12月 1日、日曜日の夜、世間はクリスマスに彩られはじめた憩いの時間に、わざわざ設定してきた「水道事業の説明会はありました。
伊賀市の大事な説明会ですよって 参加を呼びかけようにもお誘いしにくかったです。
だから、市庁舎の説明会などのように 市内くまなく開催して参加者数と意見の集約を行わないかぎり、意味を持つと言えないと思います。
そこが、先ず持って問題の説明会だったと つっこみします。
☆ そんな中で、市の会計監査役人が一個人として「説明の数字に問題有り」と意見されていたのがキラッと印象的でした。
★ 川上ダム建設中止及び推進の経済効果の数字に、5億円もの訂正があって驚きました(朝日新聞他 記事になっています)。
“オオサンショウウオの川上くん”が27日に作ったチラシも直せば、ダム作らぬ方が37億円の“お得”となりまして、市民は大喜び。
ダム建設した場合の数字にも、「県として責任持てない」とのコメントを頂いてますし、「あれは伊賀市独自の計算方法で 責任は取れない、と近畿地方整備局から何度も聞いた」という発言が、ありました。
★ ダムに頼らないと水は足りないとの説明も、あっけなく崩される意見が複数でました。市長は、伊賀市のダム検証委員会に出された資料を読んだとは答えられず 勉強不足が露呈しました。 実は、大変重要な資料です。
★ ダム推進の方々は「市民以外は発言するな」「終わり時間が押しているから意見いうな」、主旨とは違う治水問題をだらだら意見する人がいたり、「この説明書からよくもこれだけの反対意見が出るもんやなあ」のヤジが飛んだり、品位が問われる場面が結構ありました。
★ 市民以外で発言する方は、伊賀市のために良かれと時間を掛けて来ています。「よそ者排除は“おもてなし”に反する」と反論が出ました。
★ 推進者から 「水道部様 資料作りご苦労様でした」「市長、伊賀市発展のために よろしく頼みます」と、意味不明の発言。
★「H21,3月に、守田水源を自ら手放した伊賀市は、大きな失態であった」
★ 「放射能対策には表流水からの取水は危険です」「青山は水足りなくない」「会計検査院から川上ダムは会計と計画についてイエローカードが出ている」
★ 「市の人口予測の推計が甘い。人口問題研究所はもっと減ると発表している。」
★ 伊賀市の憲章や自治基本条例遵守による考え方で 「我が家の水田だけでも刈り入れ後の冬季湛水すれば 10hadで川上ダムの利水10分の一をカバーする」の意見は、会場内に染み渡りました。
市長は 時に渋い表情、時に推進議員と目があってニヤリとし、突っ張りの表情も時には見せ、たまにメモをしておられました。
8時45分に質問打ち切って終了。 発言者12人、そのうち9人が見直し説明あるいはダムに反対する意見でした。項目でも多かったです。
市長は、「つっこみ満載の説明会と言われても、市民が意見出したり議会が審議したりして、答えを出して行くだろう」と、終わりの挨拶。
会場を去るときに、新聞記者達に囲まれてかなりの時間質問攻めにあっていました。
ーーー ある意味 下手なお芝居見ているよりも面白い夜 でした。 参加された方々 お疲れ様でした~。
以上説明会ウオッチングでした。