その一、その二、その三、その四の続き
「我が道を行く」という記事で、ユーリ氏は緒方貞子氏を“先生”付で呼んでおり、緒方氏への絶賛一色となっている。緒方氏の家族にも言及、氏の息子をも高評価していた。緒方氏と個人的付き合いがある訳でもなし、緒方家の内情を知る立場にも、その必要もないはずなのに、ユーリ氏の自己流の好意的な感想や“憶測”が含まれていたのは失笑した。
緒方氏は国連難民高等弁務官を務めた政治家であり、氏への評価は第一に政治力を以ってすべきなのだ。この点ではユーリ氏と私の見方は正反対である。2012-05-08付の記事で緒方氏について触れたので、再び引用したい。
「アフガン復興のツケを日本国民に押し付けた婆さんくらいにしか感じていないし、日本庶民にとって何の役に立ったのか?という想いでいる。wikiで見たらカトリック信者と解説があり、これでやたら支援を訴えていた理由がわかった。この婆さんが国連難民高等弁務官時代、事務所では汚職が蔓延っていたことが河北新報の国際面にも載っていたのを憶えている。国連職員がビザ発給を条件に、難民女性に肉体関係を迫った事件もあったはず」
さらにコメント欄で、「異教徒日本人の懐から巻き上げた“上納金”で地位を得た」とも私は書いた。「白人が意図的に「キリスト教徒」の日本人を出世させた面もあるでしょう」と言ったコメンターもいたが、事務所で汚職が蔓延ったとしたら管理能力なしである。
私はキリスト教嫌いを公言しており、ブログでは度々キリスト教徒やシンパを非難する記事を書いている。ユーリ氏は2014-04-18付の拙記事も引用しており、さぞ親キリスト派の彼女には不快な内容だったはず。元プロテスタント女性で今は棄教者のブログ「ここがヘンだよキリスト教」には、当然信者からのアラシが絶えないが、件の女性は彼らの特徴をこう言っていたのを思い出す。
「とにかく上から目線で、あれこれ指示を出し、他人のブログを仕切りたがる」
拙ブログにもそんな者が現れたし、キリスト教を棄教してもその特徴が治らない人物もいた。いみじくもユーリ氏の義母が言ったように、「クリスチャンは非常識だ」「非常識なのがクリスチャンだ」。
プロフィールにはユーリ氏が5歳(幼稚園)から23歳(大学院1年)まで音楽学校に通いピアノを習っていたことが見え、経済的には恵まれた家庭だったろう。但し、親の躾はとても厳しかったことがツィッターから伺えた。
「私なんて、親から鼻血が出るほど殴られ、家から追い出されたことなど数えきれないほど」(2012/2/24)
何処の家庭でも大なり小なり問題は抱えているが、ユーリ氏が親族への恨み言を何度も書いているのは興味深い。2016/03/20付の記事には驚愕した箇所があった。少なくとも私自身や周囲では考えられないことだったし、世の中には実に様々な家庭があると感じた。
「私の場合は逆で、「親より幸せになるなんて許せない」とさんざん言われた。だから、アルバイトをしなければ好きな本も読めず、洋服も買えなかったのだった…その挙げ句、「結婚するなら養育費を返せ」と、働いていた時の一年分の給与の預金通帳も盗まれた…繰り返すように、父の遺産の分け前は、私には一銭もない」
大のクラシックファンのユーリ氏。2016/04/01付記事では、「私の場合、ここ何年も、クラシック音楽番組以外、テレビを滅多に見ていない」とある。50過ぎても未だに I Love Rock 'n' Roll の私とは、所詮住む世界が違うのだ。住む世界が違えば、理解も難しい。赤の他人だから見解の相違があるのは当然だが、言論や思想、表現の自由に関しては相容れない人物ということだけは理解できた。
最後に私の“憶測”だが、著書やネットでの様々な発言から池内恵氏はユーリ氏のように、「一般国民としては、一次資料や直接体験に基づかない限り、自己流の安易な憶測で勝手気儘に発言しない態度が重要であろう」といった考え方はしない研究者だと見ている。少なくともキャンパス・ウォッチを創設したダニエル・パイプスほど陰険ではないと願いたい。
私が社会人になったばかりの頃、職場の上司に言われた次の言葉は今でも忘れられない。
「人は人のことを言うものだ。それをいちいち気にしていれば、何処でも勤まらない」
何時の時代も人は他人について様々に憶測する生物。憶測で書くな!と金切声をあげるよりも、人間は憶測することを前提とした上で対処した方が実際的だろう。
◆関連記事:「英語を話すサル」
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/
特に、あちらのブログ主の来仙の際の宿泊場所や、その周辺の出来事は、仙台住人といえども、あの辺りに住んでいるか、住んだことのある身でなければ、これほどの臨場感はないでしょう。ギリギリですが、シーズンの終わる前にカキコしました。エントリーについてはいずれカキコ……むのかな?
紹介された「国際戦略コラム」ですが、日月神示の言葉なるものはドン引きしました。この手のオカルト予言は苦手です。せっかく紹介して頂いたのに申し訳ありませんが、「日本の使命」のような意見も違和感を覚えました。
このブログ主の来仙の記事「5650.仙台・平泉の旅行」によれば、瑞鳳殿、青葉城はジャパン・トラベル・ガイトでもランクが低いそうですね。それも仕方ありません。仙台市民も実はあまり大したことがないと思っていますから(笑)。
仙台大観音ちかくのスーパーとは、イオン中山店なのはご存知ですよね。私行きつけの店でもあり、例のホテルも3月末だけでなく、何時も閑散としています。