うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

週末の競馬

2006-08-03 18:49:20 | 競馬日記
ダイアナHはAlzao産駒のAngaraが勝ちました。母父Allegedが効いています。祖母の産駒にブリーダーズCクラシックのアルカングがいます。

ビングクロスビーSを勝ったのはStolen Gold産駒のPure As Gold。母父Relaunch、祖母父Our Nativeで、Raise a Nativeのクロスを持つアメリカンタイプのスピード馬です。

ゴーフォーワンドSはSpun Sugarが制し、今年GI2勝目をあげました。昨年はGIでも好走していたものの勝ち切れませんでした。血統表上はNearcoの4段付けです。

ドイツのGIバイエリシェスツフトレンネンはDashing Blade産駒のLord of Englandが勝ちました。Dashing Bladeは競走馬としてはGIを3つ勝ち、種牡馬としてはドイツで重賞勝ち馬を多数出しています。母父Los Santosは貴重なTantiemeを通るTeddy系のマイナー種牡馬です。祖母父Literat、曾祖母父Crepelloともに味があります。
祖母の産駒にLagunasがいます。

フランスの3歳牝馬限定GIアスタルテ賞はアガカーン殿下の生産馬Mandesha配合)が勝ちました。父がDanzig系Desert Style、母父がRiverman系Lahibで、極めてアガカーン的です(ブログ1ブログ2ブログ3)。母の半兄にマンハッタンHなどを勝ったManndarがいます。母父Lahibは競走馬としてはQエリザベスIISを勝った名マイラーですが、種牡馬としては愛ナショナルSのMus-Ifを出した程度でした。祖母父Diesis、曾祖母父タップオンウッドも非常に渋いです。タップオンウッドは2000ギニーを制した名マイラーであり、血統的には貴重なFair Trial系でNearco、Hyperion、Native Dancerのようなメジャーな血を持ちません。種牡馬としてもその貴重な血を伝え、エリザベス女王杯のキョウエイタップを出し、BMSとしては歴史的名マイラーのRidgewood Pearlを出しています。

2歳戦カブール賞(GII)はOut of Timeが勝ちました。祖母Miss Carinaの産駒にムーランドロンシャン賞の勝ち馬で輸入種牡馬のメンデスがいます。フランスリーディングサイアーのLinamixの父としての方が有名でしょうか。メンデスの日本での代表産駒は大井の名馬ハシルショウグン、府中牝馬Sのジャニス、NZT4歳Sのヴァイスシーダーです。すべて日本での初年度産駒です。ヴァイスシーダーは地方に転厩し、川崎記念で故障発生。1着はハシルショウグンでした。逆に、ハシルショウグンは晩年中央入りし、障害戦で故障しました。
本馬にはMiswaki2×3の強引なクロスがあります。

2歳牝馬限定戦デピュタントS(GII)はGaudeamusが勝ちました。父はフォーティナイナー産駒のDistorted Humor。フォーティナイナーは種牡馬の父として優秀です(ブログ)。祖母は名牝Konafaで、一族にはヘクタープロテクターシャンハイBosra Shamラムタラ等、活躍馬多数です。

メルドS(GIII)はGalileo産駒のHeliostaticが勝ちました。母父Erins Isleが渋いです。エリンズアイルはJCにも参戦し、9着でした(1着はスターネラ)。

2歳牝馬戦プリンセスマーガレットSはNight Shift産駒のScarlet Runnerが勝ちました。母父のPersian BoldはBold Ruler系には珍しくヨーロッパの芝向きの子を出す種牡馬でした。

さて、KジョージVI&QエリザベスDS。勝ったのはHurricane Run。ハーツクライは一度は先頭に立ったものの惜しくも3着でした。アスコットの起伏の激しいコースをこなすのは大変ということでしょう。橋口師が先着された2頭にホームなら絶対に負けないと言ったのは偽らざる気持ちでしょう(記事)。
ロンシャンの馬場はアスコットよりも速いので、ディープインパクトはもっといい勝負をしてくれると信じています。


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