トーキング・マイノリティ

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ロシア人の見た露土戦争 その二

2016-06-08 21:40:02 | 読書/小説
その一の続き ロシアの義務教育ではトルストイの『戦争と平和』を読ませることが解説に載っていたが、性別による子供たちの反応の違いは興味深い。子供たちはこの分厚い本を手にし、好きな処から読もうとするが、女の子は決まって登場人物の恋愛を追い、「戦争」の描写を全て飛ばして読んでしまう。 一方、男の子は「戦争」を―戦略や部隊の動き、クトゥーゾフら歴史上の人物が出てくる箇所を喜んで読み、「平和」は飛ばして読む . . . 本文を読む