mumeisouの《 雑記帳 》

折にふれて、出来事や所感を記述。

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Windows10:「通知」が表示されない!

2019年01月26日 | 雑文

昨年秋のウインドウズ・メジャーアップデート(v.1809)を実施しました。
ノートパソコンの方は何も問題なく完了しましたが、デスクトップの方は「アクションセンター」に「通知」が何も表示されなくなってしまいました。
「USBメモリー」の取り出しも、ちゃんと機能していて安全に取り出しは出来るのですが、「安全に取り外すことが出来ます。」という通知は全く表示されません。
「通知が表示されない」だけで、動作機能は正常で運用上は問題ないので、「無視」して使うことは出来ますが、あまり気持ちのよいものではありません。

取り合えず「アップデート前のバックアップ」を使用して「v.1803」に復元し、「通知」に問題がないのを確認してから、再び「メジャーアップデート(v.1809)」を実行して見ましたが、結果は同じことでした。このパソコンに特有の現象のようです。

そこで、マイクロソフト・コミュニティに問い合わせて見ましたら、かなり多数のユーザーから同じ現象の不具合が発生しているようでした。「Q&A」での対策説明では、
「sfc /scannow」、「Dism.exe・・・・・/RestoreHealth」を実施して改善されなければ、ウインドウズの「クリーン・インストール」をして下さいというものでした。

「クリーン・インストール」は避けたいので、上記の対策を実行して見ましたが、全く改善されませんでした。考えてみれば、これらの対策は「壊れたファイルの修復」なので、例えば「レジストリの値が改変された」ような不具合には効果が無いのは当たり前なのかも知りません。

正常なノートパソコンと「レジストリ」の内容を比較して見ましたが、「設定箇所」が一か所では無く、多岐にわたっているようなので、「レジストリ」を訂正して改善するのは困難でした。解決するには「クリーン・インストール」しか方法が無いようです。

「v.1809」のインストール用ファイルをダウンロードして、新規に「クリーン・インストール」を実施しました。結果は、何事も無かったように「全く正常」な表示に戻っていました。
このあと、元通りにアプリケーション・ソフトをインストールし直しましたが、多くの時間を要しました。

次回の「春のメジャーアップデート」では何も問題が起こらないことを祈るばかりです。


古いプリンターが Win10 でも動いた。

2018年09月08日 | 雑文

ウインドウズ10にアップグレードするまでは、プリンターはキャノンの iP-4600 を愛用していました。このプリンターはスキャナー機能はありませんが、近年は殆どの機種が背面給紙トレイが廃止になり、今までこの機能を便利に利用していたので、新機種への買い替えをためらっていました。

キャノンのホームページを検索しても、 iP-4600 のドライバーは Windows8.1 までしかありませんので、やむを得ずOSを Win 8.1 とのデュアルブートにして凌いで来ましたが、OSの切り替えが面倒で、いつも不便を感じていました。

キャノンからは背面給紙が出来る新機種が発売されましたが、価格が高いわりには使い勝手が良くない印象です。
他のメーカーには背面給紙が可能な機種も存在しますが、殆どが枚数が1枚に限定されていますので、これでは不便すぎます。
何とかならないものかと、ネット上を検索していたら、「 iP-4600 がウインドウズ10でも動作した」という記事を発見しました。
     「Canon PIXUS iP4600 は Windows10 に対応できるか」
     http://d.hatena.ne.jp/hidebox/20161002/1475379702

内容を見ると、キャノンとしては「動作を保証」してはいませんが、「次期のOSでも動く」ことはよくあることのようでした。Windows8.1 用のドライバーは「ダウンロード」して保存してありましたので、早速インストールして見ました。プリンターの電源を入れて「自動セットアップ」した結果、確かに正式プリンターとして認識されています。テストプリントして見ましたが、何一つ不具合はなく正常に印刷出来ました。

唯一、不安なのは「キャノンが保証」している訳ではないので、次期の大型アップデートで「不適合」になることですが、これは、その時になって見なければ分からないことですので、しばらくは様子を見ながら使い続けるつもりです。



「回復パーティション」で右往左往。・・・「仮想ハードディスク(VHD)」を試してみた。

2018年06月02日 | 雑文

現在使用中のプリンターは、少し古めのため、残念ながらウインドウズ10では動作しません。そこで、ウィンドウズ8.1との “デュアルブート” にして、プリント作業がある時はウインドウズ8.1の方を起動して、こちらで作業するようにしています。

所で、メインのウインドウズ10の方の問題なのですが、既定では必要なパーティション構成として、
---------------------------------------------------
1)EFIパーティション ( 100MB )
2)MS予約パーティション ( 16MB )
3)ウインドウズ10(OS)パーティション
4)回復パーティション ( 450MB )
---------------------------------------------------
の4つのパーティションが必要とされています。

ここで問題になるのが「回復パーティション」なのです。マイクロソフトの推奨構成では「4番目」に置かれるようになっていますが、新しいハードディスクに普通にインストールすると、回復パーティションの場所が「1番目」になってしまいます。この配置ですと、ウインドウズの動作自体には何も問題は無いのですが、「年2回の大型アップデート」が曲者なのです。

回復パーティションの内容が増加して容量が不足すると、「ウインドウズ(OS)パーティション」のすぐ後ろに必要なサイズの新しい回復パーティションが自動的に作られます。その次の大型アップデートでも容量が足りなくなると、また新しい回復パーティションが自動的に作られます。

このようにして「回復パーティションの増殖」が行われた結果、私のデスクトップ型PCはつぎのような構成になっていました。
----------------------------------------------------
1)回復パーティション ( 450MB )
2)EFIパーティション ( 100MB )
3)MS予約パーティション ( 16MB )
4)ウインドウズ10(OS)パーティション
5)回復パーティション ( 780MB )
6)回復パーティション ( 500MB )
7)ウインドウズ8.1(OS)パーティション
8)データパーティション(D)
----------------------------------------------------

この問題の可決策をネットで調べて見ましたら、回復パーティション」の「必要最大容量」は1GBで、この容量が確保されていれば、増殖は起こらないらしいと分かりました。また、“最新の回復パーティション” 以外の古いものは削除しても問題ないことも分かりました。

早速、「ディスク編集ソフト」を利用してパーティション構成を “望ましい” 構成に変更しました。再起動の結果、ウインドウズ10の動作は全く問題無く、やれやれ一件落着と思ったのでが、落とし穴がありました。
「EFIパーティション」の位置が変更されたため、相対位置関係がずれてウインドウズ8.1が起動しなくなったのです!。「デュアルブート」の再構築は大変に手間がかかるので頭を抱えました。

そこで考えたのが「VHD(仮想ハードディスク)」の利用でした。 現在ウインドウズ8.1で利用している機能は、幸いにプリンターの操作だけです。インストールの手間は大したことはありません。

データパーティション(D:)は余裕があるので、ここにフォルダー「VHD」を新設します。
「ディスクの管理」を開いて「DISK 0」 を選択し、「操作」メニューの 「VHDの作成」 から 「Win-8.1.vhd」 を作成。ウインドウズ8.1のインストールディスクでPCを起動し、「Shift + F10」 でコマンドを起動して、VHDファイルを “attach” してドライブとして表示させ、ここにウインドウズ8.1を通常通りにインストール。

再起動すると、今インストールしたウインドウズ8.1が 「既定のOS」 として上位になった 「ブートメニュー」 が表示され、「Enter」 するとウインドウズ8.1が正常に起動しました。ずっと昔に「仮想化PCソフト」を利用してデュアルブートを実現したことがありますが、これと比較してはるかに快適にキビキビと動いてくれます。今後とも利用価値は大有りです。


「msconfig」を起動して「ブート」タブでウインドウズ10の方を 「既定のOS」 に指定変更すれば今まで通りの使い勝手になります。面白いのは、ウインドウズ8.1のアイコンには、「VHD」 が明示されていることです。( 左の写真を参照 )。

この後、プリンターをインストールして正常に動作することを確認しました。今回使用したウインドウズ8.1のインストールファイルは、最新バージョンを指定してダウンロードしたものですが、念のためアップデートして見たら、何と件数が150件もあって驚きました。正真の最新バージョンが提示されているわけではないようです。


PCの「トリプル・ブート」に挑戦。

2015年12月18日 | 雑文

現在も使用中の古いPC周辺機器は、古いOS(WINDOWS‐XP)でないと動作しないものがありますので、WINDOWS‐XPはまだ捨てるわけには行かず、デスクトップ・パソコンはWINDOWS‐8.1とXPの「デュアルブート」にして使用していましたが、7月末に新しくWINDOWS‐10が出ましたので、WINDOWS‐8.1の方を10にアップグレードしました。

ところが、現在使用中のプリンターが 8.1 までの古い方のOSでしか動作しません。ただ、WINDOWS‐10は一度 無償アップグレードすれば認証されて、以後ずっと使い続けることが出来、その後ほかのOSに入れ替えても認証は有効なままです。
 そこで、システム・バックアップしてある2つのOS(Win‐10 と Win‐8.1)を「リカバリー」で入れ替えながら、プリンターも使用するという「苦肉の策」を実行していました。

しかし、「リカバリー」には15分前後の時間はかかるし、新しい「アップデート」が出れば実施する必要もあり、手間がかかってついに ”音を上げ ”ました。
 そこで考えたのが、Win‐10、Win‐8.1、Win‐XPの3つのOSを「トリプル・ブート」にすることです。

まず、「Win‐8.1、Win‐XP」の2つのOSの「デュアルブート」のベースに、「WIN‐10」をクリーンインストールするパーティションを増設しました。次はマイクロソフトからインストール用の最新の「isoファイル」をダウンロードして、DVDに焼き付けました。更に「クリーンインストール」なので、後で「システムボード用のドライバ」をインストールする必要があります。この為の「ドライバ・バックアップ」も作成しました。これで準備完了です。

普通のデュアルブートの場合は、古い方のOSが実行されている上から、新しいOSのディスクを読み込ませればよいので、今回も「Win‐8.1」を起動して、その上に「Win‐10・インストール・ディスク」を読み込ませる方法をとりました。
 普通ならば「インストール・パーティション」を指定する画面が出てくるのですが、いきなり「アップグレード」の画面に入ってしまいました。やむを得ず「キャンセル」にして脱出し、PCを一旦終了してから、改めて「OSのブート」より前に「Win‐10・インストール・ディスク」を開くように変更したら、無事に「パーティションの選択画面」が出現して「クリーンインストール」が始まりました。

所が、途中で「引き継ぐデータを選択する」画面が出て来ました。この事から見ると、このインストール用ファイルはクリーンインストール専用のものでは無く、アップグレードと兼用らしいです。「引き継ぎ無し」に設定して続行して無事にインストールが完了し、「システムボード・ドライバ」をインストールして完成です。

再起動してみたら、左の写真のように、にぎやかな「ブートメニュー」が出て来ました。OSはどれでも自由に選択できます。
これで面倒な「リカバリーによる切り替え」から解放されます。クリーンインストールした「Win‐10」は動作機敏で、アップグレードしたものより起動もアプリケーションの動作も軽快で、気に入りました。



WINDOWS10アップグレード実施してみました。

2015年08月24日 | 雑文

毎年のことですが、8月は山野草の花が少なくて、メインのHPも更新のネタ切れで開店休業状態ですので、HPのモデルチェンジをしたり、パソコンの手入れに時間を費やすのが通例になっています。 今年は新しいOSであるWindows10の正式提供開始が7月29日で、同時にクリーンインストール用のisoファイルも提供される、とのことでしたので、7月30日に調べて見たら、「メディア作成ツール」を利用すれば、「アップグレードインストール」と「クリーンインストール用のメディア作成」が可能になっていました。

当方には「デスクトップ・Windows8.1」と「ノート・Windows7」の2台があり、どちらも「予約申し込み済」ですが、まだ「提供開始」の通知は来ていません。「ノート」の方はしばらく待つとして、「デスクトップ」はWindows8.1にアップグレードする時に全面的に中身を改装してあり、Windows10の動作に十分な性能になっていますので、取りあえず「デスクトップ」の方を「強制的」にアップグレードして見ました。

「64ビット用」の「メディア作成ツール」を開くと、「アップグレード開始」と「インストール用メディア作成」の両方がありますので、「アップグレード」の方を選択して「OK」して、手順通りに進むと、特に操作することは何もなく、数回の再起動を経て「Windows10」が開きます。終了まで約2時間かかりました。

動かしてみて、気に入ったのは動作が速いことで、キビキビした動作は快適です。
気にいらなかったのは、
  (1)これは初めからわかっていたことですが、プリンターが古いので動作対象外になったこと。
  (2)「設定」→「アプリと機能」を見ると、インストールしてあったアプリは殆ど全部が引き継がれて
    いましたが、完全に動作しているのにも関わらず、「利用不可」になっているアプリが全体の
      1/3くらいもあったことです。現実とかなりの違いがあります。
  (3)「ウインドウズ・アップデート」が「自動」だけになり、方法の選択の余地が無くなったこと。

アップグレードしてから20日以上経過しましたが、今のところ「異常」なく動いています。ただ、このOSはまだ完成の域に達していないようで、頻繁にアップデートが入って来ます。慌ててアップグレードせずに、せめてあと2~3か月待ってからの方が安定していて安心かも知れません。

このあと、レノボ・TinkPadのノートPCも「アップグレード提供開始」の通知が来ましたので、通常の方法でアップグレードしましたが、こちらも今のところ異常なく動いています。