トーキング・マイノリティ

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ロシア人の見た露土戦争 その三

2016-06-11 20:40:05 | 読書/小説
その一、その二の続き 戦争に関しては人道主義の見解をするファンドーリンだが、西欧人記者の前では民主主義を否定する意見を述べている。「私はそもそも、民主主義というものには反対だ。人は生まれながらに不平等であり、それはどうすることもできない。民主主義は賢い者、才能のある者、仕事の出来る者の権利を制限する。そうなれば彼らは無能で怠惰な大衆の愚かな意見に従わざるを得ない。そういった大衆のほうが、社会におい . . . 本文を読む