかorz
懇親会ネタ2:「こないだの論文、実は僕査読してるんだけど、それにしても英語うまいねぇ」そ、そこか。実は共著者のつぼもそこだったし。英文校閲にだしているだけですから。残念orz


Windows7

2009-11-03 22:44:31 | Weblog
届いたのでとりあえずインストール。Vistaからのアップデートなのだが、問題なく出来た。ただ、やたらと時間がかかるが。

で、肝心の使い勝手だけど、正直いって違いがわからん。ネットブック(or ネットノート)くらいだと違いが大きいんだろうけど。