無門塾

旅や山、人生を語り合いましょう。

ガラシャ余話

2012年04月28日 | Weblog
 細川「玉」 と言うより 「ガラシャ」 と言えば、熊本県人のみならず全国の 否世界の人々が知るところであろう。 ところが、我が熊本に於いても殆ど知られざる存在がある。

 その一つで、横手町に名刹・安国寺があるが、此処に玉の末弟と伝わる人物が登場する。
安国寺は、加藤忠広時に禅宗洞家越後轉輪寺末寺として建立、青龍山 「弘真寺」 と号し
た。
 一方、細川忠利が小倉在城時に安国寺を建立し、明巌梵徹を住持とした。 その後、忠利が熊本城々主となった折、梵徹も熊本へ同行させ弘真寺に住まわせたそうであるが、その節に弘真寺は 「安国寺」 と改称したそうである。 この僧・明巌梵徹こそ、何とガラシャの末弟に当ると言われる人物である。

 その二と言おうか、ガラシャの妹・松本弥々なる人物の墓が、本妙寺塔頭東光院にある。 

 案内板によると、弥々は明智光秀の五女にして、因幡の守豊前夫人とある。 当院には、他に小西行長関連墓、荻昌国の墓など等がある。 小生は、未だ弥々さんの墓の所在確認が出来ていないが、この際調べてみたいものである。    

 その他、八代の古麓地区にある名刹寺院を別途用件で訪ねた時、はからずもガラシャの彫像や位牌を拝見させて頂いたのも印象に残っている。            合掌