着手したときには8月いっぱいかかると思っていたのですが、順調に進んで改装が完了しました。今回の改装にあたっての問題点の1つは、編集に使用するエディターソフトに何を使用するかということでした。今まで愛用して来た「ez-HTML」は、残念ながら「HTML5,css3」には未対応で、対応する見通しも立っていません。とは云え高価な有名ソフトは手が届きません。フリーソフトで適当なものが無いか、あちこち探した結果、今回使用した「StyleNote5」を見つけました。各種の環境設定の後、試用して見たら中々の優れもののようです。この種のソフトは「入力支援」が決め手になりますが、「HTML」も「css」も充実していて、細かい属性値などもきめ細かく候補を出してくれます。「HTML5の専用タグ」は“*”マーク付きで表示されるので分かりやすいです。今後はこれを愛用して行くつもりです。
次の問題は「HTML5」になって新規に採用される要素・属性をどう扱うかですが、よく見ると、例えば<header>はヘッダー部分に使用出来ますが、このタグ自体に特有の働きがあるわけではなく、「ここからヘッダーですよ」と分かりやすく表示されるというだけのもので、従来の<div>にid="header"を設定するのと大差ないような気がしますので、今回は新規要素・属性は使用しない事にしました。
各ページの「body」の内容は、元々いつでも「HTML5」に変更出来るように、“非推奨要素・属性”は不使用にしていましたので、<!DOCTYPE>と<head>の部分だけ変更すればよかったため、作業は単純な「コピー&ペースト」で楽でした。「HTML5」はこの部分の内容が簡略化されているので、分かりやすくて良いです。
但し、冒頭の“DOCTYPE”が最も簡略化された形の<!DOCTYPE html>だけで、どこにも"HTML5"の文字が出て来ないのは?です。これがHTMLの最終形で、“5.1”も“6”も有りませんという自信作なのでしょうか。簡単なのもいいですが、バージョンくらいは表示してほしい気もします。
あと、「更新履歴」と「プロフィル」のレイアウトに<table>を利用していたのを廃止して、代りに<dl><dt><dd>に変更しました。やはり<table>をレイアウトに利用するのは、作るときは楽が出来ますが、推奨されていません。記述の内容から云えば、この方が目的により適合しています。これで、すべてのページでデザインも統一されました。