「ハイトピア伊賀」で私達が集会を開くのは、初めてでした。
この場所は、2014年にこの5階で国交省近畿地方整備局主催の公聴会が開かれました。
その場で、会の代表であった畑中尚さんが、渾身の思いを込めて語った場所であります。
その言葉は、川上ダムを推進する人たちの胸にも落ちたと言われる、こころからのメッセージでした。
持ち時間終了を知らせるベルが鳴って、非情にもそのベルが弱っていた畑中さんの心臓に応えたようでした。
席に戻った直後に畑中さんはお倒れになり、そのまま救急車で岡波病院に運ばれ手術を施されましたが,
意識は戻ることなく3ヶ月後にお亡くなりになったのです。
在りし日の畑中尚さん。
本当に私達にとっては忘れられない思い出深い場所です。
はじめにビデオ「水源からのメッセージ」を見てもらって、そのあとに講師の細川ゆう子さんが、語りました。
伊賀市の水道事業計画を優しく解き明かし、問題を問題として厳しく突き止めてお話しくださいました。
テーブルの前に置かれているのは、伊賀市内の3種類の飲料水。
後で飲み比べて貰いました。
30部用意していた資料は、まるで足りなかったです。 (資料は後日アップする予定)
上野地区は伊賀市の中でいちばん人口が多いですが、川上ダム情報はまるで知らされていないとの判断で、宣伝を行って来ました。
その成果があってか、参加者のほとんどが上野地区のみなさんでした。
この事からも、ある意味成功だったと思います。
細川さんのお話が1時間あって、その後は質問やご意見が続出しました。
集会参加のみなさんの勢いは、このまま町に繰り出してデモに発展するのではないかと思うほどでした。
20代30代の若い方は、ゼロではなかったですが極小でした。
3種類の飲料水の飲み比べですが何処と何処の水かと言いますと、
一つは「大山田の井戸水」。後の二つは、いつも利き水して来た「朝古水源の水」・「上流にダムのある水源水」。
この結果ですが、断然圧倒的に 「大山田の井戸水」が美味しいという結果が出ました。
ダムがある川の水道水が旨いと応えた方も 今日は二人居られました。
したがって、いつもの利き水アンケートは次のようになって参りました。
だんだん、格差が広がってきた様に思います。
(子どもたちに飲み比べをして貰いましたが、今まで誰一人ダム水の方が美味しいとはいいません)
集会にご参加のみなさま、利き水にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
私達は、パタゴニア日本支社から助成を受けて活動を行っています。