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まずは国の水道事業ビジョンをご覧頂きたいと思います。
かんたんにいうと、「人口減少と災害時に備えられる事業にしなさいよ」という内容になって居ます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/topics/chiiki.html
今日、各水道事業及び水道用水供給事業(以下、「水道事業等」)においては、施設の大規模な更新が必要となる中で安全・快適な水の供給や、災害時にも安定的な給水を行うための施設水準の向上など、水道が直面する課題に適切に対処していくためには、自らの事業を取り巻く環境を総合的に分析した上で、経営戦略を策定し、それを計画的に実行していくことが求められるとともに、給水区域の住民に対して事業の安定性や持続性を示していく責任があります。
厚生労働省では、新水道ビジョンにおいて水道事業者等や都道府県の役割分担を改めて明確にし、水道事業者等の取組を推進するため、「水道事業ビジョン」の作成を推奨しています。
水道事業ビジョンの策定(改定)にあたっては、「水道事業ビジョン作成の手引き」を参考にするとともに、同手引きにおいて課題解決のための基本的な取組として、施設の再構築等を考慮した「アセットマネジメント」の実施並びに「水安全計画」及び「耐震化計画」の策定を必須事項とし、これらを戦略的アプローチとして、水道事業における体制強化を図ることとしています。
また、都道府県においては、水道事業者等が作成した水道事業ビジョンを踏まえ、広域的な観点から、都道府県単位での水道事業等を包括した「都道府県水道ビジョン」を作成することについても推奨しています。
伊賀市は漏水量が半端無く多いのです。
漏水が常時毎日3万人の使用量分もある伊賀市(7,000立法メートル/日÷230立法メートル)。
コレが災害発生した場合いったいどうなるんでしょうか?
この漏水問題を伊賀市はどう考えているのか。
平成25年度に漏水のことで質問した時に、水道部はこの様に回答しています。
飛躍的には出来ないが目標を定めて改善して行くと言う内容ですが、
果たしてどのような目標を立てていたのか?
第5回水道事業基本計画策定委員会で委員からの質問に水道部が応えて、私達は知る事になりました。
年間5~6㎞の配管替えだと水道部は応えました。
いったい何処に力を注いでいての 漏水がこういう結果になって居るのか議会は関心持ってもらいたいです。
漏水率15%はハッキリ言って恥ずかしい。
この9月議会で4人も水道問題を取り上げた一般質問の議員のうちで、漏水・耐震化に限っては中谷議員が質問に立ちました。
http://www.city.iga.lg.jp/ctg/30566/30566.html 13番めの一般質問です。
http://www.city.iga.lg.jp/ctg/Files/1/30566/attach/nakatani_1.MP3 ー16分あたりから
そこで、「伊賀市の老朽管は80㎞ある」・「平成22~27年までに30,7㎞改善している」という回答を引き出しました。
残り50㎞は今のペースで行くと10年掛かる計算です。
今は新しくてもいずれ更新対象になって将来が今よりも増えるボロボロの水道管ではないでしょうか。
耐震化率についても、三重県の平均が13%の所で伊賀市は8%という数字を示し、
「こんな事で良いと思いますか?」と水道部に問い、今年8月に閣議決定した水道事業に対する補助制度の照会をされました。
更に、水道事業を維持するための耐震化・老朽管更新の策を丁寧な説明をして行かないといけないと、水道事業策定にむけた進言を最後に言われました。
6月議会で同じく老朽管改善の質問をした市川岳人議員とは格段の深みの違いを見せた、具体的でナイスな質問だと思います。
私達は、パタゴニア日本支社から助成を受けて活動を行っています。