mumeisouの《 雑記帳 》

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「回復パーティション」で右往左往。・・・「仮想ハードディスク(VHD)」を試してみた。

2018年06月02日 | 雑文

現在使用中のプリンターは、少し古めのため、残念ながらウインドウズ10では動作しません。そこで、ウィンドウズ8.1との “デュアルブート” にして、プリント作業がある時はウインドウズ8.1の方を起動して、こちらで作業するようにしています。

所で、メインのウインドウズ10の方の問題なのですが、既定では必要なパーティション構成として、
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1)EFIパーティション ( 100MB )
2)MS予約パーティション ( 16MB )
3)ウインドウズ10(OS)パーティション
4)回復パーティション ( 450MB )
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の4つのパーティションが必要とされています。

ここで問題になるのが「回復パーティション」なのです。マイクロソフトの推奨構成では「4番目」に置かれるようになっていますが、新しいハードディスクに普通にインストールすると、回復パーティションの場所が「1番目」になってしまいます。この配置ですと、ウインドウズの動作自体には何も問題は無いのですが、「年2回の大型アップデート」が曲者なのです。

回復パーティションの内容が増加して容量が不足すると、「ウインドウズ(OS)パーティション」のすぐ後ろに必要なサイズの新しい回復パーティションが自動的に作られます。その次の大型アップデートでも容量が足りなくなると、また新しい回復パーティションが自動的に作られます。

このようにして「回復パーティションの増殖」が行われた結果、私のデスクトップ型PCはつぎのような構成になっていました。
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1)回復パーティション ( 450MB )
2)EFIパーティション ( 100MB )
3)MS予約パーティション ( 16MB )
4)ウインドウズ10(OS)パーティション
5)回復パーティション ( 780MB )
6)回復パーティション ( 500MB )
7)ウインドウズ8.1(OS)パーティション
8)データパーティション(D)
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この問題の可決策をネットで調べて見ましたら、回復パーティション」の「必要最大容量」は1GBで、この容量が確保されていれば、増殖は起こらないらしいと分かりました。また、“最新の回復パーティション” 以外の古いものは削除しても問題ないことも分かりました。

早速、「ディスク編集ソフト」を利用してパーティション構成を “望ましい” 構成に変更しました。再起動の結果、ウインドウズ10の動作は全く問題無く、やれやれ一件落着と思ったのでが、落とし穴がありました。
「EFIパーティション」の位置が変更されたため、相対位置関係がずれてウインドウズ8.1が起動しなくなったのです!。「デュアルブート」の再構築は大変に手間がかかるので頭を抱えました。

そこで考えたのが「VHD(仮想ハードディスク)」の利用でした。 現在ウインドウズ8.1で利用している機能は、幸いにプリンターの操作だけです。インストールの手間は大したことはありません。

データパーティション(D:)は余裕があるので、ここにフォルダー「VHD」を新設します。
「ディスクの管理」を開いて「DISK 0」 を選択し、「操作」メニューの 「VHDの作成」 から 「Win-8.1.vhd」 を作成。ウインドウズ8.1のインストールディスクでPCを起動し、「Shift + F10」 でコマンドを起動して、VHDファイルを “attach” してドライブとして表示させ、ここにウインドウズ8.1を通常通りにインストール。

再起動すると、今インストールしたウインドウズ8.1が 「既定のOS」 として上位になった 「ブートメニュー」 が表示され、「Enter」 するとウインドウズ8.1が正常に起動しました。ずっと昔に「仮想化PCソフト」を利用してデュアルブートを実現したことがありますが、これと比較してはるかに快適にキビキビと動いてくれます。今後とも利用価値は大有りです。


「msconfig」を起動して「ブート」タブでウインドウズ10の方を 「既定のOS」 に指定変更すれば今まで通りの使い勝手になります。面白いのは、ウインドウズ8.1のアイコンには、「VHD」 が明示されていることです。( 左の写真を参照 )。

この後、プリンターをインストールして正常に動作することを確認しました。今回使用したウインドウズ8.1のインストールファイルは、最新バージョンを指定してダウンロードしたものですが、念のためアップデートして見たら、何と件数が150件もあって驚きました。正真の最新バージョンが提示されているわけではないようです。


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