伊賀南部環境衛生組合議会「全員協議会」開催ー震災瓦礫受け入れのことー

青山・名張のお母さん達からの全く急な呼びかけでしたが　傍聴してきました。（６／１１、１０：００～名張市議会特別委員会室にて）

Ａ４サイズ１０枚とＡ３サイズ１枚の「全員協議会資料」が傍聴者にも配られました。
内容は三重県の瓦礫受け入れガイドラインに沿うて各市町村に下ろしてきたものと、中部電力さんが作った放射線の基礎知識。
この資料はネットには出ないそうです。

全員協議会と言っても両市から１０人選出されて構成されています。任期は約１年。
伊賀市会議員は森岡・松村・前田・坂井の４議員（２０１２／３から）。
名張市会議員は永岡・三原・豊岡・福田・幸松・吉住の６議員（２０１２／９まで）。

伊賀南部クリーンセンターに震災瓦礫が運ばれて　他のゴミと混ぜて燃やすという懸案事項。

ひと通り説明の後に議員から質問が出ました。[ ]内はほぼ名張市長の回答
坂井議員ーー青山は「公害防止協定」を結んでいるが　これをクリアするのか？[A 安全性の説明をして行く]
三原議員ーー飛灰（燃え残りの灰）の行き先、スラグ（焼却後に出る金属）・残砂（砂を混ぜて燃やす方式の炉だから）の安全性を市民は知らない。[A　市民に理解を得たい]　（※今までの飛灰は大牟田市に処分を願っているが　震災瓦礫が混ざったら受け入れられないだろう＝＝ここに「三重中央開発（伊賀市花垣）」が待ち受けて居ることは明かされていない真実）
　瓦礫は実際減ってきているのになぜ？[A 南海トラフの懸念ある三重として　いずれお世話にならなければならなくなったときのため今できることをお手伝いする]
　４つの安全項目（１，廃棄物の安全性確保　２，住民不安の払拭　３，議会の理解を得る　４，焼却灰などの処分先は県と国で協議し確保）はクリアすること、安全神話を唱える事はダメ。
吉住議員ーー島田市の例があるが～[A アレは残念な事例、搬出県に任せきりにしない]
永岡議員ーー県のガイドラインに対するパブリックコメントは１部の人のみ。今後多くの市民の意見を収集すること。これは行政の仕事だ。市民から安全性に対する不安な要望書が出ると言うことは　市の対応が遅い証拠。
内保伊賀市長の見解は名張と同じか？[A 共通認識です]
前田議員ーー南海トラフと放射性瓦礫の事をいっしょに考えるのはいかがか？[A　確かに、ただお互い助け合うことは大事]
補正予算７０００万円の内訳は？[A 検討委員会の経費と住民説明会費用と被災地見学費用と試験焼却費用]

今後「震災瓦礫の安全説明会をして行く事」が決定して　終了でした。

傍聴にはお子さん連れの若い女性達、５０代６０代の女性達、そこに桐ヶ丘地区の役員さん・若人の男性陣もちらほら。
両市の議員さんもわずかながら来ていまして、５０人は越えていたかと思われました。

伊賀南部衛生組合はこちらですが、電話で聞くところによると　この会議は１週間前に招集の連絡が出ていてマスコミにも同じように連絡されているそうです。次回は今の所未定ですが少なくとも１週間前に開催が解る（例外あり）といいました。

帰り際　産廃問題のエキスパート・奥谷議員（奈良県山添村）と出会いましたら、今度２１日に青山で震災瓦礫のお話会に呼ばれてると言われました。詳しいことがわかったら　ここでもお知らせしたいので知っている方は当方まで情報下さるようお願いします。